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2006年06月27日

ワインの清澄に使われるベントナイトって何?

フランス語ではバントニットまたはバントニックと云うそうですが本で読んだことはあっても実物はどんなモノか、またその正体は何か、はっきり理解しないままでした。で、探してみると意外や意外、何とアロマテラピーに使われていました。このホームページをご覧頂くと一目瞭然。卵白を使うと高くつくのでこうした清澄材が使われるとのことですがこの他ブルゴーニュでは魚のゼラチンも使われるそうです。しかしなんか生臭くなりそうで私はゴメンですが・・・。で、さらにこのHPを見ていると粘土の意外な一面が見えてきました。ゲランドの塩は粘土が含まれるとかで敬遠なさっている皆さん、粘土の意外な効能を知るとやはりこの塩の良さが理解できるかも知れませんよ。私は綺麗綺麗な塩よりもこのゲランドのフルール・ド・セルが一番好きです。この味の秘密はひょっとして粘土のせいかも知れません。
そうそう昨日買ったヴォーヌ・ロマネを早速開けることにしました。詳しくは「続き」をご覧下さい。

Vosne-Roman?e Vieilles Vignes 2004 Domaine Armelle et Bernard Rion
しばらく立てておこうと思ったのですが別に濁りもありませんし透けて見える位薄そうなので開けてみました。と云うのも今日の晩飯はしゃぶしゃぶ、丁度宮崎産黒毛和種4番のハネシタがあったので暑いにも拘わらず強行! しゃぶしゃぶとピノ・ノワールの相性は極めて良いと思います。勿論湯を潜らせるのはたったの1秒、ピンク色に染まった和牛の食感とピノの艶めかしい香りがとても合う訳です。(しゃぶしゃぶはポン酢での場合に限ってのことですので予めご了解下さい)
で、このワインコルクを抜くと何の香りも発しません。コルクの匂いを嗅ぐと別にブショネはありませんが香りのレベルがあまりにも低すぎます。グラスに注ぐと泡立ちは少なく色はと云うとオレンジとスカーレットの中間というかかなり薄い目の色合い、口に含む前にアルコールの刺激だけがツンと来ます。喉越しのあとに鼻に抜ける香りは全くヴォーヌ・ロマネを感じません、ただのACブルゴーニュか良くてオート・コート・ド・ニュイ程度。原産地統制名称は何のためにあるのか疑いたくなるヴォーヌ・ロマネであります。口に残る残糖分こそあまり感じませんが果実味が薄く酸のレベルも大したことありません、タンニンのレベルが低いため全体的にはまとまっていますが熟成して良くなる要素は全くありません。価格的にはこんなのが14ユーロほどする訳で、ヴォーヌ・ロマネに行った記念の土産としては余りにも高い買い物としか申せません。エレガントと云う言葉は薄く頼りないワインのことを表現する言葉ではありません。ヴォーヌ・ロマネならその名にふさわしい味香りのグレードを持ち合わせていなければなりません。

posted by:Georges :

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