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2005年11月15日
Tenuta di Valgiano Palistorti 2002 Colline Lucchesi DOC
輸入元のカタログから「フィレンツェから西へ約60㎞、のどかな田園地帯ルッカにあるワイナリー。今のオーナーに所有権が移ったのは1990年代前半のことです」という説明がありビオディナミを実践しているとの記載があります。
葡萄品種はサンジョヴェーゼ70%、メルロー15%、シラー15% というちょっと予想もできない構成。色は少し透明感に欠ける暗赤色。香りはちょっと赤ワインには相応しくない香料それもカレーに使うような香辛料のようなものを感じます。
口に含むとやはり香りが鼻につきます。雑味というか埃っぽいという表現が適切なのでしょうか? とにかくワインだけ味わう限りあまり私には好ましいとは思えません。
いろいろなキノコが残っていたので「キノコのフリカッセ」を作ってみましたが我ながらなかなか良くできました。ニンニクのスライスにたっぷりのオリーヴオイル、比内地鶏のスープに朝市で買った椎茸、白マイタケ、ブナしめじそして貴重なオオツガタケにベーコン少量、仕上げに生クリームなのですが、さっきの赤ワインが嘘のように美味しく感じます。埃っぽいと感じたのがキノコの香りに転じたようです。
ですからワインと言うモノ本当に不思議なものですね。料理と共に味わうと全く別物のように変化します。時間が経過したのが原因かも知れませんが・・・
posted by:Georges :