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2007年07月15日

Château Tour de Ségur 2001 AC Lussac-Saint-Émilion

7v0715.jpgボルドーではかなりの著名人となったアンドレ・リュルトン氏がリューサック・サンテミリオンの中心部に所有するシャトー・ド・バルブ・ブランシュのセカンドワインにあたるのがこのシャトー・トゥール・ド・セギュールであります。先ずアンドレ・リュルトンのHPを開くといろんなシャトーが出て来ますがその内の一つこちらを開くと2つのワインが出て来ます。ボトルの画像をクリックすると片方はシャトーと同じ名前で、片方はこのトゥール・ド・セギュールです。テクニカルデータを見ると両方とも畑は28ヘクタールとありますのでこれらは同じ畑であり、新樽比率から後者はセカンドであることが明白であります。
HPを開かなくてもラベルを見ると大体想像がつきます。直訳すると白髭貴族のシャトーでしょうか、いつから所有しているのか知りませんがアンドレ・リュルトン氏もいよいよ右岸に進出しているのですね。

さてこのワイン、詳細はこちらの通りですが、コルクは上質の天然コルクで長さは50ミリ、GRAND VIN DE LUSSAC ST EMILION 2001 そして生産者元詰めとの表示、両端面には○で囲んだ2001が印字されています。グラスに注ぐとまだ紫色を帯びた綺麗な色を呈していますがかなりの年数を経ているにも拘わらず少し驚きであります。香りは少し青臭さを感じるものの味わいは至って健全、ドライでしっかりしたタンニンにようやく甘さが生じてきたところでしょうか、飲み頃には至らないものの私の好むタイプであります。仔羊のローストが食べたいところですが残念ながら今日は島根牛のウチヒラのカルパッチョ。自家製ラタトゥイユにも相性は良くないようでした。ちょっと雑味が感じられるのは収穫に一部機械を使っていることが原因なのでしょうか。
フランスでは大統領がアルコールを摂取しないこともあり国民のワイン離れが深刻であります。その需要を我々極東に期待しているとのことですが今こそくだらない高級ワインを買わない運動を起こすべきでしょう。有名銘柄の異常な高値は買い続ける人達の責任であります。買わなくなれば必然的に価格は下がるものです。

posted by:Georges :

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