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2008年04月19日
第１０２回英ちゃんの会
今日は遙々東京からの新しいメンバーをお迎えしての開催となりました。お上品な京都料理とは違い豪快に素材の旨さを堪能して頂くのが浪花料理、早速ご案内しましょう。
先ずは先付けの「蛍烏賊ボイル、ポン酢」、いつもの細かい仕事が光ります！ 内臓を傷つけずに烏賊舟と目玉を取り除いてあるのですが鮮度がよいので余所とは比較になりません。ぷっくらとした身の太さ、噛み締めると肝の旨さが口の中一杯に炸裂します。至福の幕開けに相応しい逸品。
口取りは山海の珍味の盛り合わせで右上から時計回りに「筍木の芽和え」「蕗の湯葉巻き」「一寸豆」「玉筋魚（いかなご）釘煮」「蕨」。この季節ならではの顔が揃います。
向こう付けは二種盛りで「桜鯛の焼き霜」と「鯨の尾の身」、鯛の皮の旨さが絶妙ですがそれに輪をかけて旨いのが肝！ 鯨の尾の身は水菜と共に食べると極上。造りとは魚の全てを食べてこそ味が分かるもので「上身」だけの「お造り」では本来の旨さを知るにはほど遠い食べ方であります。
煮物として供されるのは「鮑の海胆蒸し」、アルミホイルで包まれた磯の薫り高い蒸し物は一人一個づけ。かなりのボリュームがありフレンチならこれはメインになるでしょうね。
続いて焼き物は鯛の白子。これまた相当のボリューム！ 河豚の白子とまでは申しませんがかなり濃厚な味わいでシャルドネと合わせてみたかったと少し反省。
料理はまだまだ続きます。
酢の物に相当するのが「藁焼き鰹タタキ」、藁焼きしてもご覧の通り縞が鮮やかな鰹、最高の味わいは単に脂がのっているだけではありません。赤身の美味さと皮の旨さが鰹の味、それを生かすのが薬味と特製のポン酢。
さらに登場したのは「タラの芽海老巻き」、タラの芽を芯に海老を巻いてパン粉衣で揚げてあるのですけど海老の甘さが際立って旨い。足の唐揚げももちろん！
吸い物は「桜鯛と若布」、鯛の甘さが格別。出汁は大阪の味。
造幣局の通り抜けの期間ですのでお寿司は「花見ちらしすし」豪華絢爛なるちらし寿司。
デザートは別腹におさまります。完熟のパパイアの真ん中をくりぬきココナッツミルクと苺が！
ようやくこれで終了。ワインと飲み物は次の通りです。
1. Champagne Christian Bourmault Cuvée Grand Eloge Blanc de Blancs Brut NV
2. Château de Chantegrive Blanc 2006 AC Graves
3. St. Maddalena Gewurztraminer Kleinstein 2006 Cantina Bolzano
4. l'Hospitalet de Gazin 2000 AC Pomerol
5. 本日の日本酒「白瀑」純米酒
このあと北新地へ出陣、「３、３」を皮切りに元Ｈホテルチーフソムリエ氏のお店で偶然にも我がワイン大学メンバー女史にバッタリ！ さらにワイン輸入業の社長が経営するワインバーへ。
posted by：Georges :
コメント
東京のuzumakiです。
大変美味しく、楽しい会に参加させて頂きましてありがとうございました。
お料理はどれも秀逸で、皿を重ねる毎に「本日のNo.1」が更新されていくのには驚きました。また量もたっぷりで大阪のおもてなしの心を堪能させてもらいました。
また、ワイン・日本酒のセレクションも素晴らしく、鯛の肝とグラーブの白がことのほか合い、鮑には日本酒、海老巻きにはゲヴェルツと楽しませて頂きました。ワインも沢山頂きました。
メンバーの方のお話も面白く、大変楽しませて頂きました。
Georges さん、２（＆３？）次会も行かれたのですね。次回は２次会もお付き合いさせて下さい。
今後ともどうかよろしくお願い申し上げます。
投稿者 uzumaki : 2008年04月20日 17:51
uzumaki さま
早速の書き込み有難うございます。浪花料理の豪快さご堪能頂けたみたいでホッとしております。
上には上があることを別に知らなくても生きていくことは出来ますが、知ってしまうと後戻り出来ないのが食の世界です。
Ｆさんと北新地へ行ったのですが行ったお店は後ほどメイルでお知らせ致します。面白かったのですがさすがに飲み過ぎ、でも今日は朝から仕事してます。
またどうぞお越し下さいね。
投稿者 Georges : 2008年04月20日 18:01