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2006年05月12日

ボニリ・ジャパンさんのテイスティング

ほぼ毎月一度開催されるテイスティングで酒屋さんと大手インポーターの方々が集まり自社輸入のサンプルと各社の新入荷品などを評価します。今日は30アイテムとかなりの数をこなさなければなりません。

以下アイテムをご紹介しますと
1. クレーレット・デュ・ラングドック 2004 ドメーヌ・ド・レグランティエール
2. ワイルド・ワラピー シャルドネ・セミヨン・コロンバール 2005
3. ウィローバンク セミヨン・シャルドネ 2005
4. ヤルンバ シャルドネ 2005
5. リュリー・ブラン レルミタージュ 2002 ドメーヌ・シャンジー
6. ホーグ シャルドネ 2002 
7. ビドーリ DOC フリウリ 2004 グラーヴェ シャルドネ
8. ビドーリ DOC フリウリ 2004 グラーヴェ ソーヴィニオン
9. ビドーリ DOC フリウリ 2004 グラーヴェ ピノ・グリジオ
10. イ・クリヴィ 2002 コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリ ガレア
11. イ・クリヴィ 2002 コッリオ・ゴリツィアーノ ブラザン
12. イ・クリヴィ 2001 コッリオ・ゴリツィアーノ ブラザン
13. VDP・ドック 2004 カベソー ドメーヌ・デ・プルティエ
14. VDP・ドック 2004 カベソー サンジャネル
15. ワイルド・ワラピー 2004 カベルネ・メルロー・シラー
16. ウィローバンク 2005 カベルネ・シラー
17. ブラティパス ラン 2001 ピノ・ノワール 
18. ブラティパス ラン 2001 シラー
19. ヤルンバ カベソー 2004
20. コンティ・ディ・ブスカレート 2004 ラクリマ種
21. ビドーリ DOC フリウリ 2003 メルロー
22. ビドーリ DOC フリウリ 2003 カベソー
23. イ・クリヴィ 1999 コッリオ・ディ・ロッサーゾ ガレア
24. ミロス・デ・リベラ 2002 クリアンサ リベラ・デル・デュエロ
25. ミロス・デ・リベラ 2001 リゼルヴァ リベラ・デル・デュエロ
26. ミロス・デ・リベラ 2001 リゼルヴァ コレクション・プリヴァーダ リベラ・デル・デュエロ 
27. ポーイヤック 1998 メルシャン
28. シャトー・グリュオー・ラローズ 1990
29. ムーランナヴァン 2002 日酒販
30. Nuits-Saint-Georges 1'er Cru Les Saint-Georges 2002 Domaine Chevillon-Chezeaux

問題は28番、1990年といえばコルディエ傘下の筈ですがその名前は見当たりません。キャップシールにはごく最近施されたであろう印刷処理してあります。ブションはどう見ても新しいのですが液面に触れている部分の色と中身のワインの色が随分と相違しています。即ちブションに染まった色は紫系でありワインそのものは赤茶色を呈している訳でこれはどう考えても不自然としか云いようがありません。味わってみるとサンジュリアンではなくサンテミリオンのワインのような感じです。グリュオー・ラローズと云えば香港のレミー・ニコラで古いものを随分と購入しました。1940年代から50年代1961年や1970年は昔安いときに随分と飲んだものです。で、特有の香りが感じられるはずなのですが全くそれを感じない凡庸な古酒であります。
好みで申し上げると25番と30番がベスト。

テイスティングのあとは綉花でお食事。ごちそうさまでした。
ワインを理解するにはどんな書物を読んだところで身に付くことはありません。年数をかけてじっくり飲み比べをすること以外方法はないのだと思います。「百聞は一見に如かず」と云いますがワインに当てはめると「一飲」に変えると意味が通じます。大阪弁で申し上げると「飲んでこそなんぼ」の世界であります。また記憶力もこの世界には欠かせません、いつどこで(誰と)何を食べて何を飲んだか(覚えられないなら)記録に残すことでしょうね。最近はネットで何もかも買うことが出来るようですが、ワインだけは試飲してから買うべきでありしかも信頼できる店選びが必要です。今日試飲したグリュオーラローズ1990輸入元は何処かとは申し上げませんが私は買いません。フェイク・ワインとは申しませんが限りなく黒に近いグレーであることは確か。世の中にはもっと思い切り怪しげなワインが氾濫しております。

posted by:Georges :

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