ワインとピアノのある部屋

ワインと食、音楽そして日々の事柄を書き綴ります。

凄いお店に出会えました
理想的なお店はなかなか見つからないものです。人によってもちろんその「理想」の形はいろいろですが、私の場合料理が美味しいこと以外に、食べることに専念できるお店の環境が欲しいと思うのです。テーブルの配置であったりその間隔もまた然り。照明も気になりますし、もちろん清潔さも必要であります。何と云ってもお店の雰囲気とそのセンスの良さ、そんな環境の整ったところで食事したいと思います。

また料理人との会話も重要だと思います。カウンター割烹を好むのもそれが理由であります。


先ずは突き出しみたいなカルパッチョ4種盛り。それぞれを詳しく述べさせて頂くと左から「藁で燻して14日間ほど熟成させた秋鮭にディル」、「白ワインヴィネガーでマリネして3日間熟成させた北海道産秋刀魚に長芋」、「マルサラ酒でマリネした石川県産鰆に柚子」、「1ヶ月熟成させた酸橘の果汁でマリネした梭子魚を炙って穂紫蘇」。


素材の良さがご覧になってお分かり頂けるでしょうか。強すぎる薫香ではなく、ふわっと香る鮭。熟成させてもピカピカに光り輝く秋刀魚、エクストラ・ヴァージンがエエ仕事してます。圧巻だったのはこの鰆で柚子がほのかに香り、口に入れるととろけそうな状態です。梭子魚の皮は芳ばしく炙られてはいますが身はレアで実に美味しい。グラスの泡ととてもよく合います。


この器、陶器ではありません。

続きは後ほど





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| 05:55 PM | comments (0) | trackback (x) |

Le chat noir dans la bouteille
ワインボトルに黒猫現る。

前を横切られると不吉とされる黒猫ですが、ワインボトルにこのような影が現れるとそのワインは必ずと云って良いほど美味しいはずです。

たまたまこのボトルにこびりついたのがニャンコの形でしたけど、「澱が舞うボトル」より「澱が沈殿して側壁にこびりついた状態のボトル」の方がワインの状態としては良いはずです。

アペラシヨンによっても異なりますが、例えばボルドーの熟成向きの赤ワインは、保管状態さえ問題なければ細かい澱が発生してデカンタ出来なくなるという事態には陥らないはずであります。

先日開けた2009年のコート・ド・ボルドーの赤ワインはデカンタせずに飲んでいたら最後の最後にドバッと大粒の澱がグラスに入ってしまいました。ですが澱の粒が大きいので簡単に除去できましたし、ワインは既に熟成感が出ていてとても美味しいと感じました。

一方で細かい澱が発生しなかなか静まることがないボトルも存在します。以前開けてしまったブルゴーニュのとあるグラン・クリュ、細かい澱がいつまで待っても沈殿しないのです。最終的には濾過してデカンタした訳ですが・・・

残念ながら飲んで楽しめる状態ではありませんでした。

さて、画像のワインはシャトー・ラネッサンのヴィンテージ 1992年です。1855年の格付けに載っていないワインですが価格の割に品質は良く、ヴィンテージの違いによるハズレの少ないワインであります。

格付けにその名はありませんが、ボルドー商工会議所へその格付け作業のためのサンプルワインを提出しなかっただけのことであり、格付けの対象外だった訳です。

格付けに胡座をかいて長年まともなワインを造らなかったシャトーもありましたね、日本の企業が買収してようやくまともなワインに変身しましたけど。

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| 03:24 PM | comments (0) | trackback (x) |

Romotineau 2012 Vin de France Un Saumon dans la Loire
生産者についてはこんな説明もありますが、「ロワール河に棲む一尾のサーモン」と訳してみました。

本来海に棲むはずのアトランティック・サーモンが産卵のために川を遡ることはありますが、「ロワール河に居着いている一尾の変わり者的鮭」と解釈するのは飛躍しすぎでしょうか。

ワインの名前はロモティノー、葡萄の割合がロモランタン 50% 、ムニュ・ピノー(ご当地の呼称で正式名称はアルボワ・ブラン) 50% なので、ロモランタンの頭文字「Romo」+同末尾の「tin」+ムニュ・ピノーの末尾「eau」を足して「ロモティノー」と名付けたのでしょう。

ロモランタンはアペラシヨン・クール・シュヴルニーに使うことの出来る唯一の葡萄であり、拙ブログではこちらで述べましたが、遺伝子の解析が出来ていて母親はピノ・テンチュリエという黒葡萄、父親はホイニッシュ・ヴァイスという白葡萄であります。

一方ご当地ではムニュ・ピノー Menu Pineau と呼ばれる正式名称アルボワ・ブランは拙ブログのこちらで書きました。

ところが念のために調べてみると現在内容が変更されていてこちらとなってしまいました。何が異なるかと申しますと、この葡萄に関する両親のデータが抹消されていることです。つまり固有種かもしくは親が未だ特定されていないことを示している訳です。

この一例を見るだけでも、葡萄の遺伝子解明は前途多難であることが伺えます。

さてこの珍しいロモランタンとアルボワ・ブランが半々で造られた白ワイン、香りに赤い実の果実が感じられフルーティーかつ味の密度が高い、摩訶不思議な味であります。きつすぎない自然な酸、喉通ってから口中に広がる余韻は非常に長く一言で申し上げると飲み応えのあるワインであります。

アペラシヨンを名乗ることもなく、またIGP(以前のヴァン・ド・ペイ)も取得できないワイン、即ちヴァン・ド・ターブル・フランセーズという最も下位とされるカテゴリーに属しながら、美味しいワインは存在するのです。





| ワイン日記::フランスワイン |
| 10:26 AM | comments (0) | trackback (x) |

11月13日の白トリュフ会にキャンセル発生!
11月13日木曜午後7時開催の上本町7丁目「コーイン」さんでの白トリュフを楽しむ会にキャンセル発生しました。去年の模様はこちらでしたが、ワインもタップリ飲んで頂ける会です。キャンセル待ちでお待ちの方は至急ご連絡の程お願い致します。
| ワイン大学 |
| 06:48 PM | comments (1) | trackback (x) |
コメント一覧
Georges |2014/10/21 03:56 PM |

15周年第180回英ちゃん冨久鮓で味わう究極の会
あっという間に15年の月日が流れたというのが正直な感想であります。日本一の左官業浪花組の当時副社長、清谷様のお口添えで始めさせて頂いた「英ちゃん冨久鮓で味わう究極の会」、メンバーの中には物故者もおられますが発足当初からの参加者もお越し頂き賑やかな開会となりました。


まずは「筋子おろし和え、刻み柚子天盛り」、実に濃厚な旨味の筋子に細かく細かく摺りおろされ、水分を飛ばした大根おろしとよく調和しています。


口取りは真ん中に翡翠銀杏、酢蓮根に紫頭巾、エシャロットときんきの一口塩焼き。


写真は縮小していますが実に大きな伊勢海老、まるまる一尾これで一人前。頭は火を通して2つ割りに、身は表面だけ炙って刺身に、触角の中身はマヨネーズで和えてあります。これだけで普通の人ならお腹一杯になるはず。


煮物は「鮴」と書いてメバルの煮付け。牛蒡と木の芽。


英ちゃんの名物料理子持ち鮎塩焼きに蓼酢。

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| 03:40 PM | comments (0) | trackback (x) |


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