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2008年07月20日

Saumur Clos de l'Ardil 2005 Domaine des Guyons

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先日ご紹介したドメーヌ・デ・ギュイヨンのソミュール・ブランですがこちらは畑の名前が付いた上物です。輸入元の説明によると「ブドウ品種 : シュナン・ブラン 100 % 、平均樹齢 : 70 年 、土壌 : 石灰質を含んだ泥灰質土壌、栽培面積 : 1 ha 、収量 : 40 hl/ha 、醗酵 : エポキシ樹脂加工のセメント・タンクにて醗酵、熟成 : オーク樽にて9ヶ月(新樽比率:15%)」との説明があります。

おっとこのワイン、ヴィンテージは2001年なのですが以前こちらで紹介してました。

この2001年を紹介したときに例の怪しげなシャンパーニュについて私なりの解説をしております。さすがに今では元のHPを見ることはできませんが、こういった場合に備えて魚拓を取って置いた方が賢明だったと反省しております。

さて翌年2002年のこのワイン、記憶を辿るとかなり酸がしっかりしていたような印象が、いや違ったかな? 

2003年や2004年ヴィンテージは飛ばして今日開けるのは2005年ヴィンテージです。

いつだったか忘れましたが「スタンダードのキュヴェとラベルが殆ど同じなのでややこしい!」とクレーム付けたように思うのですが新しく登場のこの2005年ヴィンテージは全く表ラベルが違います。

例によって法令に則っていませんので裏ラベルを画像として取り入れております。

早速開けてみましょう。

キャップシールはスタンダードのものと同じアルミ製、孔も二つで同じです。

キャップシールを外すと心持ちコルクのトップが黒いように見えます。黒カビでしょうか? 顕微鏡を使って見たわけではありませんけど仮に黒カビだとしたら悪い保管状況ではありません。キャップシールは出荷時にしか装着しないのが普通ですから、コルクのトップに黴が付着しても問題はありません。

さあコルクを抜いてみましょう。

8v0720-2.jpgこちらが抜いた直後のコルクであります。ラベルでは確認できなかったこのワインの名称「CLOS DE L'ARDIL」をやっと見つけることが出来ました。クロと名前が付いているので何かで囲んであるのでしょうね、現場の畑の地図などあれば有難いと思います。

コルクを抜いたと同時に蜂蜜、ベリー系の果物そして洋梨の熟したものなどの香りが漂います。白ワインなのに不思議なことですが赤ワインのような香りが実際するので面白い。グラスに注ぐと先日よりさらに彩度の高い黄緑色の液体であることが、さらにまたこの液体の濃度が高いことが分かります。これは期待できます!

グラスに入ってしまうとベリー系の香りは消え洋梨+桃と云った香りが大勢を占めます。「甘そう!」普通はこう思うはずですが・・・・

口に含むと意外に酸が強い。また味の密度は今まで飲んだロワールの辛口ワインとは比較にならないほど高いレベルであります。私は辛口好みなので所謂甘さの残るワインは好きになれないのですが、このワインはしっかりしているのに諄いことはありません。味の密度は高いけれども重くはないので食事には最適であります。

いつものようにカプレーゼを作りワインと合わせましたがとりわけチーズとオリーヴオイルとの相性が宜しいようです。昨日の残り物鱸のカマを焼いて合わせましたがこれは最高の組み合わせ。蟹とか海老にも合いそうです。

私個人的にはこのワインに愛称を付けてしまいました。何かって? それは今週末の英ちゃんの会でこっそりご教示致します。

posted by:Georges :

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