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2006年09月20日

堺大小路・美々卯

美々卯の本店が大阪市内となってはいますが私は堺店の方がその味を守っていると思います。建て替えられてから2回目の訪問ですがカウンター、禁煙席、喫煙可能なコーナーと区切られているので私は有り難いと思います。メニューはセット物が大幅に増え単価は結構上がっていますが、その中に私が以前要望した「活け車海老天ざる」が新しく登場しているので嬉しく思いました。勿論養殖の車海老ですがブラックタイガーを食べない人には有り難い存在であります。価格はそれなりに1890円。セット物の中に4月から11月半ばまでの限定で「にぎわいそば」がありました。お造りも付いた八寸盛りのおかずとわんこそばのような食べ放題の蕎麦とのセットで2100円はお得なメニューだと思います。私はここのつゆが大好きであります。殆ど甘さとは無縁の辛口のつゆでありますがそば湯で割って飲むとその出汁のすばらしさが窺えます。鼻に抜ける鰹の香ばしい香りは他店の追随を許しません。

蕎麦そのものは手打ちであろうが機械打ちであろうが私はあまり変わらないように思います。蕎麦自体の香り云々よりも味の決め手はつゆにあると考えます。塩だけで食べさせようとする店や水蕎麦など私は全く興味がありません。
大阪の蕎麦屋といえば殆どが素人。各地にある蕎麦道場で修行して、同じような製粉機を備え付け、量はといえば多くて5口位でなくなってしまう「チョロ蕎麦」を頑なに守っています。蕎麦道場で教えられた通りの蕎麦の打ち方、出汁の取り方で個性がありません。蕎麦という食べ物は庶民の食べ物でありそんな格好をつけて食べるものではないと考えます。東京には「中盛り」と称して恐ろしい量の蕎麦を安価で提供する鶯庵やぶ忠という蕎麦屋がありますが大阪の蕎麦屋も見習って頂きたいと考えます。

posted by: Georges : 2006年09月20日| コメント (4)

2006年08月31日

とある京都のイタリアン

vino0831-04.jpg京都と東京だけを食べ歩いているというヨイショライターのブログをご覧になっている方は大変な数だとのことですが、我がワイン大学メンバーの中にもおられます。で、先日この人のお薦めのチャイニーズに行ったのですが、かなりきつめのMSGなので私はすぐにギブアップ。ですが今日のお店は京都近郊の町で何年ものキャリアを積んできたと云うことである程度安心して行ったのですが・・・。最初の鱸のカルパッチョでいきなり感じてしまいました・・・ ここもMSG大好き調理人のようです。フランス料理店では殆ど感じないのですがイタリアンはこれを使う人が多いのではないでしょうか? 禁煙なのは有り難いですがもっと困るのは私にとってはMSG。

残念ながら評価の対象にはなりません。
ワインは上の写真の他サンタ・マッダレーナのソーヴィニョン・モック2005年。収穫としてはこのワインの新しいヴィンテージは期待以上に美味しかったと云うこと位。泡は甘い目でしつこくフリウリ2種類はまあまあ、赤はそれなりに。しかしワインの値付けはかなり高い目です。

posted by: Georges : 2006年08月31日| コメント (0)

2006年08月15日

JR高槻 エソンス・エ・グー

JR高槻北口から歩いて数分、しかし決して阪急沿線グルメではありません。阪急高槻駅からですとかなり汗をかいてしまいます。午後6時半過ぎに早めに伺いましたが既に2組のグループが食事されています。ワイン大学古株メンバーばかり総勢5名で訪れたのですが厨房は山田シェフたった一人に表は女の子一人だけ。我々と同時に別の4名が入店したので客数は14名、明らかにキャパオーバーであります。
お店は喫茶店のような雰囲気ですがテーブルクロスが敷かれたためか若干居心地は良くなったようです。このレストランにはロングスカートの美人給仕人や男前のソムリエ兄ちゃんはおりませんが美味しい物をストレートに味わえるお店として重宝しておりましたが・・・。

eseg0815-02.jpgまずはアミューズブーシュです。「鱧の炙りと鮪のタルタル」アヴォカドのムースに生の水茄子、変わった野菜に粒マスタードの取り合わせですがいつもの素材の良さが見えません。大皿に絵を描いたように見た目は綺麗かも知れませんがインパクトはありません。鱧は韓国の身の薄いお世辞にも良いとは云えぬ素材、鮪は解凍品でしょうか、ごく普通のもので感心しません。
eseg0815-03.jpg前菜は「玉蜀黍のババロワとアホブランコ、帆立のポワレと鮎のリエット」ですが、二品続いてパナシェとは考え物です。野菜のババロワは京都の有名イタリアンなどで大流行ですが私は既に飽きてしまっており全く新鮮味のないもの、皿の端っこにスプーンで押しつけたように盛られた鮎のリエットは作り方が乱雑でいつもの丁寧さがありません。帆立は思いきり塩が効いていて後程喉が渇ききりました。
eseg0815-05.jpg私ともう一人はメインに仔羊の瞬間燻製をチョイスしましたが、他の方々は「黒豚ロースのロティ」「パンタードのロティ」を選択。付け合わせは野菜を茹でてソテーしただけなので少々不満は残りますが肉の火の通しは完璧。しかしこれも塩がきついです。熱い厨房、一人で料理を作っているとどうしても塩辛くなるのでしょうね。
eseg0815-08.jpgデセールは出来たてのものが運ばれてきます。「桃のコンポートとヨーグルトのソルベ」「チョコレートのスフレ」そして私の選んだ「プラムのクラフティー」など、これだけはいつも通り旨い!

eseg0815-01.jpgワインは電話で予め冷やして頂いたのがこのシャンパーニュです。Guy Charlemagne Blanc de Blancs Brut R?serve NV メニル・シュル・オジェールのRMで泡がきめ細かく切れ味のある辛口で食前酒にはピッタリ。リストを見るとオーストラリアやカヴァそれにクレマン・ド・ブルゴーニュもありますが一部は生産者の記載がありません。ワインを注文するとセラーの中をゴソゴソ探しておられますが結局見つからずシェフが出てくる始末、これは頂けません。サービス料が付かないレストランですがワインの価格はかなり高いモノが目立ちます。普通のムニュは4400円と5500円なのでこの価格帯のワインを充実させる必要が急務であります。万を超すワインは全く必要ないと考えます。料理が安いのにワインが高くそれもなかなか出てこないのはかなりの問題であります。
eseg0815-04.jpgさて白ワインははじめに トゥーレーヌ ロルモー・デ・ドゥー・クロワ 2003 ティエリー・ビュズラと云う自然派のワイン造りでは有名なところとか・・・。しかし微炭酸で香りはよくありません。日本酒のようなワインでありこんなワインを評価する人達の気が知れません。皿出しが遅いのでワインばかり飲んでしまいますがキャパオーバー故待つ以外に方法はありません。で次に頼んだアルザスは探せど出てこないので仕方なしにシャブリを。これが全くペケなワイン、Chablis 1'er Cru Vaillon 2003 La Chablisienne ただただ甘く、酸味もフレッシュさも全くない酷いもの。そして赤はやっとまともなものが登場、Savigny-les-Beaune 1'er Cru Les Lavi?res 2000 Domaine Catherine et Claude Marechal 1980年代に設立されたドメーヌですので著しくマイナーな生産者ですがワインは大変しっかりしています。葡萄栽培はリュット・レゾネ、ワイン造りに新樽は使いません。これは旨いワインの一つであります。
ここのお店いつ行っても魚は鰆だけ、これは困ったことであります。マダムは育児休暇とのことですがスタッフは余りにも少なすぎます。フレンチなら当然予約があるはずなので夜の客は10名以下にとどめるべきでしょう。まともなワインのサービスが出来ないなら、客にワインを持ち込んで貰い、持ち込み料などもっと安くして忙しいときなどパンとリエットなどで凌いで貰うようにすれば如何でしようか? ワインリストもセラーのワインの整理も出来ていません。料理とかけ離れた価格帯のワインは排除すべきでしょう。シェフのワインの趣味は理解できますがそれを客に押しつけるのは如何なものかと思います。探せばあります、安くて美味しいワイン。カジュアルレストランならもっと違ったワインの楽しみ方があっても良さそうに思います。

posted by: Georges : 2006年08月15日| コメント (4)

2006年08月03日

京都は百万遍のとある中華

ワイン大学古株メンバー数人で、最近売り出し中のライター超お薦めの中華に行きました。このライターの食に関するレベルは先日のブログにて公開しております。大勢の料理人と親しく付き合っているように振る舞う人物が実は全くの味オンチであるということを自ら証明しているように私は感じました。ブログと言うモノ、食に関する情報は早くて有り難いと思えるものの、その著者の味覚レベルが分からないので困ります。以前友里氏にすり寄っていた京都のブロガーは最近京都に関する本を出版したかと思うとオールアバウトのライターとしてペンネームを使って記事を公開し出しました。しかし自ら悟ったのでしょうか、今まで公開していたご自分のHPを消去して新しく刷り直そうとしているのです。この人物はとある居酒屋を絶賛していましたが友里氏にぼろくそに書かれたのが原因なのか彼に見切りをつけ、とある大学教授に身を寄せ始めました。ハイハイQさんのHPでお馴染みの例の先生であります。


話が逸れましたがこの中華、私は全く評価できません。材料は何処にでもある素材ばかり、価格だけ突出したフカヒレなどは誰もこの店では頼まないはずであります。先ず豚バラと胡瓜の前菜、思い切り入れられた化学調味料で先ず舌が痺れてしまいました。私はNO・MSG派なので化学調味料は拒否反応が現れます。他の皆さんの手前、食べない訳には参りませんので渋々食しましたがとても評価できる水準ではありません。日頃祇園の名店を食べ歩いている人がこんな中華を絶賛するとは信じがたいことであります。恐らく祇園の料理も分かっていないと考えます。料理長からの説明をまともに受け、それに装飾語を鏤めてブログにしているだけなのでしょう。もちろん人それぞれ味覚は違うもの、安ければ良しとする人も大勢おられるのでそういう人達には貴重な情報かも知れません。
という訳で四条京阪まで戻り大阪から進出の川端の焼鳥屋へ。比内地鶏の胸と腿のタタキをそれぞれ一皿ずつ、青森の鴨を食し、萬膳をロックで飲みました。比内の胸はイマイチでしたが腿は本物、青森の鴨はロースでしたが時期も時期なのでこれもイマイチ。添え物のスパイスが原了郭のものだったのが救いでしょうか。まだお客の入りは疎らですが、店員の態度はあまり良くありません。焼き鳥なので苦言を呈しても仕方無いかも知れませんが喫煙者が多く早々と退散しました。
で、家に帰ってパソコンをいじっていると「ほほう!」と感心するブログがありました。この方のブログはかなり前から見させて頂いておりますが今日のはとても共感の覚えられる内容です。ワイン関係の翻訳本を見ているといつも思うことですが彼女は鋭く指摘しておられます。どこかの翻訳屋家業からワインのインポーターに変身している人など見習って欲しいと思います。

posted by: Georges : 2006年08月03日| コメント (0)

2006年07月20日

上賀茂秋山

ワイン大学メンバーのお一人Kさんからのリクエストで予約を取りましたが都合により他の方々とお初に詣でました。北山駅から北側の出口へ出て北山通りを西に歩き、有名なレストランと云われるキャピタル東洋亭の角を北へまっすぐ上がり、突き当たりを左へ行くと三叉路になりますがそのすぐ右手にあるのがこのお店です。最近見つけた「さろん木々」というHPに詳しく載っています。また関谷江里さん(直接知ってる訳ではありませんが共通する複数の知人がいます)という文春の記事を書いているライターの方も大のご贔屓のようです。女性好みのお店なんでしょうね。

akiyama720-002.jpgさてお料理ですが前菜は「鷹峯唐辛子の湯葉・雲丹鋳込み、銀餡、おろし生姜」素揚げしたた鷹峯唐辛子に入れてあるのですが女性の口には一口では入りません。女性ターゲットなら獅子唐の方が小さく食べやすいでしょう。銀餡は味付けが濃すぎるように思います。続いて椀物は「帆立貝真丈、冬瓜」で帆立の他に玉蜀黍が入っているのは少し驚きです。貝類は独特の出汁が出るのでせっかくの鰹出汁との相性が悪くなってしまいます。牡丹鱧のほうが有り難いと思います。
akiyama720-005.jpgお造りは鶏魚焼霜に鱧の落とし添え物で白バイガイと鳥貝の酢の物ですが、やはり価格との関係で鱧の質は目の前で骨切りされたのですがもう一つの出来、しかし鶏魚は美味しく頂きました。添え物はにぎやかし程度。梶の葉のあしらいが新鮮。ただクラッシュアイス製造器の音がやかましくカウンター奥の席は末席なのでしょうか?
akiyama720-007.jpg次に登場は本日出色の「冷やし炊き合わせ」です。蓋付きの冷たい器に盛られたのは焼トマト、賀茂茄子、小芋、そして玉葱で万願寺唐辛子のソースがかかっていて見た目にも美しく、食べてみるとトマトはドライトマトのように濃厚、茄子や小芋も秀逸。ソースは洋風みたいですがなかなか良くマッチしておりました。
akiyama720-009.jpgここで食事になります。土鍋で炊かれた銀しゃりの底の方はきっちりお焦げになっています。炭火のカンテキで地鶏のすき焼きが供されますがこれが火の通りが遅く別鍋でさっと煮てから出した方が無難かと思います。漬け物はあっさり目ですが小茄子のぬか漬けなどあればさらに有り難いと思います。
akiyama720-011.jpgワインはお店に用意してあった中からシャブリの2004年をチョイスしましたが抜くのには慣れておられないようで自分で開けることに・・・・。あまり好ましいインポーターではありませんがワインは質は悪くありません。綺麗な酸としっかりしたミネラル分、食事と共に楽しむに十分な辛口でありました。グラスは歪な形で一つ一つ形が違います。カウンターもよく見ると歪な形です。
akiyama720-012.jpgデザートは黒糖の葛餅。大納言小豆が旨い!

3人でワインを入れると一人5000円。若い料理人がてきぱきと料理を作ってくれるので待たされることもありませんでした。天盛りされる針生姜の形が不揃いであったり炊き合わせの玉葱が異様に大きいことなど問題点はありますが、まだまだお若いご主人のこと、今後の発展は大いに期待したいところです。

posted by: Georges : 2006年07月20日| コメント (2)

2006年07月06日

麒麟の料理会第1回

kirinjuillet.jpg麒麟という中国料理のお店、このブログでいつもご紹介しておりますが私は香港まで行かなくてもここで十分、いや香港以上に美味しい物が食べられると常々申し上げております。香港に行くための費用は馬鹿になりません。訳の分からない燃料何とかチャージとかも徴収されますし・・・空港税も恐ろしい出費ではありませんか。香港へ行くフライトとホテル代の費用を仮に5万円と安く見積もって、飲茶や本格海鮮料理を食べたらトータルの滞在費はいくらかかるか? 昔のように1香港ドルが8円や9円のときなら喜んで行くかも知れませんが今の時代いくら買い物が安いと云っても元を取るには及びません。ですからこのお店が必要だと思うのです。

ザーツァイから始まり、冷やし豆腐、ピータン、蒸し鶏、白狭海老ボイルなど前菜が出て燕の巣、上湯別添え、水餃子、鴨燻製の唐揚げ、空芯菜、茄子のピリ辛煮など頂いたあとメインとも云えるあこうの清蒸。そして特別料理の一つ東坡肉(写真)も納得の一皿でした。〆は香港焼きそばに海鮮フライ麺を完食。健啖家の集まりでした。ビールで乾杯のあと紹興酒は8年物をお願いしワインは次の通りです。

1. Sancerre Blanc 2005 Domaine Michel Thomas
2. Bourgogne 2004 Domaine Henri Felettig

月一度か2ヶ月に一度の定例会になりそうです。ご興味のある方はご遠慮なく書き込みして下さいね。他のお料理の写真は今までの麒麟の欄をご覧下さい。

posted by: Georges : 2006年07月06日| コメント (4)

2006年06月23日

麒麟

kirin0623-001.jpg昨日は祇園、今日は神戸と毎日食べ過ぎの毎日ですがもうしばらくこんな日が続くとドクターストップがかかりそうです。ワイン大学のメンバーのお一人が一日から香港に飛ばれるとのことで比較対照するための訪問です。まずは定番のザーサイとピータン、そして蒸し鶏。この鶏は毎回外せません。そして今が旬の白狭海老ボイル、一人3尾ずつでもデカいので結構食べ応えあります。で、そのあと登場したのがフカヒレ姿煮パイタンスープ。この白く濁ったスープが実に旨い! 姿?は日本風。

kirin0623-002.jpg次にスペアリブの唐揚げみたいなもの、続いて鴨燻製の唐揚げは殆どいつも食べます。
kirin0623-003.jpg野菜は空芯菜、これはとても旨い青菜の類でありお薦めです。
kirin0623-004.jpg本日のスペシャルは白菜と中国ハムの蒸し物、スープ仕立て。広東風に申し上げるとダブルスープでお腹がチャポンチャポンに・・・。

夏の到来と共に美味しさが一段とパワーアップするのが「あこう」、キジハタを普通こう呼んでいるのですが関西白身を代表する底モノであります。活きたあこうを調理することにより抜群の旨さが得られる訳です。身のプリプリ感を一度味わって頂きたいと思います。白御飯にあこうを乗せ汁をかけるといかなる釜飯の類も真っ青になることでしょう。さらに香港焼きそばと海鮮焼きそば。今日ははさすがにギブアップ。

posted by: Georges : 2006年06月23日| コメント (5)

2006年06月22日

祇園の名店その2

gionssk-001.jpg土曜日から1週間も経たないのにまた再訪です。と、ご主人「一品だけ重なりまんねん、すんまへん」と仰って頂きましたがカウンター全ての人のお料理も全てこの新しいコースで供されます。この辺は懐が深いというか、意地というか・・・。で、蓮の葉の上に盛られたのは目の前で骨切りした鱧に串打ってバーナーで炙った焼き造り、山葵、添えられるのは新レンコンと茗荷の酢の物。

gionssk-002.jpg次はオクラのすり流し椀、タネの鱸、冬瓜ですが今日は吉野葛は無し、鰹の良い香りが鼻に抜けます。
gionssk-003.jpg蒸し鮑と胡瓜、それに茄子の冷製ジュレ掛け。鮑は至って柔らかく風味は芳醇、胡瓜の食感がまた実によいコンビネーション。
gionssk-004.jpgメインとも云うべき造り盛り合わせは近海物クロマグロのとろにぎり、車海老の霜降り、そして先日よりもさらに鮮度の高い鳥貝は焼き塩に酢橘を搾って頂きます。お造り盛り合わせのあとは鮪づけにぎり、あなごにぎりとお鮨が登場。しのぎとしては量もご立派。
gionssk-006.jpgそして由良川の鮎は唐揚げにして炙ってあり頭から頂けました。
gionssk-007.jpgホワイトアスパラは同じ調理法ですがパコジェットでアイスクリーム状にしたものとボイルしたものを。
gionssk-008.jpg変わり鉢は何とフカヒレのステーキ、中華の食材が和食に取り入れられていますが何ともユニークで且つダイナミックなお料理であります。そして最後に鱧照焼の御飯とお漬け物。デザートは先日と同じスイカとマンゴーに葡萄。

ワインは
1. Sancerre 2005 Domaine Michel Thomas
2. Chateau Olivier Blanc 2001 AC Pessac-L?ognan

posted by: Georges : 2006年06月22日| コメント (2)

2006年06月18日

ビストロ・プルミエ

レストランとの付き合い方について少し。
私はほぼ毎日昼食をこのレストランで取ります。お気に入りのオリーヴオイルや玉子など持ち込み、昨日は全部活かったトビアラを持ち込みました。海老クリームコロッケを造って頂くためです。普通どんなレストランでも海老コロッケに生きた海老を使うことは先ずありません。しかし新鮮な海老はボイルしただけでも旨いですがコロッケにしても実に旨いモノなのです。プルミエのご主人鈴木氏は勝手に名付けさせて頂きましたが「スープの達人」、さらにベシャメルソースについても達人であります。
どんな料理人でも師となる指導者がおられるはず。私の場合料理人ではありませんが上柿元勝氏からいろいろ教えて頂きました。先生が一流なら弟子が一流になる可能性は高いかも知れませんが、先生が冷凍食品しか使わない人なら弟子の料理は食べなくても想像がつきます。
最近やたらと産地について拘りを持つ料理人を見掛けますが「どこそこの誰が丹誠込めて造った」と云われても不味いモノは不味い訳でこんなことをメニューに書くのは如何なものかと思います。要は能書きが無くても旨いモノは沢山あるので「あそこの店なら何を食べても旨い」と云うことが我々消費者にとっては大切であると思います。

ところで造って頂いたコロッケ、超美味であります。先程申し上げた滑らかな舌触りのベシャメルに海老とキノコだけなのですが当に絶品! 定番メニューに加えて頂きたいと思います。今の季節トビアラはそんな高い海老ではありませんが取れる場所そして鮮度など条件が揃えばことのほか有り難い食材であると私は思います。
レストランと付き合うのは小細工など必要ありません。自分が美味しいものを知っていたらその情報を素直に伝えるべきだと思います。相手に通じたらさらに美味しいものを供して頂けると私は思います。
夕食はこのコロッケに胡瓜とトマト、ワインはいつもの赤泡アッソーロ・レッジャーノ2004年、セラーから出してすぐ飲めるからと云う簡単な理由ですが何にでも合う実にお手軽なワインであります。

posted by: Georges : 2006年06月18日| コメント (0)

2006年06月17日

祇園の名店

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2006年06月01日

先斗町つか本

先斗町の路地を入ってまたその2階へ上がるという一見さんはとても行きにくい場所の割烹です。若いご主人一人でやっているホンの小さなお店ですが出てくるお料理は真心こもっています。

tsukamoto-001.jpgまずは蒸し鮑にアスパラ、コンソメジュレのように見えるものにはお酢が効いています。添えられるのは鮑の肝に雲丹を入れたソース。初めから豪華な食材の投入であります。
tsukamoto-003.jpg次に新鰯の梅煮、小芋、振り柚子
tsukamoto-004.jpgお椀は鱧葛叩き、オクラ、じゅんさい。鱧はふわっと仕上げてあり絶妙の旨さ!
tsukamoto-005.jpg凌ぎは穴子の飯蒸しに銀餡、この穴子は煮てからさっと炙ったもの口の中にとろけるとは当にこの穴子のことです。御飯には煎り胡麻と大葉が脇を固めています。
tsukamoto-006.jpgさらに揚げ茄子の煮浸し、玉味噌は山利の白味噌を使います。この山利の味噌屋の奥様はクードポールの会のメンバーであられます。
tsukamoto-007.jpg向こう付けは活けの鳥貝炙り造りと車海老霜降り、下に敷かれるのは浜防風。
tsukamoto-009.jpg焼き物はヤングコーンと鶏魚の炭火焼き。旨いの一言。
tsukamoto-010.jpgさらに油目の煎りだし
tsukamoto-011.jpg追加で子香魚の炭火焼き
tsukamoto-012.jpg御飯は友里さんがこうあって欲しいと要望されていた鯛飯。牛蒡と椎茸が複雑味を増しています。
tsukamoto-013.jpgデザートは小振りのマンゴー。ご馳走様でございます。

ワインは次の通り。
1. Vouvray P?tillant NV Domaine Vigneau-Chevreau
2. Champagne Beaumont des Cray?res Grand Rserve Brut NV
3. Chateau Malartic Lagraviere 2002 AC Pessac-L?ognan
4. Vosne-Roman?e 1'er Cru Clos des R?as Monopole Domaine Michel Gros
5. Chateau Lagrange 1991 AC Saint-Julien

宴会のあとは新町のグロッサリーさんのワインバーへ
6. Savigny-l?s-Beaune Les Lavi?res 1996 Domine Louis Jadot
7. Beaune Clos des Ursules 1999 Domine des Heritier Louis Jadot
どちらも旨い!
ちょっと飲み過ぎてしまいました。

つか本 中京区先斗町四条上ル24番路地2階 075-212-3228 要予約
ワインバー・ワイングロッサリー           075-255-0117

posted by: Georges : 2006年06月01日| コメント (0)

2006年05月04日

神戸中山手通のフレンチ

ワイン大学定例会は毎回場所をいろいろ変えて開催しています。いつもは自分で決めるのですがたまには他人の意見も聞いた方がよいので偵察に伺いました。連休のせいでしょうか店内は満席、テーブルの間隔は狭すぎでプライベートは保たれませんし、サービスされる度にグラスの位置に気を付けなければなりません。メニュは6500円からですが予め予算を伝える必要があるようです。
ワインリストを拝見するとシャンパーニュ、ブルゴーニュ赤白、ボルドー赤白にほんの少しのロワールがあるだけでコート・デュ・ローヌやルーション・ラングドックまたアルザスなども全く無視されています。

お料理が6500円からならせめて4000円台のワインをオンリストすべきだと思いますがここは最低でも5000円台後半からで、殆どが万を超えています。観光地によくあるワインリストと何ら変わりません。
で、その最低価格帯の Sancerre Blanc Domaine Pascal Jolivet をリストからオーダーしましたが在庫なしとのことで代わりに「同じ価格で」と持ってこられたのが Muscadet Louis Metaireau ですがどう考えても同じ価格帯のワインではありません。仕方なしに Bourgogne Chardonnay 2004 Henri de Villamont を選択しました。
perouges-001.jpg結論を述べますとバター、クリームたっぷりの重い料理で塩の量は半端ではありません。連休で観光客がドッと押し寄せたせいでしょうか? シェフがお疲れで自然と塩の量が増えたのだったら良いのですが最初のアミューズからして思い切り濃いお味です。使われている油の質も私には疑問であります。量は多いので茨木の人気店よりはまだ評価できてもこれだけ塩辛いと身体に良くないと思います。塩辛さのせいでしょうかワインが進みます。Ch.Meyney 1997 が有ったのが唯一の救いでしょうか、取り敢えず喉の渇きを潤すことが出来ましたが食後に水を飲まなければならなかったのはパリのリッツホテルのエスパドンの時以来実に20年ぶりの経験であります。
推薦者には申し訳ございませんが私の口には全く合いません。余程若くてフランス料理の知識が少ない方ならお好みに合うかも知れませんが、この日の客層は中年の方が殆ど、塩辛いのがお好きな人も大勢おられるのですね。
ちなみにアヴァンデセールで登場したマンゴー・プリンなるもの、塩辛さを中和するために必要でしたが何とも言えない不味さ、最後のデセールはまずまずでしたが「観光地のレストラン」と呼ばれても仕方ないお粗末さであります。ちなみに就寝後何度も起きては水を補給、歯ブラシで舌を洗浄する始末。我がワイン大学のメンバーには絶対お勧めできないレストランであります。

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2006年05月03日

綉花(しゅうか)

箕面ヴィソラの東突き当たり手前という辺鄙な場所という人通りの全くない立地条件です。あまから手帖に載ってからは結構遠くからお客さんが来るようになったみたいですがキャパの割には料理人の数が少なく時間帯をずらせて伺うのが美味しく食べられるコツでしょうか? 隣のテーブル、幼児連れの会計時のお言葉「美味しいけれど出てくるのに時間がかかりすぎる・・・」
昨日のお店とは違い盛りつけは丁寧で綺麗なだけお時間かかって当然かも知れません。私は夜でも食べられる点心中心にメニューを組むことにしています。フカヒレ餃子もお勧めですが焼売や海老餃子も香港テイストです。

chinashuka.jpg蒸し鶏は葱ソースとゴマだれの2種類のソースで供され生野菜が添えられます。また、しらさ海老を半割してガーリックソテーし食べたあとのソースにイーフー麺を絡めるというお料理もお勧めです。
ここではデザートの注文が欠かせません。何を食べても美味しいですが、揚げたての胡麻団子は黒胡麻餡が入っていて病みつきになります。杏仁豆腐も美味。

posted by: Georges : 2006年05月03日| コメント (0)| トラックバック

2006年05月02日

麒麟

知る人ぞ知る中国料理の名店。新聞雑誌の類の取材は殆ど拒否しておられるのでグルメ雑誌などには載りません。ですが雑誌で大きく取り上げられる店が果たして旨いかというと答えは大概の場合 No であります。グルメライター諸氏は絶えず新しいネタが必要であり、新しいヒーローを生み出そうと試みますがそんなに簡単には事が運ばないのが現実であります。

私は10年以上香港に通い詰めありとあらゆるお店を食べ歩きましたが、結論を申し上げると香港まで飛ばなくてもここで美味しいお料理が食べられます。お上品な盛りつけのチャイニーズではありません。豪快でボリューム満点の本格中華がお好きな方なら好みに合うはずです。
chinakirin-001.jpg前菜にピータン、蒸し鶏、水餃子そしてこの変わり豆腐の冷製。写真は前回のものをご覧頂ければ有り難いと思います。9人でこの量ですので奪い合いになることはありません。
chinakirin-004.jpg次に活け帆立貝のセロリ炒め。生きている殻付きの帆立を使っていますが敢えてそのことはメニューに書いてありません。
chinakirin-005.jpg豚のスペアリブは黒豆味噌蒸しと梅蒸しとをお願いしましたがこれは梅の方です。
chinakirin-007.jpg季節物茄子の辛味炒めはピリ辛でますます食欲が湧く不思議な野菜の料理です。
chinakirin-008.jpg燕の巣は一人前ずつ小皿でクコの実と共に供され上湯に入れて頂きます。このあと本日のメインの一つ東菠肉が登場しましたが撮影に失敗、かなり酔っ払ってきました。
chinakirin-002.jpg追加で伊勢海老の葱生姜炒めをお願いしましたが、何尾使われたか凄い量でした。で、「あこう」何と1㎏の大物です。勿論生きていてとても太っています。割烹だとこれだけで3万円位になるでしょう。
chinakirin-013.jpgこれが蒸し上げられたもので白髪葱と香菜がタップリ添えられます。このソースは白御飯にかけて食べるのが通例。お代わりが続出。
chinakirin-015.jpg〆は香港焼きそばと最後の最後に海鮮焼きそば。それにしても皆さんよくお食べになりました。帰りは阪急芦屋まで歩き腹ごなし。

posted by: Georges : 2006年05月02日| コメント (2)| トラックバック

2006年04月20日

北山まとの

北山というと祇園界隈の人は「遠いなあ」と仰いますが烏丸から地下鉄に乗ればそう遠くはありません。北山駅からタクシーでワンメーターなので是非一度足を運んでみて下さい。

まずは玉露の一服のあと先付の「筍、紋甲烏賊の木の芽和え」、次に登場したのが
matono-002.jpg「蕨、莢隠元、大徳寺麩が上に盛られた新馬鈴薯羹の胡麻掛け、振り柚子」
matono-003.jpg次は凌ぎ「天然鯛粽寿司に蒸し鮑、はじかみ」
matono-004.jpg椀物は「淡路鱧葛叩き、碓井豆腐、独活、つる菜、木の芽」
matono-005.jpg向付は虎魚の薄造りに別添えで虎魚の皮、肝、胃袋、腸をポン酢で和え浅葱を散らしたモノも出てきます。
matono-006.jpgさらに別皿で造りの第2弾鴟尾鮪に車海老の霜降りととても豪華絢爛。焚き合わせは「朝堀筍の鰹煮」に細割蕗が添えられ細削りの鰹節が天盛りされます。
matono-007.jpg焼八寸は「鱒木の芽焼き、一寸豆、蒸し雲丹、いさざ煮浸し、鯛の子煮凍り」と豪華に盛り合わせ。このあとに強肴として「焼き鴨ロースの吉野葛掛け、花山葵」さらにでてきたのが
matono-009.jpg「桜海老子持白魚かき揚げ、梅干し、こごみ、たらの芽」という天麩羅盛り合わせ。留肴は「赤貝、のれそれ、茗荷の土佐酢」さらに蒸し物の「ぐじ桜蒸し、生姜」が登場。
matono-011.jpg食事は筍と鯛の炊き込み御飯におかずとして虎魚のアラを醤油焼きで。無駄なく魚を調理していただけます。赤出汁に香の物も付きます。
matono-012.jpg最後の最後にメロンとシャーベットが。お腹一杯ですが余った御飯をおにぎりでお土産に頂戴しました。

1. Champagne Beaumont des Cray?re Blanc de Blancs Brut 1998
2. Sancerre Silex 2004 Domaine Michel Thomas
3. C?tes du Rhone 2002 Domaine Viret
4. Unpluged Riesling 2004 Tesch

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2006年03月30日

I Grilli Di Villa Thalia Sicilia IGT Rosso 2002 Calatrasi

久し振りに何の予定も入れない休日で夕方から西宮北口ヒゲマスターのお店へ。
winediary056.jpgミロシュ・マギンのショパン・エチュードを聴きながら飲んだのがこのワインです。シチリアの赤と云えばもっぱらグルフィばかり飲んでおりますがこの作り手のものは初めてであります。色は透明感のある濃い赤色を呈し香りはシチリア独特のもの、味わいは甘さと酸のバランス良くそんなに濃厚ではありません。
薩摩地鶏のタタキ(腿と胸肉の二種類が同居)や焼き鳥を食べながら飲むとグラスがすすみます。あっという間に一本空けてしまいそのあとは萬膳庵のロックで〆。
驚いたことにこのお店にスタインウェイのMを設置するそうです。お店の料理担当者が寿退社するのでマスターお一人で営業するとなると客席が多すぎるとのことでピアノのお出ましとなるそうです。

まことに申し訳ございませんが4月のワイン大学定例会ル・ポン・ド・シェルは多くの方からお申し込み頂きあっという間に満席になってしまいました。お席をご用意できなかった皆様悪しからずご了承の程お願い申し上げます。

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2006年03月24日

最近の香港事情

5月の香港ヴィネスポに行こうと香港のレストランを検索していたら香港美食探訪にたどり着きました。このページの管理人さんは現在休養中とのことですが、レストランガイドなど実にご立派だと思います。私自身パスポートにハンコが押せないほど通った香港ですが中国に返還されてからやはりかなり事情が違ってきたようです。私が通ったのは今から約23年前から12年間ほどのことです。まずは香港島側湾仔の福臨門、そして新同樂、麗晶軒、凱悦軒、さらにはまだチムシャツイの確かモディーロードにあった頃の福臨門、半島酒店のスプリングムーン同じくこのホテルの正統派フレンチのガディス、農軒、麒麟金閣、それから金巴利道に移転した福臨門など数え切れないほどのレストランを訪問してきました。後年になって夏宮、農圃、満福楼、ユンキー(金偏に庸と書く字に記)、金葉庭とだんだんと好みが変わってきました。

で、このホームページを見ると何とその半数ほどの店が現在閉店しているとのことです。いやいや実に驚きのことです。フレンチの技法を取り入れた周中氏の凱悦軒、ペニンシュラ隣の地下にあった環龍閣、大変良く繁盛していた醉湖海鮮酒家、そしてあの栄華を誇った麗晶軒まで閉店しているとのことです。もっとも麗晶軒は現在名前がYan Toh Heenと変わって同じ場所で営業しているとのことですが私にとっては大変寂しいお話しであります。
香港ヴィネスポに行く日本人ワイン関係者は大変少ないそうです。展示会に出品する余裕がない生産者、ワイン造りに専念する真面目な生産者、注文を多く抱えている人気の生産者などはまずブースを構えるはずがありません。売れないワインを山ほど抱える生産者なら豪華なブースを持つであろうと思われますが、しかし数年前の香港ヴィネスポで出会ったピカン氏の息子さんの例などもありますので「行っても何もない」ことは無いはずであります。
為替を考えたら行くか行かないかはかなり微妙ではありますが・・・

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2006年03月16日

麒麟

雑誌などの取材は全てNGのお店で、本に載らなくても旨い店は探せばあるのですね。

kirinchina-001.jpg今日は特別メニューを組んで頂きました。まずはグランド・メニューから「レンコン胡瓜のピリ辛甘酢」とピータン。
kirinchina-002.jpg次に同じくグランドメニューから蒸し鶏ですがこれまた絶品の旨さです。
kirinchina-004.jpgいつもお願いする水餃子のあとメインの一つ目板鰈のプレゼンがありましたが撮影に失敗、白狭海老のボイルに続いて出てきたのが特別メニューの「特製スープ」10種類(鹿肉、猪肉、軍鶏、貝類、アワビ数種、朝鮮人参などなど)以上の具材を二日蒸して取った上澄み。浮いているのはキヌガサタケです。
kirinchina-005.jpgそのスープを取ったあとの具材の数々。
kirinchina-006.jpgアワビは何種類もありました。
kirinchina-007.jpg今日が恐らく最後の鱈白子の麻婆豆腐風。山椒風味で旨い!
kirinchina-008.jpg次に天然の帆立貝ですがあまりに貝柱が分厚いので半分ずつを2種類の調理法で、まずはニンニク蒸し。
kirinchina-010.jpg次に残りの半分を黒豆味噌蒸しに、貝殻は大きくくぼんでいるのが天然物の証拠です。
kirinchina-009.jpg次に出てきたのが骨付き合鴨のスモークを唐揚げにしたもの。これも旨いです。そのあとが伊勢海老の葱生姜炒めですが写真は割愛しました、以前のものをご覧下さい。
kirinchina-012.jpg特別メニューの「乳腐肉」豚の三枚肉を豆腐ようを使って煮込んだもの。青梗菜が添えられますが滋味深い味です。
kirinchina-011.jpg最後はこれまた特別メニューの目板鰈の梅蒸し。海鮮チャイニーズならではの逸品です。
今日の〆は香港焼きそば。集まったメンバーはお腹一杯とか全14品に紹興酒にビール浴びる程飲んでそれで一人1万円弱のお勘定。内容からすると香港で食べる半値以下です。

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2006年03月15日

宿翁

syochu001.jpg明日は仕事がお休み、そんな一日の終わりにお気に入りのお酒を飲みながら好きなピアノ曲を聴きたい。そんなわがままを言える店を見つけるのは結構難しいと思っておりました。しかし最近はピアノの先生のお店でとぐろを巻いていることが多くなりました。

ここのマスターはこの希少な焼酎の蔵元と大変親しいそうでとっておきのこの「宿翁」をも飲ませて頂きました。日本酒で云う垂れ口でしょうけれども、アルコールが高いはずなのに意外に口の中は刺激されません。
アルトゥーロ・ベネディッティ・ミケランジェリがお亡くなりになってかなり経ちましたが今頃になってCDが売れていると聞きます。私は彼の追っかけをしておりましたが、とにかく当日キャンセルが多く実際に聴くことができたのは凡そ半分位だったように思います。CDですがドイツ・グラモフォンのは全体にミケランジェリのピアニズムを楽しむにはほど遠い録音のような気がします。ミケランジェリのピアノの音を忠実に再現しているのは大手レーベルではなくプライヴェートCDでしょう。中でも1939年から1960年代のモノこそミケランジェリの本来の演奏であると思います。

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2006年03月09日

高槻エッソンス・エ・グー

ワイン大学古株メンバーのお一人Kさんのお誕生日を祝って山田シェフが特別メニューを組んでくれました。

winediary-019amuse.jpgアミューズは「鱈白子のムニエル、聖護院蕪のスープとその葉のエミュリュション」温かいスープが胃を優しく包んでくれるようです。
winediary-020.jpg「帆立貝のポワレ、フルーツトマトとフヌイユのグラニテ、パルメザンチーズのガレット添え」プレートに絵を描いたような一皿、スプーンに盛られたトマトの甘さが印象的。ホタテの質もハイレベルで火の通し具合もグー。
winediary-021.jpg「フォアグラのソテーと筍のロティー、バルサミコソース」筍は皮付きのままロティーしたものですが、一言説明が不足していました。フランス産のフォアグラはこれでおしまいとのこと。当分の間入荷しません。
winediary-022.jpg今日最も秀逸だったのが「平鱸のポワレ、うすい豌豆とハーブのピューレ」平鱸の質とその火の通し方に最敬礼の逸品。
winediary-024.jpg「仔羊背肉のロティ、橙のクーリ、タジン風味のジュー・ダニョー」添えられるパリパリに焼いた仔羊の皮が実に旨い。勿論ここの仔羊肉は天下一品。
winediary-025.jpgワインが残っていたのでチーズを追加。私のチョイスはレ・モンドール。とろとろです。
winediary-027.jpgデセールは温かいチョコレートのスフレか苺のパンペルデュ。私は前者を選択。
winediary-031.jpg最初のシャンパーニュ
winediary-032.jpg次はアルザス
winediary-030.jpg赤ワインは
winediary-033.jpgフランス帰りのH氏のお土産はデゴルジュのあとセラーで寝かせたシャンパーニュ。

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2006年03月05日

萬膳

manzen.jpg西宮北口のTOP WINで教えてもらった芋焼酎のもう一種類がこの「萬膳」であります。詳しくないのですが仕込みに使う糀が「黒糀」が萬膳、「黄糀」を使うのが「萬膳庵」との説明をマスターから伺いました。どちらもストレートだとかなり濃厚なので水割りした物を燗して頂きます。

明石の蛸をさっと茹で刺身で頂くとき山葵醤油ならこの焼酎の燗酒が旨く、同じ蛸を最近お気に入りの塩とオリーヴオイルで頂くにはワインの方が合います。メインは鴨鍋、岩手鴨はおそらくは合鴨でしょうけど皮が柔らかく脂が実に旨いと思います。これによく合うのは水菜と意外にも春菊。鯨のハリハリと同じで脂との相性が良いようです。しかし鴨鍋、ハリハリとも有名店の鍋は醤油がきつく、濃い味苦手な私は家で作る鍋の方が余程旨いと思っております。

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2006年03月03日

ビストロ・プルミエの1000円ランチ

premier01.jpg近鉄奈良線は八戸ノ里駅南側、西友ストアの前を東へ少し歩いたところにあるビストロです。3月の1ヶ月間は6周年記念特別ランチ。表題の通り千円札一枚でこの内容というのは驚くべきC/Pであります。

まずは前菜ですがアンディーヴ、グリーンアスパラ、レタスなどの野菜にコンソメジュレのかかったパテが添えられます。
premier02.jpg次はカボチャのポタージュ。スープは日替わりでいろんな種類の野菜が登場しますが中でも秋に出てくる栗のスープは絶品!
premier03.jpgメインは魚か肉料理かどちらかを選べます。今日はサーモンと鯛のポワレ、シャンピニオンと浅蜊のソース。
premier04.jpgデセールは苺とガトーショコラに名物クレム・ブリュレ。ここのクレム・ブリュレは洋菓子専門店より旨いのです。
前菜、スープ、メインにデセール、勿論パンまたはライス、食後のコーヒーか紅茶まで付いて1000円ポッキリ。
鈴木シェフはあの福島の大西亭のご主人とロイヤルホテルで一緒に働いていたそうです。近所にお住まいの方は是非一度行ってみて下さい。

ビストロ・プルミエ東大阪市下小阪5-6-7 電話06-6727-2123 水曜定休 昼は予約不可

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2006年03月01日

萬膳庵

manzwnan.jpgこの写真は最近のお気に入り、泉さんの「TOP WIN」カウンターでの撮影です。私が思うに世間が騒いでいる「森伊蔵」などハッキリ申し上げてこの焼酎の足元にも及ばない存在です。日本酒の世界で昔「越乃寒梅」が持て囃されたと同じく焼酎では「森伊蔵」だけが特別高く取引されますね、ワインの世界も同じなのです。
日本人特有の性質「一点至上主義」とでも申し上げるのでしょうか? 韓国俳優といえば「ヨン様」、焼酎なら「森伊蔵」、赤ワインでボルドーなら「ペトリュス」ブルゴーニュなら「ロマコン」という訳です。勿論一般論ですが・・・

雑誌やテレビそして漫画まで大々的に騒ぐので一つの銘柄だけが異常な価格につり上がってしまう訳です。どうして「他人の云うこと」を鵜呑みにするのか私には理解しがたいことです。
普段はワインしか飲まない私にこの焼酎をご紹介頂いたトップウィンのマスターに感謝しております。
萬膳酒造が造る焼酎の中でもう一つの代表格は「萬膳」、焼酎に関して私は素人なのですが両者とも格別に旨い酒類であると思います。「好きこそ物の上手なれ」で焼酎に関しては堺の松仙さんが大のお薦めであります。

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2006年02月28日

ピッツェリア ベーネ・ベーネ

benebene001.jpgワイン会の古株メンバーUさんから教えて頂いたお店です。阪急御影駅から南へ広い道を下っていくと左手ににしむら珈琲の大きな店があり、その信号から山手幹線を西へ向かうと右手にあるピッツェリアです。ベーネ・ベーネは2005年の秋にオープンしたばかりの新しいお店で、薪を火力に使う本格的な釜を備えています。

まずはワインをボトルで注文したらオーナーが説明に出てこられました。私が注文したシチリアのワインはタンニンが粗いとのことで、お任せすると出てきたのがこのワインです。Norante di Santa Cristina 2004 IGT Rosso Terra Degli Osci Imbottigliato dal Viticoltore DI MAJO NORANTE ですがHPを開いてもこのワインの詳細は記されていません。輸入元の資料からイタリアはモリーゼ州カンポパッソで1800年から続く栽培農家、フィロキセラで一時栽培しなかった時期があるものの1960年見事復活を遂げ現在に至るとのこと。モンテプルチアーノとアリアニコ種の混醸ということですが詳しい解説はありません。ピッツェリアですからこの程度の味香りがあれば十分でしょう。
ピッツァは薪釜で焼き上げるのですが、一枚一枚生地から作っていくので時間がかかります。ですからアンティパストを何品か注文してワインを飲みながら待つのがよいでしょう。アンティパストはどれでも一皿480円ですが、チョロ盛りではありません。生ハムと蛍烏賊のアーリオ・オーリオが出色で、他にブロッコリーとオリーヴ盛り合わせを注文しました。全て冷たいのが欠点でしょうか、レンジで温めて頂ければ有り難いと思うのですが・・・。
benebene002.jpgお薦めはマルゲリータ日向牧場モッツァレラチーズ。もちもち感があり端っこが盛り上がったとても美味しい生地にトマトソース、チーズがタップリで底は焦げていません。
雑誌で盛んに持て囃されている明石のお店では底の焦げたヒドいモノを供され鮮度を期待した魚料理も見事に裏切られましたが、ここは遅い時間に予約もせずフラッと立ち寄っただけですが十分満足致しました。
写真は二枚目に注文したビアンカ、トマトソースのないモッツァレラとリコッタチーズだけの物です。順番的にはこちらを先に食べた方が良かったかも。

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2006年02月25日

Morgon “Chateau de Bellevue” 2003 Domaine Louis Jadot

wine386_1.gif今日は酔胡王さんと西宮北口の「Top Win」へ。お店の内容はイタリアンと云うより洋風音楽居酒屋といった趣です。ネットで見つけたお店ですが関西で「村公一」ブランドの鱸が食べられる唯一のお店とのこと。この「村公一」ブランドの鱸は尾にタッグが付いていて通常の鱸の何倍もの値段で取引され主に東京の料理屋へ送られるとのこと。
鳴門の鱸の旬は恐らく夏だと思いますが、今から楽しみにしております。日本料理の世界では鱸は夏場のものと決まっており冬場は値が付かない程安くなります。しかし日本海の鱸は冬が旬のように思います。鰹も初鰹と戻り鰹があるように鱸も捕れるところにより夏冬旨い魚であります。
さてこのお店のカウンターは全席禁煙なので非喫煙者にとっては有り難い存在で、店内はクラシック音楽が流れています。マスターは元ピアノの先生でお客さんの多くは音楽関係の方とか。
メニューから田舎風パテを初めに選んだので注文したワインがこのジャドーのモルゴン。2001年にルイ・ジャドー社が購入したシャトー・ベルヴューの畑は35ヘクタール。最近のジャドーの動向は知らされておりませんがボージョレに余程興味があるのでしょうか? シャトー・デ・ジャックを買収するだけで十分なように思いますが・・・

クリュ・ボージョレのましてやモルゴンなど長熟向きのワインです。今飲むのは勿体ないのですが騒がれている2003年なので開けて頂きました。色は綺麗な紫色を呈し香りは閉じていますがガメイ臭さはありません。味はやはりタンニンがきつく5年あるいは8年位熟成を要するでしょうね。まあこういった若いワインをガンガン空けるのが今の若い方だそうですが・・・
階下の「桜咲く頃」も同じ経営で炭焼きメニューなどの出前を取ることができるのもこの店の特徴です。飲み物は希少な焼酎有り、モルトウィスキー有り、カクテルも有りの何でも有りです。クラシック音楽愛好家で非喫煙者の方なら是非一度お出かけください。

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2006年02月13日

C?tes du Rh?ne Roche Sauve 2001 Domaine La Favette

wine-diary-088.jpg珍しくネットで見つけたお店に訪問することに。とある鱸があるとのことで伺いましたが勿論今はシーズンオフ。その代わりにプリプリの殻付き牡蠣が生で出てきました。「生牡蠣にはシャブリ」誰が云ったのか知りませんが、合わないのはシャブリだけではありません、「五郎」とかいう芋焼酎との相性も良くありませんね。しかしこの生牡蠣はとてもレベルの高い旨いもの。できればお醤油は不要でしょうと申し上げたかったのですが、初対面でいきなりは申せません。
そのあとおつまみは島らっきょうと豚頬の干物、そしてお目当てのピッツァ・マルゲリータはとても大きな迫力ある一皿。底が所々焦げていることを除けば私は好みの味であります。そしてボードのメニューから馬刺しのバラを注文しましたがなかなかの美味。薩摩地鶏のタタキも胸肉と腿と両方頂けて格安な価格設定で満足の味。今日は焼酎三昧で終わろうかと・・・。

この店のマスターは何とピアノの先生。ディヌ・リパッティとアンセルメの指揮によるシューマンのコンチェルト、リヒテルの1966年頃の実況論音のCDなど聴かせて頂き大満足。リストのロ短調ソナタを最後まで聴けなかったのが残念。しかし西宮北口にたどり着いたらやはり箕面行き最終接続便に辛うじて乗車できました。最後まで聴いていたらタクシー代が高くついたでしょうね。正解正解!
で、家に着いてとりあえず一杯だけと思って開けたのがこのワイン。裏ラベルを読むとヴィエイユ・ヴィーニュのカリニャンだけで造られているというこのワイン、12ヶ月の樽熟成ですがそんなに樽樽していません。果実味が凝縮されている割に変な甘さもありません。かなりハイレベルだと思います。Philippe Faure という人物が造るこのワイン、ボトルも重たい物を使ってますし今後期待できる生産者であると見ました。

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2006年02月09日

新町ル・ジャルダン

wine-diary-075.jpgアミューズは「ハタハタのフリット、バルサミコとコリアンダー風味」でしたが写真がもう一つなのでカット、前菜の一皿目はアワビと帆立貝の温かいサラダ、エシャロットビネガーとアワビの肝のソース

wine-diary-076.jpgフォアグラのパンケーキ焼き豆の煮込み添え
wine-diary-077.jpg金目鯛と牡蠣のブレゼ、下仁田葱のロティー添え
wine-diary-078.jpg仔羊鞍下肉のペルシヤード、タイム風味
wine-diary-079.jpgアヴァンデセールは黒糖のムース
wine-diary-080.jpg本日のデセールは数種類から選べますがマイチョイスは赤い果実のミルフィーユ
wine-diary-081.jpg飲んだシャンパーニュはパトリス・マルク、Brut NVのあとグラスで C?tes du Rhone Rouge のなんだか忘れてしまいました。このシャンパーニュ泡が殆どありません。熟成の味と云うよりリキュールによる味付け。
wine-diary-082.jpg食後の楽しみはフィロキセラで。

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2006年02月04日

麒麟

今日は英ちゃん会のメンバー6人で訪問、偶然出会った同じ英ちゃんメンバー二人追加し8人で奥のテーブルを囲みます。kirin-001.jpgまずこのピンピンしたあこうをご覧ください。瀬戸内は時化が続き殆ど魚が水揚げされないというのに、こんな見事なあこうが登場します。

kirin-003.jpgホワイトボードの今日のお薦めから蜂の巣の煮込み、ピリ辛風味。
kirin-004.jpg多い目にお願いした白狭海老のボイルは香菜、葱醤油をつけて熱々を頂きます。
kirin-005.jpgスペアリブの黒豆蒸し、通常メニューからの選択ですがこれも実に美味しい。
kirin-007.jpg冬のお薦めは何と云ってもこの殻付き牡蠣でしょう。
kirin-008.jpgこれが名物あこうの姿蒸し、香港のガルッパよりも私は旨いと思います。
kirin-009.jpg殆どの人が最後に注文するという香港焼きそば。
kirin-010.jpg海鮮焼きそばもお勧めです。

8人揃うといろいろな物が食べられます。何と16種類の料理を食べ8本の紹興酒を飲みました。まず食べた物を列記するとつまみの蜆ニンニク醤油漬けから始まり

1. ピータン 白身は透明の飴色黄身はねっとりして美味。
2. 水餃子 これも殆どの人が注文されます。
3. 蜂の巣
4. ザーサイ 比較的あっさりして辛くもありません。
5. 官燕血湯 燕の巣の中で最高級品、予約の際特別にお願いしました。
6. 白狭海老のボイル
7. ミル貝
8. 合鴨のスモーク これも特別メニュー
9. スペアリブの黒豆蒸し
10.殻付き牡蠣の蒸し物
11.伊勢海老の葱生姜炒め
12.油菜心 菜心という野菜の炒め物オイスターソース
13.あこうの姿蒸し
14.香港炒麺
15.労麺 煮込みソバ
16.海鮮焼きそば

香港まで行かなくとも旨いチャイニーズが食べられます。麒麟、凄いお店です。
Champagne Gonnet Brut
中国料理麒麟のあと阪神芦屋で下り目指したワインバー・リヴ・ゴーシュ。表の看板の明かりを頼りに訪問しましたが、素っ気なく入店拒否されてしまいました。中には数人のお客様がありましたがお店の人の態度は問題ありでしょうね。で、仕方なく引き上げ昔よく行ったザ・バーへ。地下の店内は20年前と全く変わらず、いい雰囲気が保たれています。飲んだのはこのシャンパーニュ。

posted by: Georges : 2006年02月04日

2006年02月02日

クードポール第249回ワインを楽しむ会

queuer-de-porc-001.jpgアミューズはフォアグラのフラン、ソース・ペリグールです。偶然にも先日のワイン大学と同じ。寒い日の最初の一皿は温かい料理が有り難い!

queuer-de-porc-002.jpg前菜の順番を変え、蒸しアワビのサラダを先に。とても大きな三陸産のアワビを蒸し上げ冷やしてからスライス、ソースはアワビの肝ソース。

queuer-de-porc-003.jpg次の前菜はホワイトアスパラと紋甲烏賊のソテー。ホワイトアスパラは春の季節物と思っておりましたが、もう出ているのですね。

queuer-de-porc-004.jpg魚は太刀魚のムニエル、焦がしバターでシンプルに。ガルニチュールはラタトゥイユ。太い見事な太刀魚は日本海の物でしょうね、「銀平」とまではいきませんが良質の脂がのった旨い太刀魚です。

queuer-de-porc-005.jpg今日のメインはお肉の代わりにブイヤベースです。メバル、伊勢海老、蛤、ホタテなど海の幸たっぷり。伊勢海老は一人に片身が付けられます。

queuer-de-porc-006.jpgデセールは名物タルト・タターン。


ワインは次の通りです。
1. Chablis Vieilles Vignes 2004 Domaine Vocoret et Fils
2. Champagne Henri Goutorbe Club de Viticulteurs Brut 1998 Grand Cru
3. Les Arums de Lagrange 2002 AC Bordeaux
4. Tavel 2004 Chateau de S?gri?s
5. Corton-Charlemagne 2003 Domaine Denis P?re et Fils
6. Chateau Bel Orme Tronquoy de Lalande 1975 AC Haut-M?doc
7. Brisi Vino Passito 2000 IGT Calabria Fattoria San Francesco
今日のシャンパーニュはパーフェクトの状態です。さすがはプレミアム物、泡の細かさはピカイチ! その泡がゆっくり立ち上る様は液体の濃度が高い証拠です。名前だけのプレミアムブランドが多い中、本物に出会うと嬉しくなります。シャンパーニュはきっちり造られ、第2次発酵の過程に問題がなければ必ずと言ってよい位柑橘系の香りが出ます。
タヴェル・ロゼの中で最も旨いと云って過言でないアンリ・ド・ランザック氏が造るシャトー・セグリエス。毎年信頼を裏切らない卓越したワインですがレストランではあまり見掛けません。
コルトン・シャルルマーニュの2003年は秀逸な仕上がりです。色こそ薄いですがこれは新樽を殆ど使わないので当たり前、勿論まだ固いのですが液体濃度は予想よりも高く5年先あるいは10年先が楽しみです。75年のオー・メドックはパーフェクト。30年の熟成の極みと言えるでしょう、色香り味と3拍子揃ったボルドー。最後のヴィノ・パッシートも素晴らしい状態、地葡萄品種 Greco 100%で造られる香り高い逸品。

posted by: Georges : 2006年02月02日

2006年01月19日

中国料理「麒麟」 

「麒麟」恐らく海鮮中国料理としては関西一と申し上げて良い店だと思います。この時期なのに1キロは下らない「あこう」がピチピチ跳ねながら登場、一同唖然となります。予約の際お願いしておいたのですが「まあ、無理やと思いますが・・・」とのご主人の弁に半ば諦めていたのですが実際目の前で生きた姿を拝めたので嬉しくなりました。今日はシラサエビやミル貝それとシェル付き牡蠣も入っています。ホワイトボードにはその日の献立がずらりと書き並べてあります。

で、選んだのは次の通りです。
wine-diary_031.jpeg鯛中華風刺身、
wine-diary_032.jpeg鴨ロース、
wine-diary_033.jpeg水餃子、
wine-diary_034.jpegシラサエビボイル、
wine-diary_035.jpegミル貝蒸し物、
wine-diary_036.jpeg鶏唐揚げ葱ソース
wine-diary_037.jpeg牡蠣蒸し物麒麟風、このプリプリの牡蠣が3個で何と驚きの¥750という安さです。
wine-diary-038.jpeg伊勢海老葱生姜炒め、
wine-diary_040.jpegワタリガニの春雨鍋、
wine-diary_043.jpegあこう清蒸、
他、茄子冷製、油菜心オイスターソース、雲子麻婆豆腐風、香港焼きそば、汁そば、など注文しました。6人でビール数本紹興酒8年物4本飲んで1人1万円弱という驚異的な安さです。あこうは完璧な火の通り具合ですから、香港で食べるより旨いと私は思います。シラサエビも生きたままの物を蒸すので身がプリプリの状態、さらに牡蠣は絶品の旨さ、辺鄙なところにありますが是非一度お出かけ下さ い。

>strong>中国料理「麒麟」>/strong>
 神戸市東灘区本庄町3-6-12 電話 078-412-1812
余談ですが、味付けは割りと単純なのであれこれいろいろ食べるより調理法の違いで何品か選んだ方が賢明です。しかしあの値段でこれだけの新鮮な物が食べれるのは恐らくここしかないでしょう。
一度試してみて下さい。6人か8人でなければテーブルは囲めません、強いて言えばこれが欠点でしょうか? 少人数の場合はカウンターになります。昨日は価格の高い物ばかり注文したつもりですがそれでも1人一万円以下です。

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2006年01月12日

レストラン・ミチノ

wine-diary-michino4.jpg今月いっぱいで閉店とのことですが、リニューアルの図面もできあがり2月26日新生ミチノオープン予定とのことです。さてどんな変わった店になる事やら、昔からちょいちょい利用する私としては大いに期待しております。

アミューズは温かい牡蠣のスープ、前菜に珍しい鮭児と蕪のマリネ・ディル風味、さらに次の温かい前菜はその鮭児のコロッケ、魚は甘鯛(写真の一皿)、メインは蝦夷鹿のポワレ、プレデセールのあとにチョコレートの温かいスフレと盛りだくさん。ワインは次の通りです。

1. Corton-Charlemagne 2001 Domaine Denis Pere et Fils
2. Chateau de Chelivette 1995 AC Premieres Cotes de Bordeaux

ワインはどちらも素晴らしい状態で特にコルトン・シャルルマーニュは熟成して厚みが増しさすがに特級畑の風格が出てきています。ボルドーは今からが飲み頃でしょうか、デカンタしてしばらく経った方が開いてきます。今日はワイン大学メンバーSさんのご招待でお世話になりました、ごちそうさまでございます。

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2006年01月06日

夙川アルテ・シンポジオ

0106.jpg久し振りの訪問です。S王先生が通い詰めるというイタリアン、場所はとても分かり易い阪急夙川駅の南側でグリーンの電飾看板は電車からも目立ちます。
アミューズ3種は冷製で残念ながらこの時期は少々不適切でしょうか、温かいキノコのフランなどが出てくると有り難いと思います。前菜にホッキ貝ととつか鯵のマリネ、パスタは飛ばして淡路の鱸のポワレ浅蜊のソース、シャラン産鴨胸肉のローストをサラダ仕立てにして貰い水菜と共に食しましたがこれは実に美味しい一皿でした。素材良し、火の通し方は少ししっかり目ですがほぼ完璧、添えられる水菜はシャキシャキ、さらにパルミジャーノ・レッジャーノの風味が加わり極上のサラダとなりました。

ワインは Chateau Carbonnieux Blanc 2002 AC Pessac-Leognan と Sudtiroler Lagrein Riserva Taber 2003 Cantina St. Maddalena アルト・アディジェの素晴らしいワインです。この赤ワイン、輸入元の説明によると「アルト・アディジェ D.O.C. / 赤・フルボディ、ブドウ品種 : ラグライン90 %、スキアーヴァ10 %、平均樹齢 : 40 年、作付面積 : 1.5 ha、単位収量 : 40 hl/ha、平均年間生産量 : 約 10,000 本、植樹密度 : 5,000 本/ha、醸造 : 12ヶ月アリエ産のバリックにて熟成。(新樽30 %、残り70 %が1年または2年落ち)6ヶ月ステンレスタンクにてワインを落ち着かせた後に瓶熟成へと移る」とのことですが大変濃厚な果実味があり、余剰なタンニンそして残留亜硫酸など微塵も感じません。
著名な評論家の目に留まらないこと祈るばかりです。

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2005年12月29日

Ratto Vino Dolcetto d'Ovada Le Olive 2001 とハーフサイズのRosso di Montalcino 2002 Col d'Orcia

051229.jpg午後6時の予約でしたが意外に早く着いたのは30分前の5時半、店の灯りは未だついていません。で、空堀商店街をぶらぶら歩きますが物価は驚く程高いですね。店の前に戻ったのは2分前の5時58分でしたが未だ店の看板の電灯は消されたままで、店内の照明も勿論消されたままです。「早く来ても中に入れません」ということでしょうか? 普通私は約束の時間の10分前に着くようにしていますが外で待たされた経験はありません。
ようやく店内に明かりが灯ってから入店しましたが、店内はかなり暖房がきつい目に設定されています。連れからの電話で遅れるとのことでしたのでスパークリングワイン「モンテベッロ」をボトルで頼みましたが3300円だから仕方ないのでしょうか泡は粗く味わいの軽すぎる粗末なものでした。

料理はとりあえず前菜を数皿注文しましたが「ハモンセラーノ」と書いてあったのが実は「イベリコ」とのことでお願いしたら干物みたいに乾燥したモノが出てきました。食材に詳しい料理人とはとても思えません。フォアグラはどこのかとの連れの質問に返ってきた答えは「フランス」ですとだけ、で出てきたモノは小さな「フォア・グラ・ド・カナール」質も大したことはありません。
店内が暑いため喉が渇くので赤ワインを注文しましたがこれが写真の2本です。
ドルチェットは友里さんのお嫌いな微炭酸でフルーティーなのは悪くはありませんが甘すぎます。ハーフサイズのロッソ・ディ・モンタルチーノは可もなく不可も無しと申し上げたらよいのでしょうか。
料理人が絶賛するというここのお料理ですがハッキリ申し上げてごく普通としか言えません。ワインリストに生産者の名前はなくこれではワインリストとは言われません。電話の応対からかなり期待して行ったのですが多分二度とは行かないでしょう。
フィロキセラという変わった名前のワインバーはなかなか感じの良いお店でその後イーヴァン、最後はグラスハウスで仕上げ。

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2005年12月24日

クレープ・シュゼット

1224.jpg 昼に殆ど毎日利用させて頂いているフレンチ、東大阪のビストロ・プルミエさんですがクリスマスは特別ランチということで

1.ノルウェー・サーモンのマリネとサラダ
2.カボチャと人参のポタージュ
3.鶏腿肉のブレゼか小エビ入りクリームコロッケの選択
4.クレープ・シュゼット
というメニューにコーヒーか紅茶が付いてたった¥1500という安さです。

大阪市内ですと恐らく倍はするでしょう。しかも美味しいのです。クレープ・シュゼットのクレープは3枚、バニラアイスクリーム添えでオレンジのソースも洋酒が効いてて大人の味です。
今日は時間制を押しつけて2回転3回転を計るレストランが多いと思いますが、「もてなしの心を忘れてしまっている」としか思えません。美味しい物を心ゆくまで味わって貰いたいという心のないところなど本来のレストランとは呼べないと思います。

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2005年12月22日

北山まとの

1222.jpg 祇園は乃り泉で永年修行を積まれこの地、北山で独立してから10年になる割烹まとのさん。二回目の訪問はワイン大学のメンバーとご一緒に伺いました。最近はこの北山が食通の間ではホットな場所となりつつあります。

先付:胡麻豆腐、山葵醤油、針海苔
先付:河豚煮凍り、浅葱
凌ぎ:天然鮃手鞠寿司、赤蕪、栄螺万年漬け
煮物椀:聖護院大根、鴨葛叩き、鴨つくね、玄琢葱
向付:淡路天然鯛松皮造り、車海老、しび鮪、障泥烏賊、生雲丹、土佐醤油
蒸物:甘鯛蕪蒸し、蟹、穴子、銀杏、百合根
焼八寸:鰆西京焼、梅甲州漬け、牛蒡炒り煮、丹波小豆小倉南京羹、慈姑煎餅
強肴:水菜、菠薐草、榎茸、金時人参、とんぶり白和え
揚物:伊勢海老、赤目芋、自家製ホワイトソース、抹茶塩
留肴:雲子酒蒸し、茶振り海鼠、いくら醤油漬みぞれ和え
御飯:鱧と蓮根御飯、鯛あら醤油焼き
留椀:伊勢海老赤出汁
香物:壬生菜、赤蕪、柴漬、奈良漬、塩昆布
水物:青紫蘇、丸十シャーベット、メロン

ワインは次の通り
1. Champagne Beaumont des Crayeres Fleur Blanche Blanc de Blancs Brut 1998
2. Chateau Olivier Blanc 2001 Pessac-Leognan
3. Concerto 2004 Reggiano Medici Ermete
4. Clos du Marquis 1989 Saint-Julien

地下鉄北山駅から地上に出ると雪で大幅に遅れた北8のバスが待っていました。まさに「渡りに船」で八人揃ってバスに乗り込み下緑町バス停で下車、新大宮通りを北へ凍りついた道を歩くこと3分位でしょうか、カウンターを占拠して極上の料理を楽しませて頂きました。ごちそうさまです。

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2005年12月10日

Chateau Saint-Pierre 1999 AC Pomerol

1210wine.jpg久々に先斗町つか本さんへ。路地の奥、怪しげな階段を上がるという場所なので一見さんはまず来ません。牡蠣と雲丹の柚子釜で始まり青首の鴨、松葉蟹やいろいろ食べて〆は鴨汁蕎麦。

ワインは
1. Beaumont des Crayeres Fleur Blanche Blanc de Blancs 1998 Brut
2. Chambolle-Musigny la Combe d'Orveau 2003 Domaine Anne Gros
3. Chateau Olivier 2001 AC Pessac-Leognan
4. は表題のワインです。

ボーモン・デ・クレイエールのブラン・ドゥ・ブランは最近のヘビー・ローテーション、とても気に入っております。アンヌのシャンボールは鴨との相性良かったですね。このコンブ・ドルヴォーというリューディはグラン・クリュとプルミエ・クリュにも同名のがありますが彼女の持っている部分は格付け無しの並畑。オリヴィエ・ブランも最近よく飲んでます。で最後のポムロールですが懐かしい優しい味です。ポムロールという土臭さがちゃんと残っています。最近の果汁濃縮機、思い切り新樽の濃い濃いのがポムロールと思っている人たちに飲んでいただきたいこれがポムロールの典型と言えます。葡萄品種構成はメルロー 65%/カベルネ・フラン 20%/カベルネ・ソーヴィニヨン 15% とのことです。

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2005年12月01日

割烹まとの

1201matono.gif北山通り新大宮通り上ル久我神社鳥居南側という不便な場所なのであまり知られてはいないようですが、創業十年の割烹で実に美味しいお料理が出てきました。祇園からはかなり離れていますが四条烏丸から地下鉄で北山下車3番出口北山通りの西行きへ出てタクシーに乗ればワンメーターの距離です。

先付け:汲み上げ湯葉と生雲丹
凌ぎ:鯖寿司
煮物椀:丸しんじょう 芽葱 胡麻豆腐 柚子
向付:天然平目薄造り 下ろしポン酢 鴨頭葱、こしび 山葵 醤油
焼物:まな鰹柚庵焼き 金柑蜜煮 丹後小倉南瓜かん
蒸物:蕪蒸し 若狭甘鯛、車海老、穴子、三つ葉
強肴:白和え 菠薐草、えのき、壬生菜、人参、とんぶり
揚物:伊勢海老、海老芋、車海老頭、赤万願寺、酢橘、抹茶塩
留肴:茶振り海鼠 もずく、雲子酒蒸し
御飯:こっぺ蟹とむかごご飯
留椀:伊勢海老頭
香物:柴漬、水菜、塩昆布、奈良漬、むらさき漬
水物:柿シャーベット、青紫蘇シャーベット、メロン

席に着くとすぐ供される煎茶、最後のほうじ茶の質も言うこと無し。特に素晴らしかったのは造りで日本海の平目は薄造りにしてもかなりの量があり別に添えられる鮪の腹も美味 白和えの豆腐の薫り高いこと! 揚物の海老芋は絶品!
これだけの品数で何と驚きの一万円也。祇園の半値以下ではないでしょうか? これはとても素晴らしいお店の発見です。ワイン大学のメンバーには朗報があります。メールでお尋ね下さいね!

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2005年11月24日

ワイン大学第249回高槻エッソンス・エ・グー

今日は初めて参加のお客様が6人も、その内のお2人がネットからお申し込み頂いたため大変緊張しました。ところが蓋を開けてみたら何と前に座られているメンバーと顔なじみとか。世間は広いようで狭いものです。
秋が深まってくるとどういう訳かボルドーが恋しくなります。シャンパーニュで乾杯のあと角が取れたボルドーのブラン、そして熟成の極みでしょうか、サンテミリオンのプルミエ・グラン・クリュ・クラッセの1982年を味わったあとにメドックのカベルネに移るという私の好きなスタイルで楽しんで頂きました。
ワインは食事と共に楽しむもので議論の対象にはしたくありません。美味しい食事と美味しいワインに肩書きは必要ありません。名前だけご立派なワインでもその素性が分からないものが世の中には沢山あります。数年前にワインスペクテイターで大きく取り上げられた Chateau Petrus 1982 の偽物ですが、日本では見て見ぬふりのワイン業界。「こんな話を持ち出されたら今のワインブームに水を差す」とばかりに話題にしようと思っても全て抹殺されてしまいました。

ドメーヌ・アンリ・ジャイエのワインはパリのタイユヴァンのオーナー、ジャン・クロード・ブリナに勧められ「安くて美味しいワイン」としてよく飲み、ドメーヌにも数回訪問し何度目かにやっと売って貰えました。今の異常な価格を容認するのはこの時代のことを知らない人達ばかりです。高くなれば欲しがる人が出てくるのですが、同時に忘れてはならないのが偽物の出現です。
かなり前の話ですが北新地は上通りにあったワインバーでの出来事、日本で出回りはじめたジャイエのクロ・パラントゥ、一口飲めば偽物であることは明らか! 輸入元はワイン専門ではなく香辛料を輸入していたところでした。同じ頃東京は銀座のエノテカ・ピンキオーリ、ここでもワインリストに載っていましたがワインリストに載っていた価格はヴォーヌ・ロマネのプルミエクラスでも \15,000~ \20,000 程度のものですがこちらは全く問題のない本物。ですからこの頃から偽物ワインは大量に流通しているのです。今でももちろんのこと、ですから本物のDRCを買おうと思ったらそれこそ大変な努力が必要です。ネットでも抽選でしか買えないのが本物の証拠です。
ワインというもの身の回りにこれから高値が付くワインがうようよしています。気が付かないのはその価値が分からないからなのです。大切なのは自分の味覚を自ら磨くことでしょう。そうすれば人が騒いでいても惑わされずに美味しいものを見つけることができます。

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2005年11月12日

Maurizio Pollini Piano Recital at The Symphony Hall

1112wine.jpg久々のポリーニのリサイタルです。印象に残っているのはパリのサル・プレイエルでのウィーン・フィル・アッバードとの共演以来でしょうか? そんなことはないでしょうね、サントリーホールでの何年か前の演奏会にも行ったように記憶しております。
チケットはDD-10、二階席で手の動きが見られるとても良い席ですが¥22,000-はかなりの高額。オール・ショパン・プログラムでノクターン作品15-1、同15-2、同15-3、バラード第3番作品47、ノクターン作品48-1、同48-2、スケルツォ第1番作品20 の後20分休憩後、ノクターン作品55-1、同55-2、同62-1、同62-2、ポロネーズ第5番作品44、最後にポロネーズ第6番英雄作品53という内容。ところがアンコールが凄いのです。まず前奏曲集から有名な雨だれ作品28-15のあと何とバラード第1番作品23、さらにエチュード革命作品10-12、最後に同10-4と難曲を難なく弾きこなします。アンコールの最後に10-3を弾いてくれたら観客はもっと喜んだに違いありません。

演奏自体については全盛期から比べるとかなりミスタッチが目立ちます。ペダルを多用するのも気になりますがこのあたりは年の功というか、致命的なミスをしないように演奏技術でカバーしていると言えるのでしょう。リズムについてはやはり私は理解に苦しむところが何ヶ所もありました。ですがさすが巨匠です、技術的なことより音楽性は年と共にますます冴えてきました。
問題はピアノです。中音域が全く聞こえてこないのです。これはスタインウェイ・ジャパンの恥ではないでしょうか? 低域と高域は音圧レベルが高いのですが肝心の中音域が音圧レベルが低く、ハンマーにフェルトを一枚重ねたように音がぼけてしまいます。調律についても少し疑問です。ミケランジェリのような澄んだ音ではありません。
で、リサイタルの後福島駅前の「アルベロ」へ。グラスハウスにいた川勝君のお店です。「もっともっとドラモット」のあとアンセルミそしてシチリアの赤を頂き、自家製オリーヴのマリネ、自家製ハム、牛ほほ肉の煮込みを食べる。

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2005年10月26日

池田の山手にできた蕎麦屋「玄生」

1026kuroki.jpg箕面からですと洋菓子店エピナールの前を西へ、山手に沿って池田市に入り東畑、畑、西畑を過ぎ次のバス停上渋谷の東行きバス停前南側クリスタルヴィラ荒木というマンションの一階に10月17日できたところです。北側には大きなマンションが建っています。店名は「くろき」と読むそうです。
メニューにはまず店名の「玄生」と「白生しろき」の説明書きがあり前者は蕎麦の皮ごと挽いた黒い蕎麦で、後者は実の中心部だけ粉にした白い蕎麦のいずれもざる蕎麦(冷や)で単価は900円とやや高い目です。

「鴨」は温かい蕎麦の部類に属するのですが、温かいつゆと蕎麦(ザルと同じように冷たいままで)とが別盛りで登場します。普通鴨汁蕎麦のつゆは甘い目のところが多いと思いますが、ここのは所謂普通のかけそばの出汁に鴨と焼いた葱を入れてあり辛口仕上げであります。こちらは1300円。
メニューを見ていると蕎麦だけではなくいろいろな料理もできるみたいでした。中でも焼きおにぎりは炭火焼きということですので次回挑戦してみようと思います。
店内は6人用のテーブルが三つだけで、混雑時にはやや不便でしょうか?

池田市畑3-12-1 クリスタルヴィラ荒木1階
そば玄生(くろき)
電話は未だ開通していませんが 072-742-7300 とのことです。

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2005年10月17日

ビストロ・プルミエのランチ

1017prmi.jpg 今年の春からほぼ毎日のように通っている八戸ノ里のフレンチ「ビストロ・プルミエ」、今日のメインは鮮魚のパイ包みでした。積層パイは作りづらいので練りパイと云うことですが、うまい具合に焼き上がっています。中身はコチとイトヨリの他トマトやズッキーニなどいろんな野菜もつまっています。
最近になってサイドメニューが増え選択肢が広がりました。前菜としてサラダが付いてますがこれを+500円で例えば肉のテリーヌとかベーコンと玉葱のキッシュなど本日のオードブルに変更できるようになりました。
次にスープはカボチャのポタージュの日が多いのですが、今の季節、たまに出てくる栗のポタージュは絶品です。そしてメインは魚か肉類かをチョイスできて勿論パンかライスが添えられます。
食後にはデザートの盛り合わせにコーヒーか紅茶まで付いてたったの1000円なのでこれは行かねば損でしょう。今日のデザートは葡萄とグレープフルーツにキリッシュで香りづけた物にクレム・ブリュレ。このクレム・ブリュレはとても濃厚な旨さなので病みつきになってしまいます。
グルメ本には出ないと思いますが、こんな辺鄙なところでこそできる旨安ランチではないかと思います。八戸ノ里駅から徒歩3分です。水曜定休。

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2005年10月16日

ビストロ・モーベギャルソン再訪

1016wine.jpg 東京のK氏のご招待で伺いました。
まずBruno Paillard Brut Premiere Cuveeで乾杯ですが冷えが足りません。レストランにはシャンパーニュ・ド・ジュールとしてせめて一本だけでもご用意頂けたら有り難いと思います。
昔一度このブリュノ・パイヤールを訪問したことがあります。ランスからエペルネへ向かう途中にある蔵ですが近代的というか工場設備が行き届いているといった印象で全て屋内生産していたようです。地下深いところではなかったように記憶していますが今はどうなっているのでしょうか? ここの社長は若くてとてもハンサムな紳士、ジャガーをご自分で運転して次の目的地まで送って頂いたのを覚えております。
次の白ワインは
Savigny-les-Beaune 2002 Domaine Claude Marechal
実に濃縮された味わい、しかし残念ながら若干ですが酸にキレがありません。輸送方法に問題があると考えます。
赤のチョイスは
Monthelie 1998 Domaine Arnaud Ente
このアペラシオンとしては驚異的な旨さです。濃厚な果実味、香りには既にピノの熟成した妖しいニュアンスも現れています。アフターも長くとても素晴らしいワインだと思います。

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2005年10月09日

Caveau de Chassagne 布施駅南側

1009wine.gif 以前ご紹介申し上げたバルですが、夜の訪問は初めてです。お店はご主人一人っきりなのでお客さんが重なるとパニックになります。
席に着くと自家製パンにバターそしてつまみにサンマのマリネが出てきます。ワインはグラスで400円から、ちなみにこの価格の白はソアーヴェでしたがそれなりでした。500円になるとコスティエー・ド・ニームのブランで香りの割には綺麗な辛口、700円だとブルゴーニュのサン・ヴェランになります。グラスよりも250ccのデカンタ、さらに500ccのデカンタの方がお得な価格になります。勿論ボトル売りもありますが、いろいろ試してみてからの方がよいと思います。
自家製ソーモン・フュメは玉葱のスライスにケイパーが添えられ旨い! 500円。茸のマリネは350円。エスカルゴのブルゴーニュ風は4個で500円。
エスカルゴに合わせるのはやはりブルゴーニュの赤でしょう。出水商事の輸入する Bourgogne 2002 Cave des Vignerons de Buxy は葡萄のアロマが心地よくスッキリ軽い目の味わい。
でここで是非とも食べて頂きたいのは「作りたてのソルベ」300円。「ほんまかいな・・・・?」と思いつつ注文すると、怪しげな機械「パコ・ジェット」が動き出します、待つ事2,3分でしょうか驚くほどクリーミーな無花果のソルベが出来上がりました。調べてみると定価で35万円ほどもするこの厨房機器。家庭では高くて買えませんが、ここのお店で食べればたったの300円で味わうことが出来ます。

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2005年09月18日

麒麟 

国道2号線赤い鳥居の信号機を南へ初めての角を西へ入ったところにポツンとある中国料理のお店です。週末や祝日などは大変混み合うため夜は早い時間と7時半からの2部に分けて営業しています。
まず予約の時にお願いした見事な「あこう」が生きたまま登場。大きさもまずまず、ピンピンしています。ホワイトボードにはその日のメニューが書いてありますが、鯛の中華風刺身はファイファンで出てくるタイプのもの、茄子の冷製や変わり豆腐の炒め物、一般メニューからピータン、クラゲ、蒸し鶏の冷製、水餃子などいろいろ頼みましたがボリューム満点で美味しさも格別です。フカヒレ入りスープも中々の出来で、鶏腿を一枚丸ごと揚げたものなど出てくるもの全てに大満足です。
やはり圧巻はあこうです。見事に蒸し上げられたものに香菜や白ネギをまぶし、オリジナルのタレを絡めてあるのですがあこうの身は勿論のこと、このタレを白ご飯にかけて食べると「ゥ、旨い」の一言。
注文の際気を付けねばならないことは追加注文を受け付けないことです。あとのご飯ものや麺類は追加できますがメインとなる料理は追加できないシステムです。
中国によく行かれるK氏が「五粮液」という中国酒を持参いただき特別に持ち込みで飲ませていただきましたが、これが食事にピッタリよく合いました。
驚きはこれだけ食べてビールに紹興酒一本飲んで何と一人1万円を遙かに下回るお値段です。香港まで行かなくても十分満足のお店を発見しました。

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2005年09月14日

リストランティーノ・UZU JR六甲道

未だオープンして2ヶ月ほどのお店です。南のル・ヴァンサンクでソムリエールとして活躍されていた方がご結婚されご主人と共に開いたリストランティーノ・UZU。イタリアンとフレンチの融合でしょうか? ランチ

メニューは次の通りです。
【Pastaコース】 前菜、パスタ、cafe or tea、パン、デザート 1,500円
【Secondoコース】前菜、肉料理 or 魚料理、cafe or tea、パン、デザート 2,000円
【UZUコース】 前菜、パスタ、肉料理 or 魚料理、cafe or tea、パン、デザート 2,600円

私はラタトゥイユに半熟のポーチドエッグ、パルミジャーノを振りかけた前菜に鱸のポワレがメイン、そしてデセールは青リンゴのソルベにクラシックショコラ、最後にコーヒー紅茶エスプレッソが選べるセコンドコースを選択しましたが、結構お腹一杯になりました。
住宅地にポツンとあるお店ですが、駅から近いので今後の活躍が期待できそうな立地条件です。

リストランティーノ・UZU JR六甲道
灘区深田町3-1-29 電話078-843-7633 定休は毎週月曜と第3火曜日 国道2号線徳井町交差点から西へ桜口2丁目交差点を北へ150メートル程上がった左側、手前左手にコインパーキングがあります。

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2005年09月13日

夕凪橋 多古安

大阪の河豚と言えば老舗のこの店を推薦します。天然トラフグは当たり前、シーズンともなれば実に大きな河豚を食べることが出来ます。8キロ程の河豚の上身をそぎ切りにしてしゃぶしゃぶで食べることが出来るのは恐らくここ以外にはないと思います。
さて今日は鱧、と言っても韓国産でもないし沼島産でもありません。長崎は枇杷で知られる茂木で水揚げされる鱧を使います。10月1日南風泊のセリが始まると共に河豚の季節の到来ですがそれまではこの鱧がメインなのです。
まずは先付けに鱧の南蛮漬け。続いて「落とし」はとても綺麗な真っ赤の梅肉をつけて頂きます。これらの鱧は小振りな大きさですが次の「焼き鱧」はとてもデカいビッグサイズ。こんなに大きなモノには滅多に出会いません。さらに鱧骨や頭からとった濃厚な出汁に山芋のすり下ろしと共に蒸す「蒸し鱧」はここならではの味。そして天麩羅も独特の食感でいくらでも食べられそうです。さらに鱧鍋は鱧出汁に笹掻き牛蒡と豆腐、三つ葉だけで玉葱を入れない独自の鍋は辛口に仕上げてあり鱧は出汁をくぐらすだけのしゃぶしゃぶで頂きます。最後に鍋出汁で雑炊。
鱧のフルコースを堪能しました。

ワインは次の通り。
1. Cremant de Bourgogne Cuvee Jeanne Thomas
2. Chateau de Rochemorin 2003 AC Pessac-Leognan
3. Meursault 2002 Domaine Arnaud Ente
4. Chateau Le Conseiller 2003 AC Bordeaux Superieur

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2005年09月01日

すし処和屋

英ちゃん冨久鮨で確か10年ほど修行を積んだ朝田和夫氏が独立して日本橋の外れに小さな店を出したのがもう何年も前のことになります。お客さんが入りきれないほど賑わっておりましたが、二年ほど前でしょうか現在の道頓堀に移転してきました。一見入りにくい店構えですが中は明るくアットホームな雰囲気です。
まず目についたのが天然の河豚。まだ600グラムほどの大きさですが歯ごたえは十分、噛めば噛むほど海老や蟹の味がします。皮や身皮の湯引きもコリコリとして美味しいです。南風泊はまだ解禁前なので名古屋沖か瀬戸内でしょうか?
次にお勧め頂いた「鰆のたたき」は脂がのっていてとても鰆とは思えない味です。表面は炙ってあるのですが中は生なのですが鮮度がよいので鰆も生で食べると美味しいことが判りました。
同伴者が日本酒を飲むので付き合いましたが数種類飲んだ冷酒はいずれも私には甘く感じられあまり合わないようです。

すし処和屋
中央区道頓堀1-5-7 電話06-6211-1757 定休日月曜 要予約

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2005年08月25日

レストラン・エソンス・エ・グー

JR高槻から西武高槻方面(北へ)大きな鳥居の信号、天神交差点を西へ曲がってすぐ左手のフレンチです。
関東のフレンチで鍛え上げられただけにメニューの構成、ソース、盛り付け、素材さらにその火の通し方に至るまで完璧を追求しておられます。例えばオマールの前菜などアヴォカドのムースにカレー風味の茄子、そしてアクセントの食感にクルトンを使うなど関西フレンチにはまず見かけない工夫がしっかりとアレンジされています。さらに仔羊の岩塩包みなどこれこそ「ロゼ色」というとても綺麗な色に仕上げ驚くほどの柔らかさはまるで真空調理したみたいな完璧な火の入れ方です。
若いご主人ですが料理の腕は関西随一と云っても過言ではないでしょう。大阪駅から新快速など利用すればそんなに時間が掛かりませんので(20分位)是非ディナーに予約してお出かけ下さい。手頃なランチも地元の人達に好評ですが、ここは本格フレンチをワインと共に楽しむレストランです。ディナータイムに行かれることを是非お勧め致します。

さてアヴォカドについて一言。いろいろなグルメサイトでこの食品に対する間違った呼び方をよく見かけます。殆どの方が「アボガド」と呼んでおられますが正確には「アヴォカド」であります。世界中には約700種類あると云われ日本に入ってくる物は「ハス」という品種が殆どであります。他に「ベーコン」や「リード」という品種もあるので面白いですね。

レストラン・エソンス・エ・グー
高槻市天神町1-3-19 電話072-685-0313 毎週水曜定休 要予約

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2005年08月22日

ビストロ・モーベギャルソン

南のど真ん中道頓堀に面するフレンチ。ネットで見つけたのですが恐ろしい程お安いリーズナブルなビストロです。5000円ぽっきりのお任せをお願いしましたが次のようなお料理が登場しました。

●アミューズ:
黒豚のリエット、グジェール、種付きオリーヴとケイパー
●冷たい前菜:
河内鴨のカルパッチョ・牡蠣醤油のヌーベ添え、テリーヌ・ド・カンパーニュ、蛸と茗荷のカルパッチョ、フォアグラと仔牛のパテ
●温かい前菜:
ラングスティーヌのパートカダイフ包み焼き、フォアグラの西京味噌漬け、罌粟の実風味冬瓜添え
●スープ:
ガスパチョ、トマトのジュレ、トマトのマリネの三層
●魚料理:
イトヨリの鱗仕立て、玉造白瓜のサラダ、ジュ・ド・ムール
●肉料理:
仔鴨胸肉のステーキと同腿肉のコンフィ
●デセール:
クレム・ブリュレ、和三盆のアイスクリーム、桃のコンポート
●プティ・フール:
ガトー・ショコラ、フィナンシェ、パン・デビス、ガナッシュ

これらの他食後にコーヒーか紅茶のサービスがあります。これは超お得なビストロです! 驚きのコスト・パフォーマンス!

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2005年08月20日

Bistro さか 祇園/富永町

ネットで見つけたお店です。A la cuisine! で検索したら出てくると思いますが「京都口コミ食べ歩き情報」というサイトの「食べ歩き情報掲示板」http://www2.ezbbs.net/12/salut/ にて管理者ご本人のお薦めとして載っていました。
カウンター席とテーブル席がありキャパは30人程でしょうか、メニューを見るとまず食前酒とワインリスト、後半にやっとディナーコースの説明があります。ですから「飲んで食べて下さい」という形式のお店でしょう。黒板に今日のお薦めメニューが魚介とお肉系がそれぞれ分けて書かれています。黒板メニューから選ぶコースが ¥8400 ¥10500 、それにパスタとデザート、コーヒーまで付いたディナーコースというのが別に3種類(一番高いので ¥12600)となっていますが黒板コースを選択。
アミューズの蛸のトマト煮から始まり鯛のカルパッチョ、湖北ウナギのパリパリ焼き、やっこねぎのレモンソース添え、蛸のしゃぶしゃぶ風、真魚鰹のピリ辛、とろ鮪の炙り、メインのあわびのステーキ、カリカリ生ハム入り肝ソースなど次から次へ出てくるのですがどのお皿もビックリの美味しさです。
ワインはお店のリストから Champagne AR Lenoble Brut Reserve NV とシチリアのネロ・ダーヴォラ、DON ANTONIO 2001 /MORGANTE食事との調和もバッチリです。

Bistro さか 祇園/富永町
東山区縄手通り四条北へ 一筋目東へ(右へ)100M南側
  (蕎麦屋おかるのビルの2階)075-525-8454
  日曜日定休 営業は夜のみで18:00~AM3:00

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2005年08月03日

綉花

明日がお休みなので近所のチャイニーズ綉花へ。雑誌「あまから手帖」最新号に載ったので夜のコースメニュー(¥5000)の内容が充実しています。一通り注文したあとで気付いたので次回来るときはこのコースメニューを注文しようと思います。
香港行きを計画したのですが余りにも余計な出費を強いられるようなので断念。石油の価格急騰に付き燃料費を出せと云うのは合点がいかない。円高の時石油が安くなったので浮いた燃料費を返金して貰った思い出などは全くありません。1香港ドルは14円程度なので悪くはない範囲ですが一時の10円を割ったときは嬉しかったですねえ。16円を超えるとメリットは全くなくなります。
さてお料理ですが絹笠茸の蟹あんかけは料理自体は結構美味しいと思います、しかし肝心の絹笠茸はもっと長い大きな物を使って頂きたいと思います。わいんはめいんに「イ・マッシ」イル・コロンバイオ・ディ・チェンチオの自信作です。

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2005年07月23日

ビストロ・プルミエ

土曜日は淡路島から魚屋さんが来る日です。今日は活きの良い天然の車海老をゲット、いつものフレンチに持参しました。
ここのシェフは福島で大ブレイクの大西シェフと同期とのこと、私の好まない中之島ホテル出身ですが私はこの鈴木さんをスープの達人と勝手に名付けています。

迷惑でしょうが材料持ち込みのランチで出てきたのはガスパチョに浮かんだポッシェした車海老。その前に冷たいカボチャのスープそしてその前にはホワイトトマトとかグリーントマトのサラダが付きます。さらにデザートは旬の桃に殆ど真っ赤に近いパンプルムースに桃のソルベ、最後に紅茶まで付いて1000円という安さ。
ガスパチョはここの名物と云っても過言ではありません。フルーツトマトのガスパチョに慣れた人には向きませんが、トマト本来の味を知っている人には是非とものお薦めです。
レストランの味は変わっていくものなのです。初めは旨くても流行るに従い不味くなる店が多いのも事実です。しかし最初は大したこと無い店でも努力次第で味は進歩します。私は自分の回れる範囲の店を美味しくするため努力したいと考えます。ここのお店の夜のメニューは2500円のコースからという格安な設定です。安くても美味しいワインを合わせて「究極の安旨ワイン会」を企画しようと思います。ご興味のある方は是非メール下さい。

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2005年07月17日

Castelmaure Corbieres Grande Cuvee 2003

11360 Embres-et-Castelmaure という地がある位ですからこのメーカーはかなり大規模なのでしょう。コルビエールは1951年にVDQSに、その後1985年にACに昇格した比較的新しい原産地ですが赤ワイン用にはカリニャン、グルナッシュ・ノワール、シラー、サンソーそしてムールヴェドルの品種使用が認められています。

色はかなり濃いめの暗赤色、香りは南の香りですね。シラーのアロマは割に好みですがカリニャンが多いと何か安物臭く感じてしまうのは私だけでしょうか? なんだか薬草酒みたいな感じで少し抵抗があります。口に含むとやはり?という感じですが「南のワインにはニンニク」ということで4-Aのラム芯をニンニクのスライスと共に頂くと俄然とワインの味が変わってきました。薬草風味が消え葡萄のアロマが蘇り実に美味しく飲めるようになるのは不思議な話ですが本当のことです。
鞍下を好んで食べておりましたが医師から中性脂肪の多さを指摘され部位を変えなければなりません。ラム芯は赤身ですが細かいサシが適度に入り実に美味しいところです。ただ普通の肉屋さんに頼んでもこの部位だけ買うことはまず不可能でしょう。柔らかい赤身ですが旨味もたっぷり。
ワイン大学の古株メンバーにビストロ・プルミエを紹介しましたが高い評価を頂きました。サラダ、スープにメイン料理、デザートにコーヒーまで付いて1000円の安さです。私はすぐ近くなので毎日行くことが出来ますが遠方より来られても決して損はありません。

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2005年07月15日

Tavel Rose 2003 Chateau de Segries

コート・デュ・ローヌはタヴェルの地でアンリ・ド・ランザック氏が造る綺麗な色のロゼ。葡萄品種はグルナッシュ・ノワール、サンソー、シラー、クレーレットですが輝きのあるとても美しい色です。香りは葡萄ジュースそのもの甘い香りなのですが、味はキリッと締まった辛口です。大人のワインですね、タヴェルを代表する辛口ロゼと云っても過言ではありません。
近所の綉花でピータン、クラゲと胡瓜(この胡瓜はお願いして添えて貰いましたがとても旨い)、蒸し鶏、小龍包、焼売、四川麻婆豆腐に締めは汁ソバ。
場所が悪いのであまりお客さんは多くありませんが、料理は全て本格派です。香港まで行かなくてもここで納得の飲茶を味わうことが出来ます。
欲を言えばフカヒレメニューの充実、清蒸紅班などの海鮮料理、竹笙(きぬがさたけ)や中国野菜のメニューなどあったらいいなと思います。

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2005年06月30日

Wachauer Gruner Veltliner Smaragd 2003 Polz

オーストリアのニーダーエステルライヒ地方ヴァッハウ地区、ヴァイングート・ポルツの造るグリュナー・ヴェルトリナー種のスマラクト(シュペートレーゼの感覚?)
今日は近所の綉花でチャイニーズを。飲茶や前菜にこのワインはよく合います。オーストリアのワインは高価なモノが目立ちますが、そんなに高いワインを飲まなくても十分美味しい物があります。
今日は近所の綉花でチャイニーズを。飲茶や前菜にこのワインはよく合います。オーストリアのワインは高価なモノが目立ちますが、そんなに高いワインを飲まなくても十分美味しい物があります。辛口ながらミネラリーで例えば普通ワインには合わないピータンなどにも不思議なことに合います。

綉花の前菜は本当に秀逸です。ピータン、蒸し鶏、クラゲのどれをとっても味は超本格派。化学調味料は使っていないのであっさりしていますが素材の良さがよく解ります。麻婆豆腐も程良い辛さで私には有り難い味付けです。私は唐辛子の辛さに大変弱く、顔面から滝のような汗が流れてしまい、翌日朝のトイレも大変なことになってしまいます。ですから四川料理などは全くダメです。

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2005年06月16日

Lopez Panach Tempranillo 2002 Vino de la Tierra de Castilla

最近のスペインワインには驚きの連続です。かなり濃い紫がかった深い赤色を呈しています。香りは果実の風味と上質の樽を感じます。味は現代風というか果実味重視ですが樽もそこそこ効いて一般にはとても好感を持たれるはずです。
夕方は近所のチャイニーズ「綉花」で飲茶。ここの飲茶は本格的です。海老餃子、小龍包、叉焼包などの他デザートの胡麻団子も超本格派でお薦めです。フライ麺にあんかけの焼きそばも化学調味料を使っていないので舌に残りません。

綉花(しゅうか)箕面市西宿1-18-16 電話072-727-7678 火曜定休(祝日なら翌日)新御堂からヴィソラの角を東へ、突き当たる手前の右側(駐車場あり) かなり分かり難い外装です。

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2005年06月02日

el Bau Decoration 豊中岡町駅前

名前からスペイン料理の店だと思いましたが、イタリア料理のお店でした。\2100~のランチメニューがあります。前菜はよこわのタタキ風香草のサラダ仕立て、パスタはアオリイカと絹さやのスパゲティ、エクストラヴァージン仕上げ、メインはお肉にすると\280アップで仔牛のタリアータ、魚はイサキのポワレでお肉を選択。デザートはチョコレートのタルトとアイスクリームに飲み物が付きます。グラスの白(600円)はテレザ・ライツのレ・マルスーレ2003年のピノ・グリージョで別の白として2杯目はMASIの…名前は失念、こちらの方はグラスも大きく香りも楽しめました(700円) 前菜の盛りつけは最近流行りの本格派、スパゲティはエクストラ・ヴァージンの薫り高くオリーヴオイル好きには堪らない一皿。メインに添えられる野菜の甘いことこの上なし、デザートのチョコレートは少し重すぎましたが価格から考慮してもかなりの濃い内容に満足です。

しかし常連さんでしょうか? 店内で携帯電話で喋るし、着信音は大きな音で響かせるなどお行儀が悪いにもほどがあります。傍若無人な態度は不愉快にしか思えません。
帰りがけにシェフと少々お話しをしましたが、ご近所の笠井シェフとか道野さんも知り合いとのこと。駅前なので比較的行きやすいと思います。

エル バウ デコラシオン 豊中市岡町南1-1-22 YABEビル1階 早い話が池田方面に向かって左手駅前南側、すぐ分かります。
電話 06-6857-2772 火曜定休 

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2005年04月24日

やはり英ちゃんは偉大です!

最近は近場の割烹を贔屓にしておりましたが、やはり魚の質が違います。何がどう違うのかと良く尋ねられますが、比べて頂くとはっきり違いが分かります。
まず鯛ですが、鮮度は両店とも抜群です。大きさも似たり寄ったりですが舌触りが違います。英ちゃんのは甘みがあるのに舌触りはつるつるしています。近場の割烹は少々ざらつきがあるように感じましたがこのほんの少々の違いで値段が倍くらいになることを覚悟しなければなりません。天然の魚を永年食べ慣れてきた人にしか分からないとは思いますが出所の違いで鯛の値段はかなり違うのです。
次に鰹。英ちゃんの焼き方は見事と言うほか表現出来ません。皮のストライプを綺麗に残しながら表面だけを炙ってありますがこの炙り方が実に丁寧なのです。鮮度は鰹の場合断然英ちゃんの方に分があります。このたたきを食べるとわざわざ高知まで出掛ける必要を感じなくなるはずです。
一番の驚きは「新この子」です。いわゆる「バチ子」なのですが半生状態でそのまま炙らず食べるのですが、まさに珍味中の珍味でしょう。とにかく旨いの一言ですが後で聞いたお話し、これ一枚で何と \8,000 以上するとの事。シャンパーニュと合わせましたが相性は良い方だったと思います。

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2005年04月23日

Bistro Premier ビストロ・プルミエ

東大阪は八戸ノ里駅南側西友ストア前から逆一方通行東へ歩いて2分ほどの南側、手前北側の万台百貨店を超えた所にあるフレンチです。先月で5年目を迎えました。シェフ鈴木晶史さんはTEC日調で料理の基礎を学んだ後にロイヤルホテルで修行、シャンボール等で腕を磨いたのは福島の大西亭のご主人と同じだそうです。
私はこの一年ほどは昼食にうどんか蕎麦を食べ歩いてきましたが、体重が微増微減と云ったところでなかなか減りません。しかし最近このビストロに通うようになり体重減につながりました。蕎麦屋さんで釜飯+うどんでは炭水化物ばかりの摂取になりますが、ここのフレンチではバランス良く摂取出来るのだからではないでしょうか。
①葉野菜に人参のジュリエンヌや紫玉葱のスライス、プチトマトのサラダ ②本日のスープ(カボチャや人参のポタージュやミネストローネの時もあります)③魚または肉料理もしくはパスタの3種類からメインを選べます ④デザートの盛り合わせ(ガトーショコラにアイスクリーム、ゴマのブランマンジェに苺など)⑤コーヒーか紅茶 勿論パンかご飯も付いて驚きの \1,000 です。今日のメインは牛肉のポトフ、人参ジャガイモもタップリでマスタードが添えられます。もしくはとてもビッグな海老クリームコロッケ。グラスワインは400円です。
大阪市内から少し離れるだけでこんなに安くて内容の濃いお食事処があるとは、はっきり申し上げて一番の穴場です。

東大阪市下小阪5-6-7 電話06-6727-2123 水曜定休 
Dejeuner 11:30~14:00 土日祝は12:00~14:00
Diner 17:30~22:00

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2005年04月21日

3回目の東豊中の割烹

休日近場を自転車で散策していたら箕面茶寮の東側の池の畔に白い幟を発見、近づいてみると「古式泉流手打ち蕎麦、ツァーコンダクターの店」と書いてあります。普通の家ですが暖簾が掛かっているので入ってみました。お家の中には世界各国の美術館の本がずらりと並んでいます。かなり年代物のアップライトピアノも鎮座している応接間にテーブルが置かれていてそこで蕎麦を頂きます。先ず生山葵が出てきますがおろし金は鮫皮の長次郎です。せいろは2段に盛られそこそこ量はあります。蕎麦自体は100%蕎麦粉とのことで短めです。好みで云うともう少し粗挽きの方が嬉しいのですが・・・ 旅行好きの方ならお話しが合うかも知れません。

ライラック蕎麦・石丸2-9-16 水曜休 12時~16時の営業

夕方一番に来店、タネケースに前回よりもでかい蛤を発見、焼いて頂きます。造りはこれまたデカい生きた鳥貝、そして関鯵、鰹、さらに目板鰈は水槽の泳がしで中骨は唐揚げにしてもらえます。今日は芸能人の方が隣に座られました。ヤマハのスポーツジムでご一緒した方でした。

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2005年04月16日

八戸ノ里のフレンチ「ビストロ・プルミエ」

3月末まではオードブル、スープ、メインの皿、デザート盛り合わせ、最後にコーヒーか紅茶が付いて\1,000という格安ランチ(3周年記念セール価格)を提供していましたが、その月の後半からお客さんがドッと来るようになり4月になったらどうするのかな?と思っていたら今月からオードブルの代わりに野菜サラダとなりましたが3月と殆ど同じランチを続行しておられます。
メインは魚かお肉となりますが、ある日のお魚は「白身魚とマカロニのグラタン」赤ピーマンがアクセントになっていて結構美味しいですしボリュームもあります。お肉は豚の煮込み筍添え、付け合わせにドフィノワがある時は嬉しくなりますがバターライスの時はちょっと辛いです。
デセールは胡麻のブランマンジェにアイスクリーム、それに苺という組み合わせが多いのですが、たまに出てくるクレム・ブリュレは濃厚でとても美味!
最初のサラダですが、カリカリのベーコンや生ハム一スライス添えるだけでかなり違うように思うのですが・・・それとドレッシングはとろみのない物、出来ればフレッシュのエクストラヴァージンとバルサミコでお願い出来ればなあ・・・と期待しております。
しかし最近はかなりお客さんの数が増え、並ばねばならない位に人気が出てきたみたいです。すぐ近くにある「ひょうたん鮨」は予約で二年先まで一杯という状況。はっきり申し上げてそんな値打ちのある寿司屋ではございません。堺のおでん屋の真似をしているだけです。

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2005年04月15日

東豊中の割烹

ワイン大学メンバー3人でカウンターの真ん中を占拠。タネケースの中には見事な短冊が並んでいます。突き出しの後に刺身盛り合わせをお願いしましたが、烏賊海胆(生海胆を剣先烏賊の糸造りで巻いてあります)、関鯵、桜鯛、生鳥貝などの豪華盛り合わせです。鱧葱巻き揚げはこの時期としては大変大きな韓国産の鱧を目の前で骨切りして葱を芯にして巻き衣を付けて揚げます。抹茶塩を添えられましたが何も付けずレモンも搾らず頂きました。ウーン、旨い! でも旨い物は次々に登場します。房総半島からの見事な蛤、焼き蛤でこんなにでかいのは正直初めてです。さらにサザエの壺焼きは普通醤油辛いのが多いのですがここでは鶉玉子を使いマイルドに仕上げてあります。
桜鯛は徳島沖の2キロを超える大きな物で中骨を焼いて頂きましたがこれがまた美味! 
箕面山麓に生息する者にとっては、近場の天国です。

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2005年04月14日

まさに隠れ家

川西は緑台のはっきり申し上げてかなり辺鄙なところにある料亭です。雑誌などの取材は一切受けないとのことですのであえて名前などは伏せておきましょう。土日は一杯になるとのことですがこの日は私一人だけの貸し切り状態。
ファサードは変わっていてどこから入るのかまず迷うと思いますが、中は大変広く収容人員は100名以上とのこと、驚きです。
メインダイニングは洋風です。平日は2000円と3000円のランチがあり前もって予約すると3800円からの懐石料理も食べられます。
窓からの眺めは最高! 池の周りには桜が満開で鶯の他野鳥のさえずりが聞こえ癒やしてくれます。詳細は会員ページで。

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2005年04月08日

東豊中の割烹

店構えはかなり高級そうなので少し入りづらいと思い、なかなか行く事が出来ませんでした。ネットで北摂の店を探してもここは載っておりません。ネット上で唯一見つけたのは電話番号だけ。意を決して電話する事に・・・「お休みは? 営業時間は?」 と立て続けに質問したら女将さんらしい人が丁寧に答えて頂けました。「なんぼ位のお店ですか?」と尋ねると「コースは\8000ですが、殆どの方は一品から注文される」とのことで安心して出陣しました。
夕方再度電話して予約をして出掛けるとカウンターのタネケース前に座る事が出来ました。造りメニューは大概のものが揃っています。とろ、車海老おどり、めいた鰈薄造り、ひらまさ、鯛、ひらめ、虎魚、関鰺、ウニ、生鳥貝、赤貝、鮑、その他数え切れません。カウンターの後ろには当日のメニューが書かれていますが、珍しい物では天然鰻蒲焼き(熊本産)や馬刺しなどもあり定番の煮炊き物や焼き物のほか天麩羅や一口ステーキなどもあります。一見して大和屋系と思いましたがご主人に尋ねると有名店で修行したことはないとのことでした。お客さんは年配の方が多く、舌の肥えた方ばかりです。

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2005年04月02日

東大阪蕎麦処「伊呂波」

詳しくは「お気に入りのお店」をご覧下さい。場所は中央大通りの荒本交差点から東へカルフールの信号を南へ、一つ信号機を通り越しすぐの三叉路(電信柱に伊呂波の表示あり)を左へ曲がると右手に見えるマンションの一階です。Pは手前左手の青空駐車場で番号は30と31ですが店の前の路上でも問題ないようです。
自家製粉の9割蕎麦はしこしこと歯触り良く、4月から9月だけの田舎蕎麦は蕎麦の実の殻の部分も挽いた黒っぽい物でこちらもお薦めです。
で近くの洋菓子屋さん「パティスリー・Ryoco」もかなりのお薦めです。距離で云うと500メートルぐらいでしょう。
ワインは La Conca D.O.C.Langhe Sauvignon 1999 Podere Rocche dei Manzoni 輸入元の説明によると「バローロの名門マンゾーニがニューリリースした白ワイン。金色がかった美しい藁色、バリックに由来する香ばしい風味と厚みのあるボディで飲みごたえたっぷりの白です」とありますが、ウーン重いですね。熟成に必要な酸が足りないと思います。高そうな樽に入っていたのは分かりますが、葡萄本来の力不足を樽だけで補うことは所詮無理なお話です。

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2005年04月01日

Chateau Maucaillou 1998 AC Moulis

川西の変わった名前の蕎麦屋に行きました。駐車場が2台分しかありませんので忙しそうな時間帯を外していったのがむしろ正解だったようです。手打ち出石皿そば 璃維孟莟(リーモーガン)で店内にはジャズが流れています。皿蕎麦は5皿で850円でちょろっとの長芋のすり下ろしと海苔そして刻み葱と山葵が薬味として付いてきます。残念ながら山葵は合わせでした。蕎麦はつるつるしていて二八か三七位ではないでしょうか? つゆは辛口で好みなのですが鼻に抜ける香りはありません。
すぐ近所にイタリアンと洋食屋があり、下りきって左側行き止まり手前に高級そうな和食屋も発見。川西探索も面白そうです。
「宝くじ当たりました!・・・」とエイプリル・メールを送ったら見事に引っかかった方が居られました。ごめんなさい!
ワインはモーカイユーの98年です。カベルネ・ソーヴィニョンが6割メルローが3割位でしょうか? クリュ・ブルジョワクラスでは良くまとまっていて、まずまずの出来だと思います。癖のない味でインパクトがないと言われるかも知れませんが、食事と共に楽しむには十分です。

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2005年03月28日

10000アクセス有難うございます。

多くの方にご覧頂くようになり大変有り難く思っております。ワインは食事と共に楽しむもの、論議の対象にしたくありません。ワインを飲みながら楽しい食事を気の合った仲間と共にしたい、という私の希望をご理解下さい。このワイン日記はあくまで私の主観によるものでワインの評価ではありません。人の好みはいろいろありますので鵜呑みにはしないで下さい。私の場合は化学調味料を使った料理は好みません。出来るだけ良い素材を単純な調理法で食べております。従ってワインもこねくり回したり濃縮機ガンガンのものは好みません。
さて、サンプルワインの続きです。南オーストラリアはアデレイド近くに本拠を持つハーディーズ・ワイナリーのカベルネ2003 。フルーティーで葡萄の熟した良い香りがします。色も綺麗な紫がかった赤色を呈し味わいは万人向けの甘さを残したタイプに仕上げています。刺激臭やえぐさも皆無です。しかし残念ながら飲み飽きてしまうのではないでしょうか? 私はもう少しドライでキレのある方が好みです。しかし値段が安ければ一般受けするのは間違いありません。写真のラベルはサンプル用のもので市販のものとは異なります。
八戸ノ里のビストロ・プルミエのスペシャルランチは月末までとのことです。①前菜に茸と豚のテリーヌ、サラダ添え ②人参のスープ ③メインはローストチキンか海老入りクリームコロッケ ④デザートはクレム・ブリュレと胡麻のブランマンジェとガトーショコラの盛り合わせに苺 さらに食後のコーヒーか紅茶が付いて \1000 なので大人気です。このまま続ければ「行列が出来る店」になると思うのですが残念です。

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2005年03月20日

八戸ノ里のフレンチ?

東大阪は八戸ノ里駅南の西友ストア北詰から逆一方通行を東へ行くと、左手に万代百貨店がありそれを過ぎた右手角にある欧風料理、ビストロ・プルミエ。その昔「ルフラン」があった場所。と言ってもローカルな話で何方もお分かり頂けないと思いますが・・・ 「ルフラン」は今ハウス食品本社工場のすぐ南側に移転している洋食屋さんです。多分都ホテルに居られた方だと思うのですが、料理はお上手なのですがご飯が全くと言っていいほど頂けませんでした。
で、話をビストロ・プルミエに戻しますがフレンチには不向きなこの場所にオープンしてちょうど3周年になります。1000円のスペシャルランチですが、ミネストローネ(レンティーユまで入っている結構本格派)と前菜はテリーヌにサラダ添え、メインはソーモンのパイ包みか骨付き鶏もも肉のトマト煮込みのチョイス。デセールは苺のロゼシャンパンゼリーにゴマのブランマンジェ、そしてプリンの盛り合わせ、そしてコーヒーが付きます。グラスワインは400円、グラスの泡は500円。お話しをしたことはありませんが多分ロイヤルホテルのご出身と思います。味にもう少しインパクトがあればお薦めしようと思いますが・・・
4-A火打ちを買いました。牛肉の部位についてはまたどこかで詳しく解説しようと思いますが、肉質は色からしてかなり良さそうです。ワインは Bourgogne Hautes Cotes de Nuits Rouge 2001
Maison Jean-Philippe Marchand 今売られているのは2002年ですが、たまにはネゴシアン物を飲んでおかないと思い試してみました。

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2005年03月17日

ワイン大学第242回はイル・ギオットーネに決定

久し振りに京都は八坂の塔の隣の「予約の取れない店」として有名なイタリアン、イル・ギオットーネに行って参りました。雨にも拘わらず店内は満席で賑わってます。シューの生地に赤ピーマンのムースとアヴォカドそして鱒の卵があしらわれたアミューズに始まり、ショー・フロワの前菜、お得意の野菜のパンナコッタ(今日はカリフラワー)、名残のトリュフ・ノワールたっぷりの自家製パスタ、フォアグラの入ったリゾット、鳩のローストなどお腹一杯食べてしまいました。さらにデザートは数種類の中からいくらでも選べるとあって別腹まで満タンになりました。
シャンパーニュで乾杯の後、ペサック・レオニャンのブランに続いて飲んだのが Le Chambertin 1991 Maison Jean-Philippe Marchand ドメーヌ物ばかりがもて囃されるブルゴーニュですが、今から20年ほど前の日本ではそれこそ全く逆でネゴシアン物が幅をきかせておりました。ルイ・ラトゥールやジョセフ・ドルーアン、ルイ・ジャドーなど大手が市場を握っておりました。
ジャン・フィリップ・マルシャンはジュヴレイ・シャンベルタンの町のど真ん中にある小さなネゴシアンでそんなに有名ではありません。1991年というと偉大な90年の陰に隠れたヴィンテージですが私はその頃ブルゴーニュによく行っており斜面の畑は比較的良かったように覚えております。
このワインは流石にグランクリュだけあって薫り高いですね、グラスを回すとテーブルの上にブーケが漂います。熟成の極みとまではいきませんがトリュフの香りが感じられます。ちょうど名残のトリュフが出てきてベストマッチングでした。
4月28日木曜日午後7時30分の第242回ワイン大学定例会はここイル・ギオットーネで開催致します。この日記をご覧頂いている方優先で只今からご予約承ります。お席は24席1階のメインフロワを貸し切るような形で占領します。笹島シェフのお料理をご堪能下さい!

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2005年02月16日

今福東のトンカツ屋

第3水木は連休なので以前から気になっていた今福東のトンカツ屋に出向く。場所はネットで調べていったにも拘わらず分からない。ようやく見つけたが駐車場の有無を電話で問い合わせると「店の前に駐めて下さい」とのこと。よりによってバス停前なのだが周辺には何台もやはり駐めてあるようだ。
お昼時を外していったのだが先客は一組で私のあと少し遅れて二人連れが来店。そのどちらもが座ってすぐタバコをふかし始めるのである。どちらも女性で、辺りを見回すと同じような太めの体型の人ばかりが客である。
新聞雑誌がこぞって取り上げるので覗いてみたが、結果から申し上げると多分二度と行くことはないだろう。特選のフィレかつを頼んだが全く豚の旨味を感じ取ることは出来ない。肉叩きで思い切り肉の繊維を潰してしまっているのであろう。ソースは別に添えられるが豚カツソースの類で別に芸もなし。横にたっぶりそえられるコールスローは見事だが上に掛かってあるドレッシングはしつこいというか化学調味料たっぷり含有の代物である。みそ汁もまともな作り方とはとても思えない。漬け物は業務スーパーによく置いてあるものと同じ。中ご飯のセットで代金は \1470 だが、これなら東大阪の「おざわ」へ行く方が余程値打ちがある。「おざわ」なら黒豚ロースのもっと分厚い豚カツを思う存分楽しめるしサイドに付けられる小鉢も豊富でご飯は食べ放題、それで\1100 である。

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2004年09月15日

久し振りに堺の美々卯に行くと、

何とモダンなビルに新築されていた。1階入ってすぐ左手にはカウンターがあり一人で食事をするのには便利。店内は喫煙と禁煙席に分けられているが、全席禁煙にした方が望ましいと思う。
 メニューはセット物が目立ち写真入りで丁寧に解説されているがいずれもお高いので、私は野菜天麩羅の天ざる、蕎麦1斤半を注文。蕎麦は以前よりコシがあって好ましいが山葵が中途半端、葱も白髪葱の方が良いと思うのだが、しかしながらつゆは辛口で旨い。
 ここの天ざるには蕎麦の上に刻み海苔が振りかけてある。ざる蕎麦に海苔はいらないという人も多いらしいが私の場合焼き海苔の質さえ良ければ大歓迎である。
 添えられる野菜天麩羅だがカボチャだけは安物の材料を使っているのか匂いが気になる。揚げ方は問題なしで油も良い質のモノを使っている。そば湯を啜ると気のせいかも知れないがいつもの鰹の香りが足りないように思う。
 蕎麦の大盛りはここの店では1斤半という表現を使うのだが、価格は100円アップするだけでリーズナブルだと思う。脱サラして蕎麦道場に通い店を構えた連中は大盛りというと300円とか400円アップという法外な請求を平気でするのでこの店を見習って頂きたいと思う。

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2004年08月04日

最近お気に入りのヨーグルト

明治のドマッシュノというプレミアム。今のところ関西だけの販売とか。量の少ないのが残念だがクリーミーでイヤな臭いも全くしない超お勧め。今年採れた梅で作った梅ジャムと混ぜて食べるもよし、生のパイナップルと一緒に食べてもよし、そのまま食べても旨いので我が家では重宝している。
初めはマルヤスで見つけたが、意外にも大丸ピーコックが今月の奉仕品で¥218というかなりお得な値段で売っている。
 本日の買い物、メオ・カミュゼのヴォーヌ・ロマネ1999。最近やたら高いのでまともな値段では買えない。
そうそう、昨日火曜日ワイン大学メンバーと一緒に魚屋さんが経営する居酒屋に。雑誌の取材には一切応じないというがんこな親父である。永年魚屋を営んでいるためとにかく鮮魚が旨い。サンマ、雲丹、鯛、平目どれをとっても鮮度は抜群で大きさ産地も全てOK。河豚もあるので冬場も楽しみだ。ただ魚屋さんであって割烹ではないので大根のケンとかあしらいの類まで贅沢を言うことは出来ない。しかしお客さんは次から次へとやってくる。明朗会計なのも嬉しい。

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2004年07月08日

明石の窯焼きピッツァの店へ。

一時間半は掛かると予想したが渋滞もなく迷うことなく目的地に30分前に到着。店はまだCLOSED。大変な強風で立っては居られないほど。人っ気無いこんな場所に果たして客が来るのであろうか? 開店時間と同時に入るが続いての来店者は何と16人ほどの団体さんで女性、殆どおばさんばかり。次に入ってきた二人連れは予約がないため断られていた。しかししぶとい!外で待っている。
 メニューを見ると何と「ピッツァ職人の誰それが出産のため暫くピッツァは焼いてなかったが種類を限定して新人が焼き始めた」と書いてある。お目当てのマルゲリータ・インテグラーレはメニューに無い! 仕方なくムール貝の黒胡椒炒めと白身魚の窯焼き、普通のマルゲリータなどを注文、「生ハムだけはないの?」と聞いたら生ハムとラルドを盛り合わせてくれた。これは結構美味しかったが、ムール貝の元気はあまり良くなかったし味付けが単純すぎて素人料理のよう。せめて大蒜を炒めてそこへ貝を放り込みソアーヴェを振りパセリを散らす位はやって貰いたい。
 いよいよピッツァの登場だが底が焦げていて焦げ臭で香りも何も飛んでしまっている。やはり素人新人では焼かない方が良かった。白身魚は鯛、しかしこれもただ単に窯で焼いたたげでレモンが添えられている。
 「さっきのは底が焦げていたので今度は焦がさないように」ともう一度ピッツァに挑戦したが結果は同じ、底だけが焼きすぎで表面はさほど火が入っていない最悪の焼き加減。デザート、エスプレッソはまあ合格点。帰るときには外で5人ほど待たされていた。

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2004年07月04日

遅いお昼ご飯を八尾の山がやに、

昨日から何と松茸メニューが登場とのこと。初物を食することに、松茸釜飯うどん付きをオーダー。蓋を取ると松茸の良い香り、添えられている酢橘を搾ると一層香りが強く感じられるのは出会いなのか? 傘の大きさは3センチほどだが胴の部分は真っ白で噛むとなかなかの歯ごたえ。そんなスライスが5枚ほど入っているのでお値打ちものである。小振りのきつねうどんと温泉玉子そして香の物が付いて \1330 は決して高くはありません。松茸は毎年ハシリのものが最も旨いと思う。秋口になると虫食いが目立ち価格もそれなりに高くなってくるのでお勧めできないと思う。7月の始めに松茸を味わうのもおつなものではありませんか?

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2004年05月18日

今日は洋食が食べたくなり、

近鉄沿線は八戸ノ里に唯一あるフレンチの前へ。ランチは千円でメインをチョイスするのだが「ロールキャベツ」や「イサキのポワレ」などあまり気が進まないので布施に向かう。
 柳通と今里枚岡線の交差点にある洋食屋へ初めての訪問。日替わりランチは680円とお安い。カレーコロッケとチキンソテーの盛り合わせにコールスロー。チキンを一口食べて「ガーン」と舌を襲う化学調味料の味。テーブルに置いてあるドレッシングには手を付けず、なるべくソースを避けながらそそくさと食べるが今度はコロッケのころもで口の中に怪我してしまう。舌には化学調味料がベットリ、上顎の内側はは傷だらけという惨憺たる結果。帰りがけにカウンターの棚を見て愕然。金色の1キロ入りの缶がずらりと並べられてある。他には赤玉の一升瓶とキッコーマンの何故か薄口の瓶も並んでいる。
 化学調味料無しの生活をしていると異常にどぎつく感じてしまうもので何回歯を磨き舌を洗い流しても気持ち悪いし、おまけに喉が渇く。 すぐそばに細打ちうどん工房があるのに洋食願望に負けてしまった。反省、知らない店には要注意。

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2004年05月08日

最近お気に入りの蕎麦屋

やまが屋への行き帰りに楠根川沿いの土手を利用する。鯉がうようよ居て亀も沢山泳いでいたり甲羅干ししていたり、さらにはでかい青鷺、可愛い小鷺そして軽鴨まで居る。昨日その川縁に親子の軽鴨を見つけたが今日再確認できた。母親らしきモノとチャボの卵大の雛が5羽辺りを窺いながら元気に泳いでいる。見ていて何とも頬笑ましい。場所は楠根川と八尾枚方線の交差する辺り。

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2004年05月06日

東大阪の穴場というか、

関西焼き肉しゃぶしゃぶを代表する店になる可能性大のお店、「マル秘」に行ってきました。前菜はカプレーゼにパルマ産の生ハム、お造りが比内地鶏の笹身と和牛カタシンとハネシタの刺身、比内地鶏腿のソテー、そして見事なハネシタのしゃぶしゃぶ、それから雑炊最後にデザートまで付いたフルコース。今のところ知る人ぞ知る全くの穴場だが近い内に7階建てのビルに変身するらしい。肉の卸問屋ならではの素材の良さ、マスターの肉の捌き技も見事。ワインはモンサラのカヴァ・ブリュット、ボーモン・デ・クレイエールのブリュットNV、アルザス・リースリングの2001年はギュスターヴ・ロレンツ、シャトー・ボネ2002白、アルベット・イ・ノーヤのシャレロ・クラシック、最後はジュヴシャンの2000年ドルーアン・ラローズ。火曜定休、夜五時からの営業。

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2004年03月04日

今日は有名人「酔胡王」さんとご一緒に

「エッソンス・エ・グー」へ。入口に「満席札止め」の表示が・・・
メインが魚とお肉の二つが付いた \5200 のコースを注文。
アミューズとして出てきたのが「牡蠣とグルヌイユのスープ」実にアミューズらしくないアミューズ。ここのレストラン、とにかくアミューズはご立派というしかない。しかし欲を言えば容器が・・・ 持ち手付きのカップにした方が飲み易いのではないか? 味は濃厚、蛙の身もしっかりしていて旨い。前菜はパンタドとフォアグラのテリーヌのポトフ仕立。コンソメで煮てあるのだが全く型くずれしていないテリーヌ、不思議だがしっかり温かい。コンソメも実に香りがよい。魚は鰆、ソースはパセリで色を出していると聞いたが鮮やかなグリーンの色が春らしい。しかし今の季節アイナメか鱸を頂きたいと思うのは私だけだろうか? 
お肉は鴨のエギュイエット、無難な仕上がり。
チーズはフルムダンベールだったかな? デセールは温かい苺。
ワインは Champagne Franck Bonville Blanc de Blancs Grand Cru Avize Brut 1996
 私は数多くのKrug Clos du Mesnil を飲んでいるがその1979年には及ばないが1981年に大変よく似ていて価格から考えると実にお買得なシャンパーニュである。
Alsace Riesling Grand Cru Schlossberg Ⅱ 2000 Domaine Weinbach よくラベルを見ないと分からないのだが注目しなければならないのがシュロスブルグの後の Ⅱ 。
 未だ調べていないが畑の位置とか何かが違うものがアルザスには普通に存在する。
有名なトリンバックのキュヴェ・フレデリック・エミールにも殆ど知られていないが、例えばマロラクティック発酵した特別なものが実際に存在する。しかしラベルの隅に小さく表示してあるだけなので見過ごしてしまうのである。このワイン、実によい香りなので数本購入する予定。
Chateau Haut-Tropchaud 1996 Pomerol 昔は確か教会が真ん中に描かれたラベルだったと思うのだが、昨今のポムロルブームでしょっちゅう所有者が変わるので無理もない話だ。果実味がしっかりしているが熟成香も出ていて美味しい。

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2004年02月19日

お昼に高槻は天神町の「Essence et Gout」へ行く。

駐車場に不便だが西武百貨店の屋上駐車場に留めると良い。
¥2,800-のデジュネをオーダーしグラスの白ワインを頂く。オーストラリアのグランリッジ?とかいうセミヨン・シャルドネ、量も結構タップリ入っていて好感が持てる。
 最初の皿は寒ブリのカルパッチョとなっていたが同じ二切れの鹿肉のテリーヌが添えられている。「K氏の紹介」が効いたのでしょうか?マスタード入りのビネガーが利いたドレッシングが食欲を誘う。好みで言うと鹿が有り難かった。次は牛蒡のスープ、程良い牛蒡の香りと食感が残り旨い。魚は鰆とホタテ貝のソテー、添えられる野菜も主張があり旨いが欲を言うなら釣り物の白身魚を頂きたい。お肉は寿豚のポワレ。今流行の豚料理だが結構香ばしくてなかなかイケます。デザートはメロンのソルベ、白ワインのジュレ、クリームソース。このデザートは◎、アヴァンデセールかなと思ったがこれでおしまい。エスプレッソもかなり旨い部類に属します。
 料理は内税でワインは外税、どちらかに統一してもらうと良いと思います。全体に量も多く私のような大食漢には丁度良いと思いますが、厨房、サービスも1人ずつなのでキャパは12人程度に抑えられた方が良いと思います。若しくは従業員を増やされた方が・・・
 ゆっくり食事を楽しみたい方にはピッタリのレストランです。ただ外から見るとカフェなのでカーテンで覆い、テーブルクロスを敷かれた方が高級感があって更に良くなるように思いました。
 ワイングラスなのですが隣のテーブルでアルザスのピノ・ブランをボルドータイプの大きなグラスで飲んでおられました。ボトルでオーダーするとその大きなグラスが出てくるのでしょうか? 
 食後ご主人が挨拶に来られましたが大変料理に熱心な方のようにお見受けしました。また近々今度は夜に伺おうと思います。

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2004年02月13日

アルテ・シンポジオ

メニュー
アオリ烏賊のフリット
天然トラフグの軽く炙ったカルパッチョ
真蛸の炭火焼き、オリーブとケッパーのソース
穴子のコマッキオ風
ジャガイモに詰めたリコッタチーズと卵黄のスフレ
浅蜊とサフランのスパゲティ
鮑のメディチ家風
蝦夷鹿と秋田産生ハムと自家栽培の水菜のサラダ
エスプレッソのトルタ

ワインは
1. Champagne Agrapart L'Avizoise 1996 Brut
2. Puligny Montrachet 1998 Jean-Marc Boillot
3. カリフォルニアのZinfandel
4. Chateau Montrose 2000 AC St.Estephe

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2004年02月06日

ハウステンボスを振り返ると

初日の夜よりも二日目のお昼が印象に残っている。ア ミューズの鯛のタルタルだがカリカリのバケットの上に載せられている。一刻も早く食べないとカリカリさが薄れる。メインみたいな料理が立て続けに3皿出てきたのには驚いた。先ず滋味たっぷりの牡蠣のムースと根セロリのピュレ。次の甘鯛も凄かったけど最後の伊勢海老のパイ包みはしばらく忘れられそうにない。長崎まで行った甲斐があるというもの。今日は佐賀牛の三角が手に入るはず。牛肉の高騰で鞍下が恐ろしい値段になっている。しばらくはバラ系統を物色することにしようかな?

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2004年01月18日

お昼に二人で芸能人御用達のお店へ。

昨日の豚カツと比べるための訪問。大きさは似たり寄ったりだがこちらはロース肉で周りの脂肪も丁寧に掃除されているので食べ易い。但しここはドミグラスソースではなく豚カツソースなので別添えにして貰う。何もつけないかお醤油で食べた方が美味しいと思う。刺身の盛り合わせに今日は中トロがない。添えられる小鉢は冷や奴と胡桃と小魚の飴炊き。かなり塩辛い澄まし汁とご飯がお代わり自由で¥1000なのでこちらの方がお勧め。・・・と思っていたら「会員の更新をお願いします」と、どうやら営業再開の24日から値上げらしい。やはり芸能人相手のミーハーか? ご主人の車はセルシオの最新型。かなり儲かっているのは確か。

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2004年01月17日

最近雑誌を賑わしている今里の洋食屋に。

新地公園から南へ一つ目の信号機を越え一つ目の左角。カウンターには既に何人か食事中で見ると殆どの人がハンバーグを食べているが、特製豚カツを注文する。待つこと12分、皿の上には分厚いが何か形が歪な豚カツが。ドミグラスソースはサラサラであっさりタイプでどちらかというとコクがない。豚の肩ロース肉だがもう少し掃除して形を整えてから揚げたら格好良く仕上がるのに・・・ 結構脂身が気になる。キャベツの千切りに胡瓜のスライスが二枚、トマトが一切れが付け合わせ、ご飯と共で¥1500は決して安くはない。
 ここのご主人ワイン談義が好きらしいのだが「フランスの法律で税金が2割も上がる」とかそんな話はおかしいと思う。ちなみに4ユーロ程度の安物ボルドーを堂々と¥3,000-で販売しているのは全くワインを知らない人が相手だからか? 客の一人は10ユーロ程度のヌフ・パプを¥6,000-で購入していった。「値上げ前に100本買った」と主人が自慢していた代物。娘と思われる人物が途中で入ってきたが、人の前を横切るも何の挨拶もない、礼儀を弁えないのはもってのほか。

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2004年01月14日

お世話になっている産婦人科の先生と久し振りのフレンチ。

阪急茨木市駅から歩いてすぐのお店。ホテル出身だけに仕事はとても丁寧。甘えびと生海栗のラヴィオリ、フォアグラのフラン・カプチーノ仕立て、トリュフのパイ包み焼き、オマール海老のフリカッセ、魚料理、コルヴェールのローストなどを頂く。素材はトリュフを除くととても良く火の通し方も完璧。欲を言えばポーションをホテルよりも町場のヴォリュームにしていただきたい。シャンパーニュ・ジョセフ・ペリエNVとフィエフ・ド・ラグランジュ1999を空ける。舌の肥えたご年輩の方ならきっと満足頂けるであろう。

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2004年01月13日

東大阪の「あいかわ」という洋食屋に、

日替わりランチ。ハンバーグと海老フライ、牡蠣フライ添えとあったので海老は要らないから牡蠣を増やしてもらう。¥880にしてはおかずの量があり、みそ汁、香の物、ご飯もまずまず。たまに行くなら満足できるのでは・・・。

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2004年01月12日

ハッピーマンデー

お昼は天神橋のトラットリアに、前菜のミストを食べていたら突然女性から声をかけられ、思わず「誰やったかしら?」と・・・ 何と3年振り位でシェフの奥方の登場だった。やはりマダムがいると店が華やかになるので毎日出て頂きたいと願う。

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2004年01月11日

新しく布施に出来た割烹うを瀬に、

一戸建ての料理屋なので期待したが余りにも量が少ないのでがっかり。お昼は¥900-のかき揚げどんぶり、¥1,500-と¥2,500-の松花堂弁当だけであとは要予約の二つのコース。お安い方の松花堂は天ぷら三種盛り、サワラの塩焼き、炊き合わせそしてジャコ飯が形良く盛られているが余程か細いご婦人でなければ満足出来ない量である。添えられるみそ汁も別に何の変哲もないし特筆すべき出汁の旨味も感じない。

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2004年01月10日

以前から見つけていたのだがなかなか

タイミングが合わず訪問していなかった店、キッチン・三浦へ。場所は中央大通りと内環状線の角を少し東へ、ビルの一階で地下鉄乗り場からすぐのところで場所はよいのだが。ランチメニューから\800の日替わり弁当を注文。メインは牛肉のしぐれ煮なのだろうが残念ながらUS産。サブメインも冷凍のちっぽけな帆立のフライ、温泉玉子は昨日から冷蔵庫で冷やしてあるかの如く冷え切っている。みそ汁も何ら個性がないというか化学調味料に安物味噌。永年続いているらしいのだが何一つ魅力を感じない店であった。

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2004年01月09日

広尾の平松氏が札幌で

「アーンスブルグ」とタイアップした店を開くと知る。アルザスまで行くのは遠いが札幌までならNWのマイレージがあるので飛べる。平松氏とは西麻布の店の時からの客のひとりである。彼は義理堅くいつも新しい店が出来ると招待状を送ってくれる。どこかのイタリアンや創作和食の店とは大違い。大成する料理人は礼儀正しく、小者は偉そうに振舞うのが料理人の世界かも・・・。
お客さんと一緒に芸能人御用達の店へ。\1000で2.5㎝厚さのどでかい豚カツ、それも黒豚ロースそして刺身の盛り合わせ、小鉢が二つ、お吸い物、ご飯は炊きたての美味しい米がお代わり自由という信じられない内容。このようなランチがいつまで続くのかは疑問であるが、取り敢えず近所の方は覗いてみるべし。何処のことかって?

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2004年01月07日

道頓堀・和屋

英ちゃん冨久鮨出身のご主人が別の場所から移転して店が大きくなった。
殻付きの生牡蠣、香箱蟹、造り盛り合わせ中でも赤座海老があまーい、それからトビウオの柚子和えにを合わせるとワインの味香りまで変わる。
一気に柑橘系が蘇るのである。全部で十品以上出してもらったが河豚の盛り合わせは一皿に湯引きてっさ白子と豪華である。お腹一杯でちょっと飲みすぎたかも。まっすぐ帰ればいいもののワインバーに立ち寄り、いつものコース。

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2003年12月18日

昨日下見したおかげでほぼ定刻に目的の店へ到着。

階段を上がると店構えというより個人のお宅を訪問するような感じである。入ってすぐ右側に6名用のセットされたテーブルが、そして正面にはカウンターが、さらに左手奥に4人掛けのテーブルが4つ程、収容人員は30名程のお店である。
 まず最初によこわの造りに山掛け、その上に生雲丹、次に殻付きの牡蠣を蒸し焼きにしてみぞれ掛けポン酢、水菜添え、次にホカホカのシュウマイ下仁田葱添え、続いて蛸、海老のすり身、タンドリーチキンのトマトソース、それにミートパイ、最後が蟹足肉と鱸ののったスパゲティ、食後にコーヒーが付くがこのティー・スプーンはアンティークである。
全6品にコーヒーで¥3,500-、
ワインはハーフボトルのブルゴーニュが¥2,000-、
二人にワイン1本で税込み¥9,450-
 印象を一言で述べると「客船で出てくる料理」である。勿論不味くはないのだが一般的でそつなくこなしているといった感じ。別に特筆に値する材料も見当たらないし、かと言って材料が悪い訳でもない。一番良かったのは牡蠣である。火の通し加減と貝柱を外していないのが良い。貝殻だけを何回も使う店があるがここはそんなことはしない。
 年配の50代60代の方には丁度お勧め出来るのではないか。ある程度客の好みは聞いて貰えるみたいで常連さん相手と見た。

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2003年12月17日

今日は休日。

明日のペッパーミルの下見に行く。新御堂を下り中環を西へ行き所謂ロマンティック街道を南へ下る。流行の店を左右に眺めながら菊一堂のあった場所が更地になり売り出されているのに時代の流れを感じてしまう。箕面の滝道に支店を出した和食屋を右手に通り越すと目標の住所であるが、なかなかその番地に辿り着けない。ぐるぐる回ること10分ほど、また府道43号線に戻り今奥様連中にモテモテの「メゾン・ブランシュ」の前で地図を眺める。
 ふと、上を見上げると何のことはない、何とお目当ての店はこのメゾン・ブランシュの二階である。これで明日は迷うことなくほんの10分少々で自宅から行くことができる。
 明日はミチノでワイン会であるが、メニューは未だ決まっていない模様。あすの仕入れ材料で全て決まる。実に楽しみである。従って私のワインリストも未定だ。こちらの方が心配である。

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2003年12月14日

豊中のペッパーミル

昨日の夜テレビで「お任せ料理のお店?」を見ていたら「豊中のペッパーミル」というのが登場、結構旨そうである。早速豊中の達人に問い合わせるが返事が来ないのでネットで検索、いろいろなエンジンを使ってもヒットするのは1件のみ。が、これには住所も電話番号も載っていない。「ネットに載せない店」なのか?
 こうなると「何が何でも発見してやる」とあちこちに電話やメールをしまくるが「聞いたことがあるけど何処かは知らない」という返事位で何も収穫無し。諦める前に・・・に電話すると何と一発で答えが。早速お連れを探して予約することに。
 夜はいつもの鍋、先日買った黒豚がようやく登場。
ワインは飲んでミロー(Ch.Mylord 2002 )と Ch.Coutelin Merville 1999 AC Saint-Estephe 。朝市の白菜はとても味が濃く美味しいし花柚子の香りの良いことこの上なし。半分を絞りポン酢に加えると丁度良い加減に。12月18日木曜日ペッパーミル予約完了。デジカメを持って伺います。

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2003年11月24日

昨晩の茸鍋の仕上げは当然のことながら雑炊しかも茸雑炊。

具材は地鶏の腿、イカリスーパーのシャモ(軍鶏)腿肉は結構楽しむことが出来る。白菜は芯のところをみじん切りに、葉っぱの部分は適当にちぎり、茸の類も粗みじんに、小蕪もみじん切りに。そうそう昨日はスープを取る暇がなかったのでイカリスーパーの袋入りのチキンブイヨン(\300)を二個使用した。普通はガラと香味野菜でスープを取るのだが時間の余裕がない時には便利だ。塩はゲランドの安い方で十分だが加減が難しいかも知れない。調味料はこの塩と若干の天狗醤油それだけ。最後に刻み葱を入れ比内地鶏の生卵をといて入れ火を消し5分待てばできあがり。蓋を開けると松茸にも似た茸の香りが広がる。やはり野生の茸のパワーは絶大である。昨日の鍋の時よりも雑炊にした方が薫り高い。そのままでももみ海苔をかけて混ぜても旨い。余りにも旨いのでお代わり三杯ぺろりと平らげる。S先生に感謝、感謝、大感謝である。
 昼は最近足繁く通う「豆滋郎」に、私はあぐらをかくことが辛いので二階席に通される。掘り炬燵式で足が伸ばせるのが有り難い。今日はすき焼きに似た陶板焼きの付く香久山御膳(\1800)を頂く。 先付けはいつもの「泡雪豆腐」これは生クリームを吉野葛で固めて練り胡麻ソースで食べるという物。造りは生湯葉を生姜醤油で。掬い豆腐はご自慢の自家製豆腐を冷や奴で、薬味はジャコ、刻み葱、生姜そして鰹節。揚げ物は海老、小茄子、ししとう、白身魚のアーモンド揚げ。小鉢はもずく酢。それに赤出汁、香の物が付き食後のデザートまで付いている。陶板焼きは残念ながらオーストラリアビーフと思われる。かなり醤油味が濃いのでこの辺り改善して頂きたいと思うがこの値段では文句も言えないか? 陶板の中身は他に厚揚げ、白菜、エノキ茸、菊菜など添え物というか生卵で食べるのだが私は卵とじにして食べた。 いつも思うのだがご飯を疎かにしていないだろうか?これが釜炊きのご飯がおひつに入れられて出てきたら予約で一杯になること必定。ご飯よりも豆腐という感が否めない。
 最近すぐ近くに「お○○」という野菜鍋を売り物にしている店が引っ越してきた。
テレビ、ラジオあるいはネットで賑わっているが私は多分行かない。

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2003年11月09日

昼飯は長田の豆滋郎。

ここはお勧めのスポットである。
この豆滋郎東大阪の穴場であり大阪市内からの客も多い。夜はそれなりの値段だがお昼の定食は実にリーズナブルである。本日は明日香御膳という\1600のセットメニュー。先付けに名物泡雪豆腐、これは生クリームを吉野葛で固めたもの。豆乳鍋は鶏スープに豆乳を入れ地鶏、豆腐、水菜を入れ火にかけると5分ぐらいで煮える。八寸盛りは鮎の柔らか煮、昆布巻き、焼麩田楽、焼き鮭、合鴨ロース煮、他にも数点さらに胡麻団子は揚げたての熱々を。食べ応えのある量だ。ご飯は鮭ご飯に香の物。食後にデザートの豆乳アイスクリームまで付いてくる。二階の個室でくつろぐ事が出来るしサービス料もかからない。
 すぐ近くのお勧めの蕎麦屋もここの真似は出来ないだろう。

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2003年11月03日

イタリア料理アル・○○○○○

 久しぶりに天神橋3丁目の人気店発祥の店へランチを頂く。前菜の盛り合わせかスープ、パスタとメインを一緒に盛った皿、デザートにエスプレッソで\1300なのだが、昔は前菜の中に鮮魚のマリネとかそこそこ高級素材を見かけたのだが今では残念ながら無難なものの羅列である。その中に「これは旨い」というものが見当たらない。
 メインのお皿にはスパゲティとこの日はハンバーグの煮込みが一緒に盛られている訳だが、その間にレタスの類で仕切ってある。そのレタスに思いっきりドレッシングが振ってありそれがまた実に酸っぱいのである。当然の事ながらスパゲティにその酸っぱさが移り、妙な味になってしまう。ハンバーグの煮込みも形が崩れてとてもお客様に出せるようなものではないがサービスする人は平気である。
 食後のアイスクリームは以前すごくカチンカチンだったが、今日のは食べやすい堅さである。エスプレッソだけは相変わらず旨い。ということで残念ながら味は全体に落ちているとしか言いようがない。基本に戻り味の復活を期待する。

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2003年10月24日

ラ・○○○○○○○ 訪問

 12:40 外から覗くと空いていそうなので入店。
1000円のMenu A はスープ、メイン、エスプレッソという構成で所謂クイック・ランチ。
カボチャのポタージュ:カボチャの甘さ控えめであるが?
メインは皿一杯に盛られた餌のよう、ボリュームはあるが内容はブロイラーの腿と二切れの大きな茄子、1センチほどの厚みのエマンセの人参が6切れ、ブランシールされた青菜は小松菜か?ナイフォークではとても食べにくいのでカットしてくれればと思うのだが。あとは大蒜一片にクリームソース。
腿を食べ終わる頃ようやくパンの登場。エスプレッソは少し軽い目。
近くのOLさんだと思うが女性客がほとんど。隣の女性2人はスープが出ているのにタバコをプカーっと、慌てて退散する始末。消費税は別。材料費恐らく200円はかかっていない。北浜では有名店らしいが...

 今日は恒例の試飲会。
 (インポーター表記)
1. パイパーエイドシック ブリュット ロゼ
 2. ヴァンドペイ・シャラント ソーヴィニオン
   ソニン ポアント・ド・シーレックス
 3. ブルゴーニュ・アリゴテ 2002 ウヴェール・ヴェルドロー
 4. ブルゴーニュ シャルドネ 2002 ウヴェール・ヴェルドロー
 5. ソアーヴェ 2002 ヴィラ・ヴィオラ
 6. ヴァンドペイ・シャラント 2001
   ソニン イレクタス パリコン2002年銀賞
 7. ヴァンドペイ・シャラント カベルネ・メルロー 2000
   リボロー キュヴェ・プレスティージ
 8. ブルゴーニュ・ピノノワール 2002 ウヴェール・ヴェルドロー
 9. ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ボーヌ 2002
   ウヴェール・ヴェルドロー
 10. ヴォルネイ 2001 ウヴェール・ヴェルドロー
 11. ポマール・プルミエクリュ・ベルタン 2001
 12. ポールクルーバー・ピノ・ノワール 2000 南ア
 13. ローソンズ ルビー・カベルネ・メルロー
 14. ヴィラ・ヴィオラ メルロー 2002 日欧商事
 15. ヴィラ・ヴィオラ ヴァルポリツェラ 2002
 16. ゼクト ファーバー
 17. ゼクト・ファーバー ロゼ
 18. ゼクト・ファーバー 赤
 19. ラベントス・ブリュット
 20.CH.Champcenetz 2000 AC Premieres Cotes de Bordeaux

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2003年10月23日

蕎麦屋伊呂波

 遅い昼飯は蕎麦屋伊呂波に、2回目だ。しかし蕎麦が2人前しかないとのこと妻と娘の分だけ先に出して貰い私の分は待つことに、とご主人からサービスで湯葉刺身が登場。ここのご主人なかなかできた人物である。普通なら「二人前しかできない」と体よく断るのではないか?
 鴨汁蕎麦は汁が温かいので違和感が、しかし鴨、葱、鴨つくねと具が多く最後に蕎麦湯を入れて飲むと美味しい。
 夜は昨日の続きできりたんぽ鍋パート2。指示書通りにガラスープを取る。いつもは香味野菜とともに圧力鍋を使うのだが、今回は昆布とガラだけ、しかも煮立たせずに時間をかけるというやり方。透明のスープが取れた。 銀茸、なら茸はないもののイカリで芹とはなびら茸をゲット。うすい目のだしで再挑戦。子供達はたんぽが大のお気に入りで「毎日これ」と強請られる。はなびら茸はなかなか歯ごたえがありイケる。鍋に笹掻き牛蒡を入れるのは癖になりそう。鶏は胸肉のあっさり加減から山里ではないことが判明。
 ワインは Barbera del Monferrato 2001 Bio Nature
サンテロのオーガニックワイン。普通。

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