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2008年05月20日

Star Lane Vineyard Sauvignon Blanc 2006 Santa Ynez Valley

8v0520.jpg昔はナパやソノマそしてこのサンタ・バーバラとワイナリー見学によく行ったものです。もう20年ほど前のお話しになりますがその頃ナパの高級ワインと云えばグレイス・ファミリーやスクリーミング・イーグル、かなりお安いレベルではケイマスのスペシャル・セレクションがようやく100ドル程したでしょうか、オーパス・ワンやリリースされて間もないムエックスとのジョイント・ベンチャーなどはショップで49.99ドルで売られていたのはよく覚えています。オー・ボン・クリマなどはもちろん名前も知られておらず4~8ドル程度で店頭に並んで売られていました。
いつも申し上げることですがリリース直後から高いワインなどあり得ません。雑誌などを味方に余程のプレ・リリース策を練らない限り注目を集めることなんて無理であります。
ワインの価格など如何様にも変わるものであり、今や桁違いの価格になってしまっている「ロマネ・コンティ」でさえその1983年のシカゴ・ワインカンパニーの発売価格はたったの200ドル。今から22年ほど前(ワインの歴史上ではつい先日のことみたいなものです)のことであり、いつまでもこんな異常な価格が続くとは思えません。何も知らない人が買おうと試みるから上がる一方になるわけで、フェイク・ワインの実態をテレビやネットで大きく報道されてしまったらどうなることやら。
食に関する偽装問題が次々と露呈されているわけですから、ワインに関する偽装も取り上げられて然るべき

さて今日はアメリカのワイン「サンタ・イネズ・ヴァレー」と裏ラベルにありますが昔は「サンタ・ワイネッツ・ヴァレー」とLAのワイン屋さんが発音していたように記憶してますけど・・・ どっちなのでしょうね。「スター・レーン」とはボーリング場の名前みたいなワイナリー、早速開けてみましょう。

おやおや無色透明のボトルですね。フランスなら甘口にしか使わないはずで辛口白ワインには向かないように思うのですが如何でしょうか。
キャップシールは何と錫箔、それも結構分厚いものでトップに孔が二つ真ん中に、エチケットの20と06の間に描かれているのと同じシンボルマークがレリーフされています。
コルクは少しキメの粗い長さ48ミリの天然で両端に小さく2006、側面にはワイナリー名とアメリカらしい電話番号、そしてURLが記載されています。

グラスに注ぐとちょっとガッカリな甘い香り、柑橘系はそうなのですが香りだけで重さを感じてしまうのはフランスワインとは極端に違います。で口に含むとやはり重いですね。アメリカ料理にはこの位重い方が合うのでしょうか、料理を変えて和牛腿肉はシンタマのたたきにローストビーフのタレ(イカリスーパー特製)に合わせましたがイマイチ。ところが白菜と厚揚げの煮物のとき残っていたワインと合わせるとこれはよく合うのでビックリ! 鰹と昆布の出汁に塩・醤油だけで味付け、そこにさっと下茹でした白菜と油を飛ばした厚揚げを入れて炊いただけですが、こんな家庭料理とこのワインは抜群の相性を示します。

面白いですね、洋風料理とは全く縁のない和風家庭料理で全部飲んでしまうことが出来ました。アルコール度数は14.1%と高く、飲んだあとボトルの重量を計ると710グラムもあります。平均的なボルドーのボトルが550グラムですから随分重いボトルを使っているのですね。ひょっとしたら紫外線を防ぐ加工が施されているのかも知れませんね。

posted by:Georges :

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