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2008年04月18日

Bourgogne Hautes Côtes de Nuits Les Dames de Vergy 2005 Domaine Dominique Guyon

8v0418.jpgこのワインを今年初めに買おうとしたら「今飲むんだったら04が・・・」と薦められたのでそれに従いこちらで紹介しました。で、その後縁がなかったのか前を通り過ぎるだけでしたが、日記を調べても書いていないことが分かり遅ればせながら本日の紹介と相成りました。樽醗酵樽熟成の所謂昔からの伝統的製法を守る蔵ですので、花開くのに年数を必要とするワインかも知れませんが類い希なる年と云われる2005年、その実力の程は如何でしょうか。
さて生産者のHPはこちらをご覧下さい。生産者のHPですが一般的にフランスワインの場合母国語の他英語、ドイツ語、スペイン語と各国語版を選択できることが多いはずですけど詳細説明が完備しているのは母国語だけというケースが多いと思います。生産者は赤白いろいろ造っていますがその詳細についてはこちらをご覧下さい。で、これと同じエチケットの画像をクリックするとこちらをご覧頂けます。左横にも書いてありますが2005年は特別良い年とのことますます期待は膨らみますね。早速開けてみましょう。
2004年と比べるとラベルが少し違いシリアルナンバーのような数字が消えています。印字の色使いも変更されています。毎年同じラベルというのは芸がありませんので余所も参考にして頂きたいと思います。

キャップシールはずっしり重い錫箔でコルクも毎年同じ49ミリの天然物、液体に触れたところだけが綺麗な赤色に染まってます。コルクを抜いたときの形状からして温度変化は皆無であったと考えられます。開けた瞬間梅干しみたいに香るのは良いワインの証拠、グラスに注ぐとまだまだしっかりした葡萄の果実香があります。色は大変濃い赤色ですが紫色の成分は残っていても僅かという程度。味わい的には強い酸があり元気そのもの! 旨味成分は実に濃厚、味の密度はへなちょこなジュヴシャンなどより高く、3年後には偉大なワインとなる可能性が高いでしょう。補糖の感じは全くありませんし料理にも合わせ易いと思います。グリーンアスパラを茹でパルミジャーノ・レッジャーノのスライスと共に食べますがレモンを搾るとワインに合います。豚の肩ロースとピーマンに新玉葱を細切りにして炒め物に、仕上げにまたレモンを搾るとワインとの相性が良くなります。酸の強いワインを飲むならレモンが効果的です。04に感じた黴臭さなど微塵もありませんし、全く異質のワインに仕上がっています。
今すぐ飲んで旨いかと聞かれたらそれは好き好きとしか答えられませんが、酸のしっかりしたワインは保存に耐えるわけで日本国内で十分熟成することが考えられます。酸のないワインは早く飲んだ方が無難というのが申し上げたいポイント。
食事中に甘い日本酒を平気で飲む方にはいくら云っても無駄ですけれどもね。

このワイン既にかなりの澱が発生しています。澱の見分け方についてですが微細な澱でワインが濁るようなワインは買ってはダメ。正常な熟成途上で発生する澱は肌理が粗いことを覚えておくと役立つでしょう。澱の度合いを見るのはボトルを逆さまにして明かりにかざすと澱が瓶口に下っていく状況が見えるはず、そのときの澱の粒の大きさを注意深く見れば簡単です。

posted by:Georges :

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