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2007年06月25日
Mâcon-Cruzille 2005 Domaine Guillot-Broux
一連のギヨ・ブルーのワイン、これはマコンの次に村の名前、Cruzille が付いているのでマコン・ヴィラージュと間違う人が多いのですが単なるマコンに属する赤ワインです。例によって有機栽培なる葡萄であるとのことが強調されていますがラベルにこれを謳い文句にするワインにろくなものなしと云うのが私の立てた説であります。
コルクは長さ50ミリありますが孔が大きめの中級品で両端には2005が○で囲まれ生産者名と村の名前の記載があります。一連のシリーズの中では最も辛口に仕上げられてはいますが私にとっては実に甘く感じます。所謂残糖分が多い訳でこれが好きな人にはそれなりに受けるでしょう。しかし赤ワインと言うモノ、最初の一口が甘いとそんなに量が飲めるものではありません。人それぞれ好みは千差万別、甘いタレ焼の焼き肉が好きならこんなワインが向くのでしょうけど私の趣味ではありません。宮崎産A4のラムシンはまるでフィレ肉のようです。薄切りにして塩胡椒、軽く炙ってそのまま食べると実に旨い。しかし残念ながらワインとは合いません。朝テレビに出ていた安田さんをマネしてカレーの仕込みに使うことにします。
これは少しややこしいお話しですが単なるマコンとマコン・ヴィラージュの違いをハッキリ認識して頂くために書いてみます。Mâcon-Cruzille と書いてあるので村の名前が付いたマコン・ヴィラージュと勘違いする人が多いのですがこれは間違いであります。マコン・ヴィラージュは白ワインだけのアペラシオンで赤やロゼは単なるマコンに分類されるのです。フランス語がお分かりの方は先ずINAOのHPを開いて原産地、スティルワインからマコン及びマコン・ヴィラージュを開くとお分かり頂けます。しかしこのINAOのHPは解りにくいですね。このHPは全てのアペラシオンとデノミナシオンについて書いてあるのでワインだけに絞っていないところが困ります。フランス食品振興会は日本語に翻訳してワインだけの原産地統制呼称法を見ることが出来るように整備して頂きたいと考えます。
posted by:Georges :