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2006年08月08日

Pino Nero Riserva 2004 DO Alto Adige Cantina S. Maddalena

vins8-08.jpg北イタリアはボルツァーノにある協同組合サンタ・マッダレーナのピノ・ノワールです。今現在は名称をカンティーナ・ボルツァーノとなっているとのことですがラベルの何処にもその名前は見当たりません。協同組合と云うだけで馬鹿にする人が多いのですが、この生産者の造るワインはどれもかなりのレベルで私自身結構な数を買って熟成させております。生産者カンティーナ・ボルツァーノは海抜250-750mの地に約300haという広大な畑を所有する一大組織であり、地元に昔から育つ品種を大切に守っています。

さてこのワイン、先ずグラスに注ぐと色が大変綺麗であります。そんなに濃くはありませんがスカーレットと表現したらよいのでしょうか、輝きのあるルビーカラーを呈していてレッグが長いのが特徴です。香りはまだ閉じています。味わいはスッキリした酸と仄かな甘み、軽いタンニンがうまく調和しておりますが今すぐ飲むより数年寝かせた方がさらに良くなると思います。輸入元の説明によると「アルト・アディジェ D.O.C.、ブドウ品種はピノ・ノワール(ピノ・ネロ)100 %、その平均樹齢は15 年、海抜500~600 mの畑は栽培面積たったの2 haで生産本数は4,800 本、醸造・熟成はステンレスとボッテで醗酵、バリック内にてMLF後、4ヶ月間フレンチ・バリックにて熟成(新樽:1/2、2年目:1/2)。3ヶ月ステンレスタンクにて安定をさせ、瓶熟成14ヶ月」とのことであります。注目すべきは最後の瓶での熟成期間であり、出来たてをすぐ出荷しないという姿勢が当たり前のことなのですが重要な事柄であります。

posted by:Georges :

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