ワインとピアノのある部屋

八戸ノ里南を西へ入った自転車店のつぶやき

第 380 クードポール・ワインを楽しむ会









▼続きを読む
| クードポールワインを楽しむ会 |
| 07:18 PM | comments (0) | trackback (x) |

LLedoner pelut N 正式名称 Garnacha Peluda




フランス政府はルドネール・プリュもしくはリュドナー・プリュと呼んでいるが正式名称は GARNACHA PELUDA ガルナッチャ・ペルーダという黒葡萄。以前のブログに書いた通りピノ・ノワールとピノ・ムニエ同様、ガルナッチャ・ティンタの突然変異で、毛に覆われた葉を持つ黒葡萄である。拙ブログでは4年ほど前こちらで取り上げた。、

この葡萄、多くのアペラシヨンで使われながら日本語の表記を全く見掛けないのには理由がありそうだ。

どうやらこの葡萄の呼び名に問題があった模様だ。以前のブログにも書いたがリーヴル・ルージュ(赤本)には Iledoner pelut もしくは Iladoner pelut と印字されていた(ILEDONER もしくは ILADONER)ため、読み方が分からなかったのではないか?

LLedoner pelut は本来カタルーニャ語でスペイン人が読むとユドネール・プリュもしくはジュドネール・プリュとなり日本語表記に迷ったのではないかと推測する。従って主要葡萄であるにも拘わらずこの葡萄の説明を割愛した訳だ。

AOC コルビエール、フォジェール、ラングドック、ミネルヴォワさらにはサン・シニアンなどの主要葡萄でありながら、今現在に至っても当該葡萄の説明は見当たらないのはそのためであろう。

フランスのワイン法にも間違った名前で表記されるほど難解なシノニムを使うより、本来の名称を使うべきであろう。フランス政府はこの葡萄を本来の名称ガルナッチャ・ペルーダに改めるべきである。

LLedoner pelut はカタルーニャで使われたシノニムであり本来の名はガルナッチャ・ペルーダ、毛深いガルナッチャという意味でありその葉の裏にはピノ・ムニエのような繊毛が生えている。葡萄そのものはガルナッチャ・ティンタ、フランスではグルナッシュ・ノワールとほぼ同じと考えて良い。

当該葡萄を使うアペラシヨン一覧はこちら
▼続きを読む
| ワイン雑感 |
| 02:14 PM | comments (0) | trackback (x) |

Lival N




リヴァルと読む黒葡萄、拙ブログでは3年前にこちらで紹介した。1956年モンペリエのフランス国立農学研究所にて ALPHONSE LAVALLEEアルフォンス・ラヴァレ(黒葡萄)を母、LIGNAN リニャン(白葡萄)を父として人工交配で生まれた葡萄である。 LIGNAN から前の2文字「LI」を、LAVALEE から前の2文字を除き次に続く3文字「VAL」を取り、合成して命名したのだろう。最も新しい VIVC2 のパスポートデータはこちら

遺伝子の解明が進んだ現在、当時「リニャン」と呼ばれた葡萄はイタリア原産の正式名称 LUGLIENGA BIANCA と判明している。

母のアルフォンス・ラヴァレは拙ブログのこちらとかこちらに書いたが、そのペディグリーについては何度か変更があった。最も新しい VIVC2 のパスポートデータはこちら

父の正式名称ルグリエンガ・ビアンカはイタリア原産葡萄なので拙ブログには載せていない。ご存知の方が多いと思うがこのブログはフランス政府が自国の葡萄として登録しているフランスで栽培される葡萄について書いている。2011年1月28日最終アップデートではこの葡萄の親子関係は不明であったが現在では判明している。

VIVC2 でこのルグリエンガ・ビアンカを検索するとこちらの通り

Pedigree confirmed by markers BERMESTIA BIANCA × MADELEINE SALOMON = AGOSTENGA BLANC

Prime name of parent 1 BERMESTIA BIANCA
Prime name of parent 2 AGOSTENGA

即ちルグリエンガ・ビアンカはベルメスティア・ビアンカを母、マドレーヌ・サロモンを父として生まれた交配種であり、マドレーヌ・サロモンとはイタリア原産の正式名称アゴステンガであるということ。

余談だがフランス政府はアゴステンガをマドレーヌ・サロモンという名称で登録している。

さてこのリヴァルという黒葡萄は専ら食用として消費され、ワイン用葡萄としては余り使われないはず。一応こちらのサイトではいろいろな IGP の葡萄規定にその名は載っているが・・・。
| ワイン雑感 |
| 06:42 PM | comments (0) | trackback (x) |

Listan B




フランス政府はリスタン B という名前で登録しているのだが、世界的に通用する名前はパロミノ・フィノである。もちろん主な産地はスペインであり、シェリー酒の原料として欠かせない葡萄だ。拙ブログでは3年ほど前こちらで紹介した。現在この葡萄はアペラシヨンを有するワインには使うことは出来ない

著名な葡萄で「パロミノ」と名の付く葡萄は当該葡萄のパロミノ・フィノともう一つはPALOMINO DE JEREZ パロミノ・デ・ヘレスの2つである。

PALOMINO BASTO パロミノ・バストと呼ばれる葡萄は実はパノミノ・フィノもしくはパロミノ・デ・ヘレスのシノニムであり、PALOMINO CHATO パロミノ・チャトはパロミノ・デ・ヘレスのシノニムである。つまりパノミノ・バストという正式名称の葡萄は存在しないしパロミノ・チャトという正式名称の葡萄も存在しない。

ややこしいのはスペイン政府の国家登録名称が Listán Blanco de Canarias リスタン・ブランコ・デ・カナリアス、もしくは Palomino Fino としていて、同じく Listán Blanco を公式シノニムとして登録していること。

また PALOMINO DE JEREZ パノミノ・デ・ヘレスのことをスペイン政府は PALOMINO という名前で国家登録し、公式シノニムとしてJerez を採用しているため誤解を招いていると考えられる。

ともかくリスタンB の正式名称は PALOMINO FINO パロミノ・フィノであるということが重要である。

正式名称 PALOMINO FINO のVIVC2 パスポートデータはこちら、現在のところ 120 ものシノニムが存在する。ワイン用葡萄、食用葡萄と2つの用途が示されているが、あくまで主たる用途はシェリー酒の原料であるはず。

この葡萄は普通の醗酵・熟成では旨いワインを望むことは難しくシェリー酒の製法によりこの葡萄は本領を発揮するという。

余談だがフランス南西地方のワインに関する葡萄の名前は法令にもシノニムで表記されていた経緯があり、現在でも正式名称でワインの裏ラベルに記載されることは少ない。一例を挙げると AOC Madiran 、周知の通り主要葡萄はタナーであるが補助葡萄としてカベルネ・フラン、カベソー、そしてフェールがある。現在の法令詳細から

1°- Encepagement :
Les vins sont issus des cepages suivants :
- cepage principal : tannat N ;
- cepages accessoires : cabernet franc N, cabernet-sauvignon N et fer N.

補助葡萄のフェールに注目頂きたい。

そして下記に紹介するのは一昔前のアペラシヨン・マディランの葡萄規定である。

cabernet franc (bouchy), fer servadou (pinenc), cabernet sauvignon et tannat. Le tannat doit représenter au moins 40 % et au plus 60 % de l'encépagement (projet : au plus 80%).

マディランではカベルネ・フランはブーシーまたはブシーと呼ばれ、その次のフェール・セルヴァドウ(実はこれもシノニム)はピナンクと呼ばれていたことが分かる。フェール・セルヴァドウやピナンクとはフェールのシノニムでありフェールが現在通用する正式名称である。

正式名称が VIVC によって定められそれが世界的に定着した後、フランスに於いてワイン法には正式名称が使われることになった。上記の2つの法令を比較するとお分かり頂けるはずだが、ワイン生産者やワイン流通業者にはそんな経緯は知らされていないはずである。従ってシノニムが今現在も使われ続けているのである。

| ワイン雑感 |
| 06:15 PM | comments (0) | trackback (x) |

驚異のお節料理
一部のワイン大学会員会員には既に紹介済みながら、実は私自身今回初めての購入だった某料理店のお節。

ズッシリと重いその総重量は何と4キロ超え。お重には盛りきれないカラスミとガーリックトーストがはみ出している。


そのカラスミはかなりの長尺モノである。お節は3段、木製の重箱には洩れないように小仕切があるが、全く隙間はない。即ちぎっしり詰まっているのでそれなりの重量になるのである。


先ずは一の重、酢貝と手綱蒟蒻の煮込み、数の子の生湯葉巻き、田作りカシューナッツのキャラメル風味、ギリシャ風野菜、丹波黒豆バニラ風味、紅芋と栗の金団、キッシュ・ア・ラ・ロレーヌ、高知産猪のリエット、フォワグラのテリーヌと林檎。とにかく一つひとつの香りが生き生きとしていて目の前で調理されたみたいだ。


驚いたのが二の重、何と大きなオマール海老が丸ごと一尾鎮座しているのだ。身はメダイヨンに切られオーロラソース、コライユも調理して頭に詰めるという懲りようだ。画像下の方二尾の車海老挟まれたのは大きな鮑、これまた丸ごと一個、肝まで付いている。柚子釜にはてんこ盛りの蛸とオリーブ。あちらこちらに車海老と帆立貝柱の燻製、海老の右側にはキャヴィアが瓶のまま設えてある。柚子釜の下、海老爪に隠れているのがタスマニア産スモーク・サーモン。キャヴィアの下にこんもりしているのが鮪の南蛮漬け。


三の重は牛タンのペルシヤード・マスタード風味、鴨腿肉のコンフィの白菜包みとペルシヤード、鴨胸肉のオレンジ煮、ハモン・イベリコ・ベジョータ、ローストビーフ、ホロホロチョウのバロティーヌ・黒トリュフてんこ盛り、高知産鹿のパテ、フランス産ポークのバルサミコ風味そしてベルギー産ヒナ鳥の冷製ジュレ。

▼続きを読む
| こだわり食材 |
| 03:21 PM | comments (0) | trackback (x) |


PAGE TOP ↑
Copyright © 2006 ワインとピアノのある部屋
All Rights Reserved./Skin:oct