トップページ > 食べ歩き > 上賀茂秋山

« Chateauneuf-du-Pape 1972 Domaine du Haut des Terres Blanches | トップページ | La Campagne Marsanne-Chardonnay 2003 Vin de Pays d'Oc LGI »

2006年07月20日

上賀茂秋山

ワイン大学メンバーのお一人Kさんからのリクエストで予約を取りましたが都合により他の方々とお初に詣でました。北山駅から北側の出口へ出て北山通りを西に歩き、有名なレストランと云われるキャピタル東洋亭の角を北へまっすぐ上がり、突き当たりを左へ行くと三叉路になりますがそのすぐ右手にあるのがこのお店です。最近見つけた「さろん木々」というHPに詳しく載っています。また関谷江里さん(直接知ってる訳ではありませんが共通する複数の知人がいます)という文春の記事を書いているライターの方も大のご贔屓のようです。女性好みのお店なんでしょうね。

akiyama720-002.jpgさてお料理ですが前菜は「鷹峯唐辛子の湯葉・雲丹鋳込み、銀餡、おろし生姜」素揚げしたた鷹峯唐辛子に入れてあるのですが女性の口には一口では入りません。女性ターゲットなら獅子唐の方が小さく食べやすいでしょう。銀餡は味付けが濃すぎるように思います。続いて椀物は「帆立貝真丈、冬瓜」で帆立の他に玉蜀黍が入っているのは少し驚きです。貝類は独特の出汁が出るのでせっかくの鰹出汁との相性が悪くなってしまいます。牡丹鱧のほうが有り難いと思います。
akiyama720-005.jpgお造りは鶏魚焼霜に鱧の落とし添え物で白バイガイと鳥貝の酢の物ですが、やはり価格との関係で鱧の質は目の前で骨切りされたのですがもう一つの出来、しかし鶏魚は美味しく頂きました。添え物はにぎやかし程度。梶の葉のあしらいが新鮮。ただクラッシュアイス製造器の音がやかましくカウンター奥の席は末席なのでしょうか?
akiyama720-007.jpg次に登場は本日出色の「冷やし炊き合わせ」です。蓋付きの冷たい器に盛られたのは焼トマト、賀茂茄子、小芋、そして玉葱で万願寺唐辛子のソースがかかっていて見た目にも美しく、食べてみるとトマトはドライトマトのように濃厚、茄子や小芋も秀逸。ソースは洋風みたいですがなかなか良くマッチしておりました。
akiyama720-009.jpgここで食事になります。土鍋で炊かれた銀しゃりの底の方はきっちりお焦げになっています。炭火のカンテキで地鶏のすき焼きが供されますがこれが火の通りが遅く別鍋でさっと煮てから出した方が無難かと思います。漬け物はあっさり目ですが小茄子のぬか漬けなどあればさらに有り難いと思います。
akiyama720-011.jpgワインはお店に用意してあった中からシャブリの2004年をチョイスしましたが抜くのには慣れておられないようで自分で開けることに・・・・。あまり好ましいインポーターではありませんがワインは質は悪くありません。綺麗な酸としっかりしたミネラル分、食事と共に楽しむに十分な辛口でありました。グラスは歪な形で一つ一つ形が違います。カウンターもよく見ると歪な形です。
akiyama720-012.jpgデザートは黒糖の葛餅。大納言小豆が旨い!

3人でワインを入れると一人5000円。若い料理人がてきぱきと料理を作ってくれるので待たされることもありませんでした。天盛りされる針生姜の形が不揃いであったり炊き合わせの玉葱が異様に大きいことなど問題点はありますが、まだまだお若いご主人のこと、今後の発展は大いに期待したいところです。

posted by:Georges :

コメント

雨の中遠い所お疲れ様でした。お料理から初夏の涼しい香りが感じられました。値段からすれば満足できるものではないでしょうか。但し京都に住んでいればですが・・。夜の献立とはどう異なってるんでしょか?次回は夜御一緒に如何ですか?

投稿者 行けなかった会員 : 2006年07月24日 19:22

行けなかった会員さま

お早うございます。本文でご紹介申し上げた方々のブログをご参考になさって下さい。詳しくは後ほど直接メールさせて頂きます。

投稿者 Georges : 2006年07月24日 19:22

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)