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2005年10月03日

Champagne Beaumont des Crayeres Cuvee Nostalgie Brut 1995

1003wine.jpg既にインポーターでは完売になった95年のノスタルジーはボーモン・デ・クレイエール社の最高級シャンパーニュであります。若干ブションがしょぼい事を除けばほぼ完璧な仕上がりです。まず綺麗なゴールドの色に無数の泡が細かく立ち上り香りはと言うと例の蜂蜜香であります。昔のKRUGは全てのボトルにこの蜂蜜香がありました。今から10年ほど前からでしょうか? その香りがだんだんとひねた香りに変わってきたのは・・・
クリュッグを飲み始めたのは1980年代の初めでしたでしょうか、確かインポーターはアサヒビールだったと記憶しています。初めてランスのクリュッグ社を訪問したのは確か1984年でした。このときはアンリが社長を務めていてオリヴィエは未だ入社していなかったと記憶しております。ランスの本社で飲んだクリュッグはグラン・キュヴェの旨さが際立っておりやはりクリュッグはこのグラン・キュヴェを飲むべしと心に刻んだものです。当時の現地価格は300フラン、ミレジムが450フラン、ロゼが500フランでその後リリースされたクロ・デュ・メニルが600フランだったと思います。
インポーターがレミー・ジャポンに代わり社長が弟のレミー・クリュッグに替わった頃は頻繁に日本に来てました。その後アンリの息子が日本に常駐していた事は広くマスコミに知られています。
1980年代から1993年にかけてのスタンダード・シャンパーニュの価格はオーブ地区なら50フラン、グラン・クリュのコート・デ・ブランのRM物でさえ70フランが相場、有名ブランドのネゴシアン物で80フラン程度の物。それに比べるとクリュッグの300フランというのはとてつもない高値であった事がお分かり頂けると思います。
ボーモン・デ・クレイエール社は高品質にも拘わらず日本のインポーターの努力により安く提供されています。日本での価格はパリのレストランより安いかも知れません。

posted by:Georges :

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