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2005年12月14日

Valcanzjria 2004 IGT Sicilia Azienda Agricola GULFI

1214wine.jpgシチリアの白ワインで生産者はグルフィという「イタリアワイン最強ガイド」も大絶賛のワインであります。2003年のこのワインとシャブリの比較がこの本の冒頭に書いてありましたが、そもそもヴェルジェのワインなど一部の評論家が評価している訳で残念ながら私は全く評価しない生産者であります。
本にはタンク熟成云々のくだりがありますがこのヴァルカンツィリアに関しては2003年ヴィンテージも加えられるシャルドネ(確か15%)は樽熟成してありますのでこの解説は少し意味合いが違います。
有名処(この場合ヴェルジェ)との比較は分かりますが、シャブリと比較するのならラ・シャブリジェンヌのグラン・キューヴェ2002とかウィリアム・フェーヴルのプルミエ・クリュあたりと比較すれば如何かと思います。ヴェルジェのようなお上品すぎる(私から云わせて頂ければ薄っぺらい)ワインとコクのあるヴァルカンツィリアでは比較する前から答えは明白であります。
この比較はやはりイタリアワインを売るためのフランスワインとの比較であり私はあまり感心致しません。比較するならその対象はフランスワインに精通する人物に選んで頂きたいと思います。

私は国別に優劣はないと考えております。アメリカにも良いワインは沢山ありますしチリにだって探せば素晴らしいモノもあります。イタリアワインに関してはサッシカイア等2、3千円の頃からアンティノリのソライアなどはファースト・ヴィンテージから飲んできましたがそれは安い頃の話で今のような価格で飲もうとは思いません。
さて本題のこのワイン、近所のチャイニーズへ持ち込ませて頂き飲んでみましたが今までのヴィンテージよりおとなしい感じがします。パイナップルのようなアロマはやや控えめで樽熟のシャルドネのフレーバーがきついように感じます。例年より少し甘さが気になるのは私だけでしょうか? 勿論価格以上の飲み応えがあるのは確かですが・・・ 日本ではリリース直後ですのでしばらく置いてからもう一度飲んでみます。

posted by:Georges :

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