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2005年09月12日

Jurancon Moelleux Noblesse du Temps 2001 Domaine Cauhape

0912wine.jpg昨日に引き続きジュランソンの今日は甘口です。私が注目したのはこの1986年がリリースされたときでした。ワインを判別する方法として私が用いるのは「実践比較」ということです。数多くのソーテルヌやドイツワインのトロッケン・ベーレン・アウスレーゼを飲んで参りましたが甘口の代表はイケムではないかと思い比較的おとなしい1982年と比較しましたが、アフターの長さをも含めてまさるとも劣らないと判断しました。その時の価格は確か5000円。イケムの何分の一で買えるなら私はこちらを選びたいと思いデザートワインのトップに位置づけました。
で、新しいミレジム2001年ですが毎年毎年新しくなる度に濃厚さは増してくるようです。思い切り3℃まで冷やすのですがトロッとした液体からは馥郁たる芳香を発し、「温度が低いと香りが楽しめない」というワインの常識が嘘だと云うことが分かります。ロワールのサンセールなどもガンガン冷やして特有のグレープフルーツ香が強烈に香るものこそ良いワインであると考えます。

甘口のワインを普段そんなに沢山飲む機会はありませんが、フォアグラのテリーヌに合わせてみると楽しいと思います。果物では濃厚な旨さのマンゴー。大概のソーテルヌはこの果物に負けてしまいますがこの「貴族の時間」は決して負けないと思います。

posted by:Georges :

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