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2006年06月09日

Vin d'Alsace Riesling 2004 Domaine Paul Ginglinger

昨日のワイン会でちょっとセメダインのような匂いを感じたので改めて開けることになりました。先ず私はキャップシールは切らずにスポーンと取り除いてしまいます。するとこのワイン目一杯入っていてコルクとの隙間は殆どありません。こんなにツメツメに入れると間違いなく噴いてしまいますので輸送には気を付けなければなりません。輸入元の資料から「 リースリング 100 %で平均樹齢は30 年、土壌は粘土石灰質、栽培面積は僅か1.70 ha、収量は65 hl/ha、生産量は7,000 本、醸造は大樽醗酵 & 熟成8ヶ月」とのことです。

dailywine-011.jpg先日のリースリング・ドレイ・エクサと比べると色はやや薄い目、グラスに注ぐとかなり泡立ちます。で、バキュヴァンすると瓶底からボコボコと大きな泡が立ちのぼります。これは明らかに炭酸ガスでしょう。ワイン会の時に感じたセメダインの匂いはありません。柑橘系の香りがそれもかなり強いのですが、口に含んでから液体を喉に流し込み鼻に抜ける香りは少し荒っぽく感じます。このあたりがトリンバックのフレデリック・エミールとは違いまだまだ洗練されていません。

dailywine-010.jpgご覧の通りコルクと液面の隙間は殆どありません。これからの気温上昇に伴い漏れが心配であります。輸出慣れしていないところはブルゴーニュもそうですがこのように目一杯詰めます。このアルザスも早くスクリュー・キャップにして頂きたいと願います。さて味わいですが炭酸が抜けてからもう一度コメントしたいと思います。今のところポール・ジャングランジェのリースリング、私の好みからするとドレイ・エクサの方がベターと言ったところでしょうか。ですけど残糖分ゼロという極めつけの辛口、私には有り難い存在です。少し買い込んで何年か置いてみたいと考えます。辛口のアルザス愛好家には是非一度飲んで頂きたい両者であります。

posted by:Georges :

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