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2007年01月29日

Histoire d'1 vin Le Noir 2003 Vin de Table de France S.C.E.A. Carrille Philippe

7v0129.jpg今度こそブショネのワインでないようにと願いコルクを抜きましたが、そのコルク自体はまたもや好ましからざる様相を呈しています。何がダメかは次のワイン大学の時コルクを以て解説させて頂きたいと思います。ところが悪い予感したにも拘わらず、結論から申し上げると状態は決して悪くはありませんでした。結構熟成した感じの大変飲みやすいワインに仕上がっているではありませんか! グルナッシュ・ノワールとシラーとは思えない、まるでメルローの多いボルドーかと思わせるような出来映えであります。色はダークレッドですが結構透明感のある落ち着いたカラーです。香りは熟成のそれで味わいは実にまろやか。あの猛暑の2003年とは思えない程巧く纏まっています。まあ「しかしテーブルワインに1700円はないだろう!」 と敬遠されそうですが味のレベルで申し上げるとかなりのハイレベル。好き嫌いはあっても1ユーロそこそこのテーブルワインとは訳が違います。ただ相当量の澱が発生しているためデカンタしてサービスすべきでしょう。輸入元の裏ラベルにも何らその注意事項がありませんので気を付けて貰いたいと思います。

ヴァン・ド・ターブルにヴィンテージは? と怒らないで下さいね。エチケットにはうっすらとしか描かれていませんから・・・・。その昔、「香りだけ嗅いだらワインの全てが分かる」と仰っていた静岡のインポーターが輸入していたプピーユ。いつの間にか介在する日本人とモメたのでしょうか、この生産者は大阪のインポーターに乗り換えてしまいましたね。リーファーと偽りドライで輸入したりするからこんなことになってしまうのです。
「あるある」とか「洋菓子の老舗」でいろんなことが露見してますが、賞味期限についてはもっとえげつないことをしている業界が存在するのを皆さんご存知ではないようですね。

posted by:Georges :

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