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2005年11月19日

Clos de la Coulee de Serrant 2003 AC Savenieres Coulee de Serrant Domaine Nicolas Joly

昔は高島屋の専売だったクロ・ド・ラ・クーレ・ド・セラン、ニコラ・ジョリーの前A.ジョリーの頃から飲んでおります。驚いたのがこのヴィンテージは甘いと云うこと。数年前から所謂ヴァンダンジュ・タルディヴが造られているのは知っておりましたがこの2003年のラベルには何らその表示はありません。
極甘口とは云いませんがかなりの甘さであることに違いはありません。

ビオディナミは総じて甘いと批判されることが多いですが、こんな甘いクーレ・ド・セランは私は初めての経験です。ニコラ・ジョリー氏のワインについての理論はご立派でしょうが、このワインに使われているコルクは至極安物であります。昔からそうですが高い価格の割りに実にお粗末なコルクを使うのは如何なものかと思います。
昔の話で恐縮ですが昭和の時代に一世を風靡した白ワインが幾つか存在しました。このクーレ・ド・セランもその一つであったかも知れません。ワインが重要なギフトであった頃、この上に鎮座していたのが北部ローヌのシャトー・グリエ。単独のアベラシオンを持っているという理由だけで途方もない高い値段で売っておられました。最近は全く話題にも上りませんね。
当時この両者について言えることは「自分では買わない」ことでしょうか? 従価税だったこともありとても高嶺の花、しかしギフトにはよく使われたワインでした。

posted by:Georges :

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