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2006年06月15日

Chateau Citran 1997 AC Haut-M?doc Cru Bourgeois

vinsjuin-005.jpg久し振りのシトラン、以前にも取り上げたかも知れませんが恐らく1年以上前だと思いますのでお許し下さい。1997年のボルドーは総じて早熟というか悪い言い方をすると「立ち枯れ」のようなワインになってしまいますね。私は早く飲んでしまった方が良さそうに思いますが・・・。さてこのワイン、ブションは至って健康的、ワインと接触していた部分だけがそれなりに色付き横漏れは全くありません。開けると同時に熟したボルドー特有の香りがテーブルの上を漂います。グラスに注ぐとやや濁った暗赤色、レッグは大変長く香りは馥郁たると云う表現が適当なのかは分かりませんが良い感じには間違いありません。口に含むとややざらつきがあり、喉越しのあとには茎をしがんだときのあの渋みというか苦みが残ってしまいます。葡萄の果実味は感じられるのですがやはり1997年全体に思えるのが不健康な年、細かい澱が騒ぎ結果としては「まあこんなもの」程度でしょうか。しかし最後まで飲み終えることができたので悪くはないと表現しておきましょうか。6ユーロ程の現地価格ですので価格的にはお買い得と言えるでしょう。

さてこのシャトーですが1987年に購入して大改革を行ったのは何と大阪出身の井谷助二郎という人物です。東高ハウスという会社の社長ですがバブルの時は勢いがあったのでしょうね。1996年にタイヤングループに売るまでかなりこのシャトーに投資したはずです。

posted by:Georges :

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