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2006年06月18日

ビストロ・プルミエ

レストランとの付き合い方について少し。
私はほぼ毎日昼食をこのレストランで取ります。お気に入りのオリーヴオイルや玉子など持ち込み、昨日は全部活かったトビアラを持ち込みました。海老クリームコロッケを造って頂くためです。普通どんなレストランでも海老コロッケに生きた海老を使うことは先ずありません。しかし新鮮な海老はボイルしただけでも旨いですがコロッケにしても実に旨いモノなのです。プルミエのご主人鈴木氏は勝手に名付けさせて頂きましたが「スープの達人」、さらにベシャメルソースについても達人であります。
どんな料理人でも師となる指導者がおられるはず。私の場合料理人ではありませんが上柿元勝氏からいろいろ教えて頂きました。先生が一流なら弟子が一流になる可能性は高いかも知れませんが、先生が冷凍食品しか使わない人なら弟子の料理は食べなくても想像がつきます。
最近やたらと産地について拘りを持つ料理人を見掛けますが「どこそこの誰が丹誠込めて造った」と云われても不味いモノは不味い訳でこんなことをメニューに書くのは如何なものかと思います。要は能書きが無くても旨いモノは沢山あるので「あそこの店なら何を食べても旨い」と云うことが我々消費者にとっては大切であると思います。

ところで造って頂いたコロッケ、超美味であります。先程申し上げた滑らかな舌触りのベシャメルに海老とキノコだけなのですが当に絶品! 定番メニューに加えて頂きたいと思います。今の季節トビアラはそんな高い海老ではありませんが取れる場所そして鮮度など条件が揃えばことのほか有り難い食材であると私は思います。
レストランと付き合うのは小細工など必要ありません。自分が美味しいものを知っていたらその情報を素直に伝えるべきだと思います。相手に通じたらさらに美味しいものを供して頂けると私は思います。
夕食はこのコロッケに胡瓜とトマト、ワインはいつもの赤泡アッソーロ・レッジャーノ2004年、セラーから出してすぐ飲めるからと云う簡単な理由ですが何にでも合う実にお手軽なワインであります。

posted by:Georges :

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