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2005年12月07日

Chateau Can-Mille 1977 AC Cotes du Roussillon

1207wine.jpg コート・デュ・ルーションがAOCとなったのは1977年3月28日のことです。ですからこのワインはアペラシオンとして初めて名乗れる記念すべきヴィンテージのワインなのであります。赤本を調べてみると赤・白・ロゼがあり赤のセパージュとしては Carignan, cinsaut, grenache, Iladoner pelut, syrah, mourvedre, maccabeo が列挙されていますが、最後の葡萄は白の品種です。この品種は赤ワインとしては10%未満、ロゼでは30%未満しか使ってはならないとの記述があります。
このワインの裏ラベルには使用品種として le Grenache Noir, le Calignan, le Mourvedre, le Syrah と書いてありますがその割合は70%,20%,5%,5%とのことで輸入元の説明によると
「収穫が終わると、毎年、エノログにブドウを見てもらい、常に持ちこたえる事のできるワインにするための研究をしています。
品質的に良い、と判断したものに関してはボトリング用に選別され、仮に“そうでない”と判断したものに関しては、バルク売りします。中でも特に厳選されたヴィンテージは、約2年間キューブ内で保管され、そのヴィンテージの持つ自然なキャラクターを表現するようにします。

ワインは最初の熟成段階から、厳格にコントロールされていきます。そしてボトリング。13度に温度管理されたカーヴ内で長い熟成に入ります。リリースまで伝統的に最低でも4年間、カーヴ内で熟成されてから出荷されます。これがシャトー・カンミルです」
ボトルはセラーに寝かせていたので肩の部分に澱がへばりついていました。飲む1週間前位に立てておいた方が良いでしょう。デカンタしましたが澱は殆ど入らず保存状態は極めて良好です。私の開けたのはリコルクされていませんでしたが開けようとするとコルクがかなり柔らかいので慎重にしないといけません。熟成香が楽しめ味わいは健全そのもの2450円という価格からは信じられない完成度。お薦めです。

posted by:Georges :

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