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2006年06月14日

Sancerre Lachaume 2005 Domaine Michel Thomas & Fils

期待していた2005年のワインがボチボチ登場してきました。まずはドメーヌ・ミシェル・トマスのサンセール・ブランです。畑の名前でしょうか Lachaume とラベルに記載がありますが、調べてみると2004年は La Chaume となっています。これはよくあることであまり気にしない方が良さそうです。輸入元の資料によると「平均樹齢 25 年のソーヴィニヨン・ブラン 100 %、土壌はシレックス、玉砂利、粘土石灰質、栽培面積は17 ha、収量は45 hl/ha、平均年間生産量は80,000 本、醗酵・熟成 : 基本的に全て収穫は手作業、収穫量は厳選。栽培は化学肥料や農薬の使用を極力抑えるリュット・レゾネを採用。低温ステンレスタンク醗酵後、澱と共に熟成。必要に応じて軽くフィルタリング。シャプタリザシオンなし。サンセールから4キロほどの小さな町、シュリー・アン・ヴォー所在。代々この土地では『クロタン』というチーズの生産が盛んで、ワイン造りは農業の一環として存在していただけでした。1945年、32歳だったミッシェルの父が本格的にワイナリー事業を開始。現当主ミッシェルが1970年に家業を引き継いだ」とのことであります。

vinsjuin-004.jpg補足するとチーズはクロタン・ド・シャヴィニョールというAOC取得のものです。天然コルクは太い目でしっかりした物を使用、グラスに注ぐと若干泡立ちますがすぐ消えます。色は青っぽい黄色でかなり薄い目、香りは当にグレープフルーツ! 口に含むと実に綺麗な酸、鼻に抜ける柑橘系の香り、後味のキリッと引き締まる感じに残る僅かな苦み、舌に残る甘さは全くありませんし、残留亜硫酸も殆ど感じません。これぞほんまもんのサンセールであります。これならクロタン・ド・シャヴィニョールのフレッシュなものとよく合います。2500円でアペラシオン・サンセールの正統派を知ることができますのでお試し頂きたいと思います。
甘いサンセールや樽に入れたサンセールなど私は全く評価に値しないと思います。

posted by:Georges :

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