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2006年06月26日

Vosne Roman?e Vieilles Vignes 2004 Domaine Armelle et Bernard Rion

vinsjuin-012.jpgドメーヌ・アルメル・エ・べルナール・リオンというどこかに似てても違う名前のヴォーヌ・ロマネ、樹齢の高い樹からの葡萄で造ったのでしょう。ダニエル・リオンはジュヴレ村の筈なので姻戚関係ではないと思いますが調べてみます。さてこの2004年というヴィンテージにまつわる面白い話があります。
この2004年の収穫期にコート・ド・ニュイを撮影に来ておられたMさん、丁度ドメーヌ・ルロワの畑を見て大変驚かれたようです。そこにはまるで雪が積もったかのように一面真っ白、実はこれがオイディウムだったのです。勿論今とばかりパチパチとカメラに収めましたがそこに血相を変えて現れたのはかの有名マダム。「写真撮ったらあかん」とでも云いたかったのでしょうけど時既に遅し。かくなる理由で全て格落ちにせざるを得なかったのかも知れませんね。ビオロジックあるいはビオディナミ、実践するには相当の覚悟が必要だという実に明快な事例であります。
葡萄畑のいろいろな秘密はまだまだ沢山あります。ワインに関する著書はどちらかというと生産者養護の立場にあります。当然の如くワインを売るために書いてあるものも少なくありません。しかし実際はこのように知られては困る事柄も多い訳ですので賢い消費者は事実を知る必要があります。
さてこのワイン、今日買ったばかりで今すぐに飲む訳ではありませんが色はかなり薄く見るからに期待は持てません。2004年のニュイはビオディナミのみならず普通で葡萄を育ててもあまり上手く行かなかったと云うことでしょうね。

ダニエル・リオンはニュイ・サン・ジョルジュの生産者でした、大変失礼申し上げました。
ネットで調べたところ出てきましたがこの生産者は旅行者相手にお金を取ってテイスティングさせているようですね。いつも申し上げますがブルゴーニュの蔵元で「デギュスタシオン」などの看板があるところは先ず美味しくありません。たいていは表札だけ、中には表札も掲げないのが優良な生産者であります。所謂観光客相手の生産者の可能性が高いと思います。勿論どんなワインでも飲んでみなければ分からないとは思いますが、生産者のHPを見れば大体の想像がつくものです。

posted by:Georges :

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