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2007年03月05日

Château Les Tours de Peyrat Vieilles Vignes 2003 AC Premières Côtes de Blaye

7v0305.jpg何の期待もなく見たこと無いという理由だけで購入しましたが結論から申し上げますとお買い得ワインと言えるでしょう。原産地統制呼称法における「プルミエール・コート・ド・ブラーユ」(ソペクサでは「プルミエール・コート・ド・ブライ」と表記していますが)のワインです。先ずはキャップシールを剥がし栓を抜きますとこのアペラシオンとしてはかなり長い全長50ミリとメドックのクリュ・クラッセに用いられているのと変わらない長さで大変質の良い天然コルクであります。コルクの液体と触れている端面が大変濃い赤紫色を呈しているので「およよっ」と思わず声を上げてしまいました。蔵出し価格は恐らく4ユーロもしないものであると想像しますがこんな濃い液体であるとは予想もしなかっただけにお値打ちワインと判断致します。

7v0305-01.jpgご覧の通りメルロー80%、カベソー15%にちょっと変わったところでマールベック5%という品種構成です。土壌は粘土石灰質でボルドーの伝統的な樫樽による熟成とありきたりな説明はありますが「どこそこのコンクール金賞」など余計な記載は一切ありません。私の経験から「ラベルの表にも裏にも余計な記載があるワインに旨いモノなし」という法則を見出しております。何度か同じことを書いてますが例えば斜面の畑で自分の持ち分がその中腹にあると仮定して下さい。自分はビオディナミを実践しているとしても斜面の上方でバンバン農薬撒いていたらどうなると思われますか? 一雨降れば余程灌漑設備が充実していない限りその農薬は自分の畑に流れてくる訳です。僻地で誰も他に葡萄栽培していないところならこんな弊害は生まれないかも知れませんが・・・・。私の知る限りいい加減なビオディナミ、結構存在します。また忙しいワイナリーなら遠くの地で行われるコンクールに出向く暇など無いと考えます。あくまでコンクールと云うものお金を払って出品しなければ賞も何も貰えない訳です。
そういった余計な出費はすべて消費者の負担増となる訳ですのでコンクール云々のワインは私は買わないのです。

posted by:Georges :

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