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2007年05月18日

Anjou 2002 Domaine Les Grandes Vignes

7v0518.jpgロワール・ルネッサンスとサブタイトルが付いていますがアペラシオンはアンジューです。生産者はローレンス、ジャン・フランソワそしてドミニーク・Vaillantという恐らく兄弟だと思われます。ヴィンテージは02ですので飲み頃をキープしているかもしくは下り坂か、早速開けてみることに。キャップシールをとるとこのクラスでは珍しく天然コルクを使っています。長さ45ミリとごく一般的なサイズですが生産者名とドメーヌの表示しかありません。恐らく造っているワイン全てにこのコルクを使っているのでしょう。両端のヴィンテージ表記もありません。
グラスに注ぐと白ワインとしてはかなり濃い青みがかった黄緑色を呈しています。日本で普通流通するマスカットの皮を剥いたときの果肉の色と云えばお分かり頂けるかも知れませんがとにかくかなり濃厚な色なので少々驚きです。温度が高いと甘さを感じてしまいますがクーラーに入れて6℃位まで冷やすと丁度バランスが取れるようになります。もっとも私は根っからの辛口好みですので普通の味覚の人にはこれでも辛口に感じられるかも知れません。

金曜日の箕面石丸の朝市に淡路島岩屋から魚の行商が来るようになり便利になりました。岩屋の地元漁師から買い付けた鮮魚と明石の魚河岸から買ってきたものなど東大阪にやってくる魚屋さんと殆ど変わりません。淡路の海胆は明礬無添加で海胆本来の味わいがあり大好物なのですが50グラム1600円とまずまずの価格。焼き海苔の上に載せお気に入りの塩で味付けワインと合わせてみたら美味! 鹿児島の黒豚肩ロースのパネ、そして黒毛和種4Bの肩芯の網焼きなどお肉にも良く調和する万能タイプのようです。

安心の素材はシンプルに調理するのがベストでしょう。シンプルな調理に合う体に優しいワインを自分の舌で見付けるよう心掛けています。

結論的に申し上げますと私の好みからは少しはずれていますが大変良くできたワインであると思います。まず色が健全であり香りがシュナン・ブランの典型的な良い例だと思います。実際に経験してみないと香りについては難しいと思いますので敢えてソムリエ的表現は致しません。ヴィンテージが2002年でありますがリリース直後にありがちな重さやしつこさが無く舌にへばり付く甘さもありません。食事時に飲むにはどんな物とも相性がよいでしょう。果実味たっぷりでしかも甘酸のバランス良くかなり冷やすとますますキレが良くなります。ただ私的にはこれでも甘く感じてしまいますがこれは個人的なことでしょう。何かのコンテストで賞を取っているとのことですがこんなシールは私には不要です。シールに支払う費用をお客さんに還元すべきであると考えます。

posted by:Georges :

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