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2006年07月05日

Chateauneuf-du-Pape 2004 Domaine de Ferrand

vinsjuillet-004.jpgシャトーヌフ・デュ・パープご指定のボトルに詰められ先日のローヌより5㎜長いコルクが使用されているので熟成させろと云いたいのでしょうか? 先ずグラスに注ぐまでに芳醇で甘い香りがほとばしり出るようです。若干残留亜硫酸は感じるもののそんなにきつい訳ではありません。色は綺麗な赤紫と表現したらよいのでしょうか、甘い香りが漂う中口に含んでみると・・・・、やっぱり私には甘過ぎると感じてしまいます。それが補糖ではなく葡萄本来の甘さであったとしても食事中飲むべきワインの範疇に納まるかはみ出るか、判断は難しいライン上にあります。このまま3年寝かせてからもう一度飲んでみたら如何でしょうか。ワインだけ飲むとしたら非常に心地良いとは思いますが、私の判断基準はあくまで食事との相性からですのでもう少し熟成を待ちたいと考えます。
輸入元の資料によると「平均樹齢 90~100年のグルナッシュ 95%、シラー&ムールヴェードル 5%で、土壌は 赤粘土、表面は砂利質。栽培面積は約5haで単位収穫量は30hl/haと低く平均年間生産量は15,000本程度」とのことであり2004年は一切樽を使用していないと特記事項があります。

ごめんなさいね、表向きにはあまり褒めたくなかったのですが、実はこのワイン大変果実味濃厚で私にとっては不要である余計な樽の影響もありません。グラスを回すといろんな果実の香りが打ち上げ花火のようにポンポンと飛び出してくるようです。アルコール度数は14.5%とかなりの高率ですが刺激的ではなくうまく調和しております。色も濃く酸も綺麗ですので熟成香が出るまで保管すれば恐らく鬼に金棒と云ったワインになることでしょう。
ワインは葡萄から造られるもので葡萄本来の味香りを大切にするワインを好んでおります。
このワイン輸入元には残っていません。ヌフパプとしてはそんなに高い訳ではありませんので見つけたらご購入お薦めします。

posted by:Georges :

コメント

なぜかこのコメントのみ書き忘れていました。
樽なんか使わずとも十分に凝縮された果実味、すばらしいと思います。アルコール度数が高いのですが、それを感じさせない、しかも熟成が期待できて、値段が信じられないくらい安い!(他のヌフ・パプと比べて)
2005はその上を行きますから、楽しみですよ!

投稿者 Midoc : 2006年07月14日 19:27

お返事が遅くなり申し訳ございません。私は元々ワインというもの樽熟成させるものよりタンク熟成のものの方が好みです。樽を使うようになったのはいつの頃かは知りませんが、例えばアルザスのトリンバックなども一切樽は使いませんよね、葡萄品種の違いを明確にさせようと思うと樽の使用は不要であると考えます。
ローヌに於いてはグルナッシュ・ノワールの良さをもっとアピールするには樽を使わない方が賢明だと思われますが如何でしょうか? 話は別ですがこのヌフパプの2002年をI商店でゲット、最後の最後の一本と云うことでした。

投稿者 Georges : 2006年07月24日 19:14

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