ワインとピアノのある部屋

ワインと食、音楽そして日々の事柄を書き綴ります。

Courbu B
フランス政府の定める葡萄カタログに掲載される葡萄をアルファベット順に検証している。昔も取り上げたが、葡萄の起源が解明されつつある現在、もう一度見直ししている訳である。今回は画像を取り込んでいるが全ての葡萄の画像は保証しないことを予め申し上げておく。拙ブログで前回取り上げたのはこちら

クルビュと名の付く白葡萄はフランス南西地方の原産で、フランス政府が取り上げている中では2種あり当該葡萄ともう一つはプティ・クルビュ正式名称は Courbu Petit である。この2つはどう違うのかを像で示そう。

先ずは当該葡萄 Courbu Blanc フランス政府は Courbu B としているが正式名称は Courbu Blanc 、こちらの画像は次の通り。画像はいずれも INSTITUT FRANÇAIS DE LA VIGNE ET DU VIN 略称 IFV のサイト から拝借した。






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Counoise N




カタカナ表記するとクノワーズ、画像は VIVC のこちらから拝借。拙ブログでは2012年の末にこちらで取り上げた。以前のブログで示したようにこのクノワーズを主要品種としているフランスの AOC は Châteauneuf-du-Pape シャトーヌフ・デュ・パープと Coteaux d'Aix-en-Provence コトー・デクサン・プロヴァンスだけである。

であれば、シャトーヌフ・デュ・パープとコトー・デクサン・プロヴァンスの赤ワイン(後者ではロゼも含む)必ず当該葡萄が使われるかというと・・・ 実はそうではない

何のための主要葡萄の規定なのか、INAO の葡萄規定は理解に苦しむところが多い。

コトー・デクサン・プロヴァンスの葡萄規定は次の通り。

1°- Encépagement
a) - Les vins rouges et rosés sont issus des cépages suivants :
- cépages principaux : cinsaut N, counoise N, grenache N, mourvèdre N et syrah N ;
- cépages accessoires : cabernet-sauvignon N et carignan N.
b) - Les vins blancs sont issus des cépages suivants :
- cépage principal : vermentino B ;
- cépages complémentaires : clairette B, grenache B, sauvignon B et ugni blanc B ;
- cépages accessoires : bourboulenc B et sémillon B.
2°- Règles de proportion à l’exploitation
La conformité de l’encépagement est appréciée, pour la couleur considérée, sur la totalité des parcelles de l’exploitation produisant le vin de l’appellation d’origine contrôlée.
a) - Vins rouges et rosés :
- Deux au moins des cépages principaux sont obligatoirement présents dans l’encépagement ;
- La proportion du cépage grenache N est supérieure ou égale à 20 % de l’encépagement ;
- La proportion de l’ensemble des cépages accessoires est inférieure ou égale à 30 % de l’encépagement ;
- Pour les vins rosés, l’encépagement pourra, en outre, comporter les cépages listés au 1° b) ci-dessus pour la production des vins blancs, dans une proportion inférieure ou égale à 20 % de l’encépagement.
b) - Vins blancs :
- La proportion du cépage vermentino B est supérieure ou égale à 50 % de l’encépagement ;
- La proportion de l’ensemble des cépages complémentaires est supérieure ou égale à 30 % de l’encépagement.

赤・ロゼの葡萄規定の主要葡萄にもちろん当該葡萄はあるが同時にサンソー、グルナッシュ、ムルヴェドルとシラーの名もある。コトー・デクサン・プロヴァンスの場合、主要葡萄の割合規定で必ずアサンブラージュしなければならないのはグルナッシュだけで当該葡萄の割合規定は存在しない

第1項の割合規定に於いて少なくとも2つの主要葡萄を用いなければならないとあるので、必須とされるグルナッシュ以外に4つある主要葡萄、即ちサンソー、クノワーズ、ムルヴェドル、シラーのうち1種類だけ使えばよいという訳で、補助葡萄のカベソーとカリニャンは30% 以下ということ。ロゼの場合に限り白の葡萄規定に示された葡萄を 20% 以下ならブレンド出来ると云うこと。

白ワインに関しては歴然たる主要葡萄が決まっており、ヴェルメンティーノが 50% 以上という規定があり、補完葡萄とされるクレレット・ブランシュ、グルナッシュ・ブラン、ソーヴィニョン・ブランそしてユニ・ブラン(正式名称トレッビアーノ・トスカノ)は全て必須という訳でなく全体の 30% 以上という割合で4補完葡萄のどれかの葡萄を使う必要があると云うことであり、補助葡萄のブルブランクとセミヨンに関しては割合規定を敢えて省いてあるが計算すれば 20%以下と云うことは明白である。

実際はというとこのアペラシヨンのワインの大半はロゼであり、次いで赤、白はほんの少ししか生産されていない。

葡萄の栽培についてはこちらをご覧あれ。アペラシヨン・コトー・デクサン・プロヴァンスの葡萄畑の構成は次の通り。

主要葡萄
グルナッシュ・ノワール(正式名称ガルナッチャ・ティンタ) 40%
シラー 17%
サンソー 8%
当該葡萄のクノワーズ 2%
ムルヴェドル 1%

補助葡萄
カベルネ・ソーヴィニョン 14%
カリニャン・ノワール 7%

主要葡萄として法令記載されているもののクノワーズは僅か 2% しか栽培されていないことが分かる。補助葡萄の栽培面積が広いのには訳があるがここでは触れない。

白ワイン用の主要葡萄はヴェルメンティーノで栽培面積比率は 4% 、グルナッシュ・ノワールの 1/10 しかない。

アペラシヨン・コトー・デクサン・プロヴァンスの白ワインは数少ないという証左。

従ってアペラシヨン・コトー・デクサン・プロヴァンスに於いては補助葡萄より栽培面積の小さな赤ワイン用主要葡萄という矛盾した存在となっている。



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クードポール第 372 回ワインを楽しむ会
いつもは月初めの木曜開催だがゴールデン・ウィークを避けての開催となった。乾杯はシャンパーニュ、辛口のミレジム・ロゼ。シャンパーニュ・ロゼに旨いもの無しと仰る方もいるようだが、小生は見付けて知っている。如何にして見付けるかは別としてワイン経験46年なので酸いも甘いも知り尽くしているつもりである。しかし日夜新しいワインの発見に取り組んでいる。情報量の多い少ないがワインの巾というものかも。


アミューズ・ブーシュは変形カプレーゼ、茴香の花が載っている。


2番目のアミューズは小鮎のセモリナ粉揚げ、ルーコラと檸檬添え。


新作? オリーヴのパン。


オードブルはオマール海老と蒸し鮑のカクテル、トマトノジュレ。蒸し暑い日の前菜としては秀逸、シャンパーニュとも実によく合う。


2品目は鴨のフォワグラのソテーにゴールドラッシュ、甘い玉蜀黍のピュレにバルサミコのソース。これには法令で許可されない葡萄が使われたブルゴーニュ・ブラン。実に素晴らしい組み合わせ。


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第 199 回英ちゃん冨久鮓で味わう究極の会
いよいよ来月第200回目となる英ちゃん会、本日も特選素材が続出。


まずは名物の一つ「蛍烏賊沖漬け」、これがシャンパーニュ・ロゼとよく馴染む!


口取りは真ん中に梅、フルーツトマトにミニオクラ、イシモロコの甘露煮に花山椒と焼き若布。


本日の特選素材鮎魚女。造りと焼き霜造り、皮湯引きと肝、胃袋。コリコリとした食感にビックリ。


春の煮魚は目張に限る!


所謂デンスケアナゴとはマアナゴの雌のこと。木の芽焼きだが次回は白焼きを頼みたい。


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ワイン大学第 372 回定例会 Vel ROsier 西宮市樋之池町
大阪梅田からは阪急神戸線の特急に乗れば僅か 16 分で夙川駅に着く。駅南口には常にタクシーが待っているから、それに乗れば5分ほどの場所だ。

しかるに最寄り駅は夙川から北へ延びる阪急甲陽園線の苦楽園口。この駅にタクシーは殆ど来ないのが困る。歩いて向かえば15分はかかる。

そんな辺鄙と云えば辺鄙な場所ながら旨いシノワを提供するのがこの店。


食前の持て成しとのこと、新玉葱と上湯。冬なら歓迎するかも知れないが今日は夏日。


本物の石に紛れるのは黒い衣を纏った海老団子。


剣先烏賊とホワイトアスパラにパルミジャーノ・レッジャーノ、緑色ソース。


そこにレタスのソルベが振り掛けられる。


播州百日鶏料理2品。胸肉の茶碗蒸し風スープと耐熱フィルムで包んだ腿肉と牛蒡の豆鼓蒸し。


蛤と鱧フカヒレとポワロー。ポワローの旨いのは冬、蛤は4月で、鱧は時期尚早。


オマール海老のマカオ風焼き物、身の中に筍が鋳込んでありチリソースで食す。

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