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2008年05月21日

Champagne Guy Thibaut Cuvée Réserve Brut Grand Cru

8v0521.jpg写真は現在売られているものを使いますけど今日飲んだのは今まで流通していた旧タイプです。京都府は長岡京からクーラーバッグに入れ持参頂きました。実はワイン歴10年以上のメンバーが持ち寄りでとある洋食屋さんに集まったのですがお料理は残念ながらご紹介出来るものは何もありません。最初はローノワというブラン・ド・ブラン、K飯店の料理長ご持参のシャンパーニュですが残念ながらシェリーみたいな劣化臭、これを熟成の香りと勘違いしている人が実に多いのです。アーモンド臭も同じでシャンパーニュが劣悪な環境で保存されたときに生じる匂いですがこれをシャンパーニュの熟成香と思いこんでいる人も沢山おられます。まあ人の好みはそれぞれですのでこんな匂いが好きになる人がいても不思議ではありません。またそんな匂いが当たり前という人がソムリエにもおられますが、教えられる人達は可哀想としか申し上げられません。シャンパーニュという飲み物、移動させることにより味が落ちるという厄介な飲み物であります。幸いなことに私は何度も本場ランスやエペルネをはじめ主要な産地を回りシャンパーニュの第一次醗酵のベースとなるワインから数十年の古酒に至るまでありとあらゆる銘柄産地のものを飲み比べて参りました。
さて話を戻して次は白ワインドイツワインでしたが名前を失念、赤はイタリアに続き私の持参したプルミエール・コート・ド・ブライ、箕面豊中の二人は西宮北口へ場所を代えて飲み直しと食べ直し。これがメタボの原因なのでしょうね。

で、辿り着いたのがこのお店。階下で西北ビアホール「桜咲くころ」を営み、その2階がワインバーになっていますが売り物は芋焼酎「萬膳」と黄麹の「萬膳庵」。食べ物は一階から出前でなんでも調達出来るので有り難い。西宮芦屋界隈に詳しい人ならお分かりだと思いますが料理長は砂時計で活躍した中島シェフなのです。遅い時間にはおられないようですが砂時計の懐かしい味はここで堪能出来るのです。

はてさてシャンパーニュのお話しに戻ります。このギー・チボーのシャンパーニュは極めてドライ。ですが香りはキッチリとした柑橘系の正統派。家庭で保管されていても液体自身が非常に強いためくたばらなかったと考えます。シャンパン・クーラーに氷を余分目に入れてもらいしばらく冷やした後、私が自分で抜栓しました。というのも最初のローノワ、お店に任せたのですが大音響と共に爆発、これで持ち込み料が取られるのですから堪ったものではありません。ミュズレを外し怖々コルクを捻るとかなり高い圧力を感じます。しかし慣れていますので何ら問題なく開けることが出来ました。泡立ちはきめ細かく、レモン風味に丁度頃合いの酸の強さ、後味がスッキリ爽やかなのがこの作り手の良いところ。食べるものがイマイチだったのが非常に残念。

posted by:Georges :

コメント

ご無沙汰しております。

賛成!このシャンパン、後味が綺麗なので食事に合いますね。箕面のMで購入して楽しんでいます。

投稿者 たけちゃん : 2008年05月22日 16:32

たけちゃんことY先生

コメント有難うございます。

漫画や雑誌で騒がれていないのでここだけは安泰のようです。アグラパールは残念ながら生産過剰状態、昔の味は望めません。

平穏な田舎のシャンパーニュハウスに突如現れる輸出専門のブローカーたち、彼らによってずっと守られていたサイクルが狂ってしまうのです。RMなんてホンマに小さなところが多いですから。

投稿者 Georges : 2008年05月23日 11:52

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