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2006年05月04日

神戸中山手通のフレンチ

ワイン大学定例会は毎回場所をいろいろ変えて開催しています。いつもは自分で決めるのですがたまには他人の意見も聞いた方がよいので偵察に伺いました。連休のせいでしょうか店内は満席、テーブルの間隔は狭すぎでプライベートは保たれませんし、サービスされる度にグラスの位置に気を付けなければなりません。メニュは6500円からですが予め予算を伝える必要があるようです。
ワインリストを拝見するとシャンパーニュ、ブルゴーニュ赤白、ボルドー赤白にほんの少しのロワールがあるだけでコート・デュ・ローヌやルーション・ラングドックまたアルザスなども全く無視されています。

お料理が6500円からならせめて4000円台のワインをオンリストすべきだと思いますがここは最低でも5000円台後半からで、殆どが万を超えています。観光地によくあるワインリストと何ら変わりません。
で、その最低価格帯の Sancerre Blanc Domaine Pascal Jolivet をリストからオーダーしましたが在庫なしとのことで代わりに「同じ価格で」と持ってこられたのが Muscadet Louis Metaireau ですがどう考えても同じ価格帯のワインではありません。仕方なしに Bourgogne Chardonnay 2004 Henri de Villamont を選択しました。
perouges-001.jpg結論を述べますとバター、クリームたっぷりの重い料理で塩の量は半端ではありません。連休で観光客がドッと押し寄せたせいでしょうか? シェフがお疲れで自然と塩の量が増えたのだったら良いのですが最初のアミューズからして思い切り濃いお味です。使われている油の質も私には疑問であります。量は多いので茨木の人気店よりはまだ評価できてもこれだけ塩辛いと身体に良くないと思います。塩辛さのせいでしょうかワインが進みます。Ch.Meyney 1997 が有ったのが唯一の救いでしょうか、取り敢えず喉の渇きを潤すことが出来ましたが食後に水を飲まなければならなかったのはパリのリッツホテルのエスパドンの時以来実に20年ぶりの経験であります。
推薦者には申し訳ございませんが私の口には全く合いません。余程若くてフランス料理の知識が少ない方ならお好みに合うかも知れませんが、この日の客層は中年の方が殆ど、塩辛いのがお好きな人も大勢おられるのですね。
ちなみにアヴァンデセールで登場したマンゴー・プリンなるもの、塩辛さを中和するために必要でしたが何とも言えない不味さ、最後のデセールはまずまずでしたが「観光地のレストラン」と呼ばれても仕方ないお粗末さであります。ちなみに就寝後何度も起きては水を補給、歯ブラシで舌を洗浄する始末。我がワイン大学のメンバーには絶対お勧めできないレストランであります。

posted by:Georges :

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