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2005年06月10日

Vin de Pays des Monts de la Grage Cuvee Genevieve 2004 Domaine du Tabatau

お待たせしました、マニア待望のフランスワインの登場です。造り手はあの Mas de Daumas Gassac で96年まで醸造長を務めていたブルーノ・グラシア氏と弟のジャンポール兄弟で有機農法、手摘み、低収量さらには補糖、補酸をしない自然な醗酵を心がけ無濾過で瓶詰めするなど自らの理想を追求するため1997年僅か4㌶でスタートしたドメーヌです。
初めに紹介するのはヴァン・ド・ペイ、ラングドックのモン・ド・ラ・グラージュの白ワイン。葡萄品種はシャルドネ42%、グルナッシュ・ブラン38%、ルーサンヌ20%で構成。22.22hl/haという低い収量で12ヶ月の樽熟成。新樽比率はたったの8%という低さ。ドーマス・ガサックのオーナーは昔から知っておりますが年々甘さが目立ち昔ドメーヌを立ち上げた頃とは大きく造りが変わってきたように思います。

まず色は薄く、青みは帯びていますが黄色っぽくもありません。香りは柑橘系というより葡萄本来の香りに近くまだ固く閉じたような香りです。口に含むと味の密度が濃いですね。舌にへばりつくような重さがあります。果実味が凝縮されていて質は高いのですが、やはり今すぐ飲んでこのワインの価値を語るには早すぎます。造りがしっかりしているため濃さはありますが甘さは皆無です。少なくとも3年の熟成が必要だと思います。出来れば5年以上は置きたいですね。1本\2200 なので買っておく価値は大です。

posted by:Georges :

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