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2013,05,23, Thursday
この葡萄の名称ですが Forvo からこちらを開いてお聞きください。やはり「シャッカレッロ」と聞こえるように思いますが如何でしょう。イタリアではこの呼び方ではなく Mammolo というのが一般的ですから無理にイタリア語読みする必要はないと考えます。
従って Sciaccarello をカタカナ表記する場合フランス語読みの「シャッカレッロ」を用いるよう提案致します。 さてSciaccarello と呼ばれる葡萄はこれ以外に SCIACCARELLO BIANCO SCIACCARELLO ROSSO の2つが存在しますがいずれも食用もしくはワイン用の区別はなくシノニムもありません。 |
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2013,05,22, Wednesday
Sciaccarello N
この葡萄の読み方については諸説有ると思いますが、イタリア原産であってもこの名称で呼ばれているのはフランスのコルシカ島であります。 で、コルシカは特有の方言があり現地の呼び方を探すとこちらが見付かりました。 こちらによるとその発音を英語的に表現すると、例えば Nielluccio は 'Nee-el-oochio'、カタカナ表記すると ニー・エル・ウーチョ、続けると ニーエルーチョ。この葡萄 Sciacarello は 'Shak-a-rello' 、シャック・ア・レッロ、続けるとシャッカレッロとなるはずです。 Forvo にはまだ登録されていませんでしたのでリクエストを提出しました。 シャッカレッロという黒葡萄、フランス政府系のサイトから葡萄の房の画像をクリックすると黒品種と呼ぶにはかなり赤い色を呈しているように見えるのですが如何でしょうか? 元祖のサイトも同じように果皮色「ノワール」と呼ぶには相応しくない色に見えます。 ですが、ル・フィガロのサイトでは未熟果はあるものの概ね黒葡萄であることが分かり、VIVC の葡萄房拡大画像を見ると果皮に白い粉のようなものがまとわりついていそうなことが分かります。無償のワインサイトがだんだん少なくなってきましたが、こちらは結構見やすく纏まっています。こちらなら黒葡萄らしく見えますけどね。 私はロゼやグリ、そしてルージュなど分かり難い色名を並べ立てるなら、「N」だけで表現される黒葡萄即ちノワール一点張りではなく、ちょっと薄めの色ならダークブルーとかパープル、あるいはヴァイオレットに相当する果皮色を表現として選択すればよいと思います。 さてこのシャッカレッロ、フランス政府系サイトを見るとフランスでは 2011年現在 843ha と結構広く栽培されていますが原産国イタリアでの報告は極めて少ない。こちらをご覧下さい。ちょっと古いデータ(1990年)ですがイタリアでは僅か 60ha に過ぎません。 この葡萄が使えるアペラシヨンはコルシカ島に限ります。こちらをご覧下さい。AOC アジャクシオ、AOC パトリモニオそして AOC ヴァン・ド・コルスの3つです。 いつものフランス IGP はイル・ド・ボーテやメディテラネは理解出来ますが、コルスと無関係のアトランティックにその名があるのは如何なものかと申し上げたい。 |
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2013,05,22, Wednesday
さて、現在の法令でこのサヴァニャン・ロゼが使われるアペラシヨンは唯一アルザスもしくはヴァン・ダルザスに限られます。こちらの法令によるとアルザスの何も地理的名称などを伴わない白ワインであっても
pour les seules parcelles appartenant à l’aire parcellaire délimitée de la dénomination géographique « Klevener de Heiligenstein » クレヴナー・ド・エイリゲンシュタインのデノミナシヨンの区画すべてに於いて造られたものはサヴァニャン・ロゼでなければならないとしています。 またアルザスまたはヴァン・ダルザスに Klevener de Heiligenstein を伴うものはやはりサヴァニャン・ロゼに限ると定められています。 さてこのデノミナシヨンについては拙ブログのこちらとその次のページのこちらに書きました。 カタカナ表記はアルザスワインの公式サイト日本語版に敬意を表し「クレヴネル・ド・ハイリゲンシュタイン」としていたのですがフランス人の発音とはとても思えませんので、Forvo からこちらに従い「クレヴナー・ド・エイリゲンシュタイン」と改めさせて頂きます。 サヴァニャン・ロゼ、この葡萄もやはりフランスの IGP では使い放題のように取り上げられてありますがそんな何処にでも栽培されている葡萄ではありません。 |
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2013,05,22, Wednesday
さてトラミナー・ヴァイスではなく正式名称サヴァニャン・ブランは紛れもなくフランスはフランシュ・コンテ地域圏の恐らくジュラ県が原産地の白葡萄で、かの有名なヴァン・ジョーヌ(黄ワイン)の原料葡萄であります。
ヴァン・ジョーヌといえば AOC シャトー・シャロンの他、AOC アルボワ、AOC コート・デュ・ジュラ、AOC レトワールの各アペラシヨンで生産出来ますが、いずれのアペラシヨンであっても使えるのはこのサヴァニャン・ブランに限られます。つまり100% サヴァニャン・ブランでなければなりません。 勿論正式名称トラミナー・ヴァイスである通称サヴァニャン・ブランは絶対使ってはなりません。 サヴァニャン・ブランはヴァン・ジョーヌの他ジュラの白のスティル・ワイン、AOC クレマン・デュ・ジュラ、ヴァン・ド・リキュールのAOC マックヴァン・デュ・ジュラにも使われます。またすべてのジュラのヴァン・ド・パイユにも使われます。 詳しくはこちらからシャトー・シャロンとコート・デュ・ジュラ、こちらからクレマン・デュ・ジュラとマックヴァン・デュ・ジュラ、こちらからレトワールの詳細がご覧頂けます。 アペラシヨン以外のフランス各地の IGP にも使えるようにその名は載っていますけどね。 |
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2013,05,21, Tuesday
Savagnin rose Rs
サヴァニャン・ロゼ、発音はサヴァニャン・ブランをご参照下さい。フランス原産の果皮色ロゼの葡萄、どんな色かと探すとこちらが目に付きました。画像右下の+をクリックすると拡大画像がご覧頂けます。 これとは対照的な画像を載せているのがフランス政府系のサイト。こちらをご覧下さい。画像をクリックすると拡大しますが両者を比べるとまるでベツモノに見えるはず。 さてシノニムにサヴァニャン・ロゼを持つ異種は TRAMINER ROT 、トラミネール・ロット即ちフランスではゲヴュルツトラミネールと呼ばれる葡萄で、昔からこの2つの葡萄はよく間違えられたのです。よく間違えられた証拠に2つの葡萄には共通したシノニムが複数存在します。 SAVAGNIN ROSE のシノニムは 22 あります。コピーさせて頂くと 1. CLEVNER 2. DRUMIN 3. FROMENTEAU ROUGE 4. HEILIGENSTEINER CLEVNER 5. HEILIGENSTEINER KLEVNER 6. LIVORA 7. LIVORA CERVENA 8. PRINC 9. PRINC CERVENY 10. ROTER TRAMINER 11. RYVOLA 12. SAVAGNIN ROSE NON MUSQUE 13. TRAMIN CERVENY 14. TRAMIN DISECI 15. TRAMIN KORENNY 16. TRAMIN RDECI 17. TRAMINAC CRVENI 18. TRAMINAC RDECI 19. TRAMINER ROSE 20. TRAMINER ROT 21. TRAMINER ROZ 22. TRAMINI PIROS 一方のTRAMINER ROT のシノニムは 178 もあるので共通するものを列挙すると CLEVENER DRUMIN FROMENTEAU ROUGE HEILIGENSTEINER KLEVNER LIVORA LIVORA CERVENA PRINC CERVENY ROTER TRAMINER RYVOLA TRAMIN CERVENY TRAMIN KORENNY TRAMINAC CRVENI TRAMINER ROZ TRAMINI PIROS 実に14 ものシノニムが同一であります。それだけいろんな地域で間違われてきたことを物語っているのです。 ですが、トラミネール・ロットは面白いことに果皮色はロゼではなくルージュとなっています。果皮色が異なるのにどうして混同されていたのでしょうか? その理由として果皮色ロゼとルージュが見分けが付かないと考えますが如何でしょう。 ちなみにトラミネール・ロットの画像ですがこちらとこちらをご覧下さい。 先程のサヴァニャン・ロゼとの区別が容易な方が居られるなら是非ともご教示お願い申し上げます。 |