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2008年05月30日

Savigny Lavières 1'er Cru 2002 Domaine Tollot-Beaut

8v0530.jpgこのワインは先日の「もめん」さんの帰り道、「葡萄樹の根に蔓延る虱」という名前のワインバーで頂いたワインです。我が国で流行のワインという観点からサヴィニー・レ・ボーヌやショレ・レ・ボーヌのアペラシオンは蚊帳の外でしょうけど、結論から先に申し上げますと丁度飲みごろの美味しいワインに仕上がっていました。
日本だけではなくワイン文化後進国に於いては発音しやすいアペラシオンとグランクリュを伴うコミューンだけが持て囃されます。「ロマネ」と名前が付けばどんなワインだって買い漁るバイヤーがいるのですからどうしようもありません。生産者の名前にわざわざ「ロマネ」を追加する不届き者迄現れる始末。またシャサーニュ・モンラッシェに「ラ・ロマネ」というクリマがありますが、テイスティングもしないで買い占められてしまうのでこのクリマだけ高くなってしまったことがあります。

これは聞いたお話ですが名前がロマネと名の付くワイン、いろんな使い道があるとのことでもっぱらホスト・クラブ御用達とか・・・、大体想像付きますよね。

さて「Savigny」をINAOのHPで引いてみましょう。項目がいくつか分かれるこのページが出てくるはずです。 --SAVIGNY-LES-BEAUNE
--SAVIGNY-LES-BEAUNE
--SAVIGNY-LES-BEAUNE PREMIER CRU
--SAVIGNY-LES-BEAUNE PREMIER CRU AUX CLOUS
--SAVIGNY-LES-BEAUNE PREMIER CRU AUX FOURNEAUX
--SAVIGNY-LES-BEAUNE PREMIER CRU AUX GRAVAINS
--SAVIGNY-LES-BEAUNE PREMIER CRU AUX GUETTES
--SAVIGNY-LES-BEAUNE PREMIER CRU AUX SERPENTIERES
--SAVIGNY-LES-BEAUNE PREMIER CRU BASSES VERGELESSES
--SAVIGNY-LES-BEAUNE PREMIER CRU BATAILLIERE
--SAVIGNY-LES-BEAUNE PREMIER CRU CHAMP CHEVREY
--SAVIGNY-LES-BEAUNE PREMIER CRU LA DOMINODE
--SAVIGNY-LES-BEAUNE PREMIER CRU LES CHARNIERES
--SAVIGNY-LES-BEAUNE PREMIER CRU LES HAUTS JARRONS
--SAVIGNY-LES-BEAUNE PREMIER CRU LES HAUTS MARCONNETS
--SAVIGNY-LES-BEAUNE PREMIER CRU LES JARRONS
--SAVIGNY-LES-BEAUNE PREMIER CRU LES LAVIERES
--SAVIGNY-LES-BEAUNE PREMIER CRU LES MARCONNETS
--SAVIGNY-LES-BEAUNE PREMIER CRU LES NARBANTONS
--SAVIGNY-LES-BEAUNE PREMIER CRU LES PEUILLETS
--SAVIGNY-LES-BEAUNE PREMIER CRU LES ROUVRETTES
--SAVIGNY-LES-BEAUNE PREMIER CRU LES TALMETTES
--SAVIGNY-LES-BEAUNE PREMIER CRU LES VERGELESSES
--SAVIGNY-LES-BEAUNE PREMIER CRU PETITS GODEAUX
--SAVIGNY-LES-BEAUNE PREMIER CRU REDRESCUL
で、これら全てに赤白ありますので太字のところをクリックして赤を選べばこちらの詳細ページが開けるはずです。上の方のアペラシオンのところをご覧下さい。「SAVIGNY-LES-BEAUNE ou SAVIGNY COTE DE BEAUNE 」となってますね。ですからアペラシオンはサヴィニー・レ・ボーヌもしくは「サヴィニー・コート・ド・ボーヌ」でも構わないわけです。
原本はこちらでAOC Auxey-Duresses, Blagny, Chassagne-Montrachet, Chorey-lès-Beaune, Ladoix, Meursault, Monthélie, Pernand-Vergelesses, Puligny-Montrachet, Saint-Aubin, Saint-Romain, Santenay, Savigny-lès-Beaune は地域こそそれぞれ異なりますが葡萄品種からワインとしての諸条件は同一であるわけです。

飲んだ感想は次に。

ワインバーのカウンターは照明のせいでしょうか常にワインの色は良く見えるものですが、このワイン大変濃い艶のある赤色を呈しており見た目にはかなり強そうです。

香りはサヴィニー特有の土の香りを感じます。口に含むと既に飲みごろかも知れません、私は年取ってひねくれだしたワインより若くて溌剌としたワインを好む傾向にあります。

人それぞれ好みはいろいろなので万人好みではないかも知れませんが私にとっては有難いワイン。

コストパフォーマンスも上上、高くて旨いのは当たり前ですが高くても旨くないワインが山ほど流通しています。私は流行の生産者など飲む気は毛頭ありません、慣れ親しんだと云うか何度も蔵を訪れているナタリーのワインですので安心なのです。ちなみにナタリーの兄貴の嫁さんが流行の生産者アンヌであります。

posted by:Georges :

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