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2005年10月02日

Recit Roero Arneis DOC 2004 Monchiero Carbone

1002wine.jpg ピエモンテ州ロエロの白ワインは16世紀からこの地にあると言われるアルネイス種だけで造られています。造り手はモンキエッロ・カルボーネでこのレチットの名の付いた物は1993年がファースト・ヴィンテージとのことです。
色は薄く少し青みがかっていて青リンゴのような爽やかな香りが立ってきます。マロラクティック醗酵や樽熟成とは無縁のワインのようです。これはどんな食事にも合いそうな辛口ワインの発見です。しかも安い! 定価で2000円ですので普段の食事にはもってこいです。
と言っても人の好みは千差万別、私は辛口好みですからこのワインを高く評価するだけです。私は樽の影響が強く残るワインは好ましいとは思いません。日本酒はワインのように樽熟成など普通はしないので元々樽の味には馴染むことの出来ないのが日本人の体質ではないかと考えます。ですから樽で熟成しないで甕で熟成させる例えば焼酎などの文化が広まったのではないでしょうか? それに比べヨーロッパでは酒と言えば樽で熟成させるモノと相場が決まっているように思います。勿論例外はありますが・・・・。
葡萄酒と言うモノの原料は葡萄ですから本来葡萄の味香りが尊重されるべきだと考えます。アルザスのトリンバックと言えば今でこそその存在は大きく取り上げられていますが20年ほど前までは隠れた存在でした。このトリンバックこそ昔から辛口に拘り、樽とは無縁なワインを造り続けてきたのです。
濃縮果汁を使いハードローストした新樽に長期間熟成させたワインなど何が美味しいと云うのでしょうか?

posted by:Georges :

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