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2005年12月02日

Willems Hofmann Fusion Ⅱ Rieslimg 2004 Deutscher Tafelwein Rhein-Mosel

1202wine.jpgスクリュー・キャップのボトルは典型的なドイツの細長いもの。香りはドイツワインそのもののリースリングの香りで、色も綺麗な黄緑色を呈していて好感が持てます。味はスッキリ爽やかで甘さも適当な本当に昔のドイツワインの良さが感じられます。
ブショネの心配のないスクリュー・キャップ・ボトルに全てのワインが移行して頂きたいと思います。というのも先だって開けた Concerto Reggiano Lambrusco 2004 Medici Ermete ですが思い切り「ブショネ」。スパークリングワインでもブショネは往々にして存在します。色や泡立ちは全く問題なかったのですが香りがいがらっぽく味はそれこそゲーッとなるほどヒドいものでした。
ドイツワインの黄金期は1970年代だったと思いますが例の不凍液事件から衰退の一途をたどるようになったと思います。この不凍液の張本人について日本人は認識が甘いと思います。ドイツワイン商法というものご存じでしょうか? ドイツワインを売る人たちはいくつもの会社(輸入元)をかけ持ちしていることが多かったのです。今日は○○○商事、昨日は○ー○ー○・ジャパン、あるいは午前中がN・ジャパンで午後からはB商事などと一人で数社の名刺を持っている人を何人も知っておりました。

昔はリーファーコンテナーなど使わない会社が殆どで赤道直下を船で運ぶ訳ですからワインは吹きこぼれるのが当たり前。そんな時代にラベルを貼らずに日本で貼り付けるという輩が実際に存在しました。それも甘ければアウスレーゼ、酸っぱければカビネットなどと勝手に貼り付けていたようです。輸入原価の10倍から数十倍ほどの値段を付け主に医者や弁護士の先生方に売りつけていました。まさに折れて曲がってなんぼの商売。セールスは勿論歩合制の高給取りばかり。
この時代に甘い汁を吸った人間はなかなかその味が忘れられないようです。ドイツワインでは儲からなくなるとフランスワインに手を出したりしましたが、今では一般の人が知らない諸国のワインで同じようなことを計っているみたいです。

posted by:Georges :

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