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2006年02月22日

Chateau Soutard 1992 AC Saint-Emilion Grand Cru

winediary002.jpg明日のワイン会用ですが順番を決める都合上飲んでみることに。そもそもこのワインが突如注目されるようになったのはパーカーJr.が最初の本を出版した1985年からでありますが、最近ギ・ド・アシェットにもル・クラスマンにも全く載っていません。秘密にしておきたいなら自分の本に載せる必要はないと思うのは私だけでしょうか?
ここで現在のアペラシオン・サンテミリオンに関する法律について申し上げると1984年1月11日からはサンテミリオンとサンテミリオン・グラン・クリュの二つしか存在しないと云うことです。1936年11月14日に定められたサンテミリオン、サンテミリオン・グラン・クリュ、サンテミリオン・グラン・クリュ・クラッセ、サンテミリオン・プルミエ・グラン・クリュ・クラッセの格付けは書いても良いけどアペラシオンとしては上記の二つしかないということで、その何が違うかというと収穫量ぐらいだと云うことです。

さてこのワインですが熟成の極みでしょう早く飲んでしまわなければなりません。まずコルクは意外にしっかりしていて漏れなど一切ありません。しかし色は薄くグラスに注ぐと赤色は僅かに保っている程度で空気に触れすぎるとオレンジから茶色に変色していくのが目で見て分かる位脆いものです。香りはまさに熟成香、心地良い甘い香りとしか思い浮かびません。グラスを回しすぎない方が良いでしょう。これ以上置いておくと厭な酸が出てきます。

posted by:Georges :

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