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2007年06月24日

Prunaio 2003 Toscana IGT Fattoria Viticcio

7v0624.jpgまずは10万アクセス突破、皆様に厚く御礼申し上げます。美味しい食事とそれに合うワイン、たまにピアノというスタンスでこれからも続けて参りたいと思いますので今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
さてこのワイン、生産者ファットリア・ヴィティッチオの高級品でありますが、タルタル(樽樽)とした感じはなく今飲んでとても美味しいことが有り難いと思います。普通スタンダードは飲みやすいけど高級品になると樽がえげつないというパターンが多いのですがこの生産者は違うようです。コルクは天然物の長さ49ミリ色白で良質のもので液体に触れている部分だけそれなりの色付きがあります。即ちワインの色と同じ色に普通に染まっているのです。この普通に色付くことが重要であり瓶熟成によりおかしな色付きをするワインで美味しかった例はありません。
グラスに注ぐとまず葡萄のアロマが広がり香りだけで濃厚な液体であることが解りますが、口に含んでも全く嫌みやえぐみがなく自然と喉を通っていきます。最近おつまみの定番は枝豆ですが、豊中イカリで見付けた島根牛のレバーは鮮度抜群のものでスライスして塩とオリーヴオイルで食べると実に甘く、このワインとの相性もグッドです。さらには鶏肉との相性も良くオールマイティーに使えそうなワインです。

生産者のHPはこちらをご覧ください。輸入元の説明では「醗酵:ステンレス・タンク 主醗酵後、オーク樽にてマロ・ラクティック醗酵   熟成:オーク樽熟成 14ヶ月(225L、新樽比率50%)/瓶熟成 6ヶ月以上 」と書いてあるのですが生産者のHPでは「オークのスモールバレルで12ヶ月以上、さらに瓶詰め後は温度管理されたところで水平に寝かされ12ヶ月以上瓶熟」と微妙に違っています。普通どちらが正しいかと云えばもちろん生産者の方が正しいと思うのですが、イタリアという場所柄違う場合もあり得ることは知っておいても損はありません。生産者価格は10.625ユーロ程度、日本での販売価格は税別5000円ですが質的に申し上げると定価1万円以上の物と比べても遜色ないものと考えます。葡萄品種サンジョヴェーゼ・グロッソ100%のこのワイン、セラーに置いておけば将来が楽しみです。

posted by:Georges :

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