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2007年11月05日

Le G de Château Guiraud 2006 AC Bordeaux Blanc Sec

7v1105.jpgソーテルヌの第1級格付けであるシャトー・ギローが造る辛口白ワインです。エチケットが安っぽいものから少しシックなスタイルに変更されたので買ってみました。私の知る限り(いつからかは知りません)1980年代には既に辛口の白ワインは造られていたのですが当時の名前は Pavillon Sec de Château Guiraud であり、また赤ワイン Château Guiraud, Pavillon Rouge AC Bordeaux Supérieur という怪しげなワインも存在してました。
現在このシャトーを所有する組織がHPを開設していますが、英語版から The wines を選択して選択項目のすぐ下のオレンジの帯を見るとこのワインの名前が出ます。クリックすると詳細が見ることが出来ますのでご覧下さい。要約するとこの辛口用の畑は15ヘクタールで70%ソーヴィニョン・ブラン、30%セミヨンでその平均樹齢は15年と云うことはかなり若い樹であると云うこと。貴腐果は使わず熟した葡萄のみ使用、テクニカル・シートを開くとかなり重要なことの記載が見られます。英語ですが肝心なことはこの4つの項目であります。
Harvest : hand picked, by successive selections through the vines (1 to 2 selections),on ripe and healthy grapes.
Fermentation : is done in new oak barrels that have been barrels previously used for the grand cru and it lasts 2 weeks.
Malolactique : None
Ageing : takes place from 6 to 9 months in barrels, regularly stirring the lees.

前置きは長くなりましたが開けることにします。まずキャップシールは薄いですが錫箔、コルクはかなり色の濃い天然物で長さは48ミリ。コルクには生産者元詰めとヴィンテージのみの印字です。

コルクの臭いは・・・・ ブショネではありません。良かった! 今回は連続ブショネにはならないみたいです^^。

で、グラスに注ぐと色は青みは帯びているもののイエローゴールドで彩度もかなり高い目。セラーから出してすぐだと強烈なオレンジの香りがします。樽のお好きな方には受けるでしょうが残念ながらファースト・インプレッションは「重い、飲み疲れするワイン」であります。私は葡萄果汁は好むものの樽のエキスは性に合いません。舌にべたっとこびりつくようなエキス分に甘さが加わりグラス半分で既にお疲れモード。
明石の蛸にオリーブのペーストを付けて合わせましたが相性はイマイチ。茸たっぷりで海老出汁の雑炊に合わせても同じ。

温度を5℃まで下げると青みが強く反映されてくるのが面白いですが、飲み口は重たいまま。残念ながらボトル半分でギブアップであります。辛口ではありますがソーテルヌの香りもあり私にとっては切れ味爽快とは参りません。クリーム系ソースの魚のポワレなんかには合うでしょうけれど・・・・。

推定価格4.35ユーロ、樽がお好きな方向け。バターたっぷり、クリームガンガンの重たい料理が好きな方には大受けするかも知れません。

posted by:Georges :

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