トップページ > こんなワイン買いました > その他ワイン > Blue Pyrenees Blanc de Noir Methóde Traditionelle Brut 2000

« クードポール第260回ワインを楽しむ会 | トップページ | Histoire d'1 vin Le Noir 2003 Vin de Table de France S.C.E.A. Carrille Philippe »

2007年01月28日

Blue Pyrenees Blanc de Noir Methóde Traditionelle Brut 2000

7v128.jpgオーストラリアのスパークリングワインです。長年愛飲していたクレマン・ド・ブルゴーニュがスタイルを変えたため新しいものを探していたのですが、これはかなり私の好みに合うので有り難い存在となることでしょう。ワイナリーはブルー・ピレニーズ・エステイトで輸入元の説明によると「フランスのコニャック・メーカー『レミー・コアントロー』によって1963年ヴィクトリア州ピレニーズ山脈の東、アヴォカに建設されたワイナリー(現オーナーはオーストラリア人実業家のイアン・フェイアー氏)。設立当初はブランデーを造るために開拓が進められましたが、テロワールが非常にワイン造りに適していたことから、ワイン用のブドウ栽培へと切り替え、現在では全て自社畑(175ha)でワインを生産するオーストラリアを代表するワイナリーとなりました」とのことであります。

で、グラスに注ぐと大変細かい泡が止めどなく溢れ出てきますがその理由は「ワイン造りは設立当時のオーナー、レミー・コアントローが同グループであった、シャンパーニュ・メーカー『パイパー・エイドシック』より技術供与をうけ本格的シャンパーニュ方式のワインをオーストラリアの地で実現させました」という説明があるのでなるほどと納得します。
ブラン・ド・ノワールとなっているものの色は「ブラン」ではなく薄いピンクであります。私なら「ロゼ・ド・ノワール」もしくは「ブラッシュ・ド・ノワール」と名付けたいところであります。
bv128.jpgさてこのワイン、コルクは所謂合成コルクを使っていますが未だ見慣れないせいでしょうか随分「安っぽく」感じます。最近はシャンパーニュでもこのタイプを見掛けるようになりましたが数年後はこれが当たり前になってしまうのでしょうか? オーストラリアへは行ったことがありませんが説明によると「海抜450m。ピレニー地区で最も冷涼なピレニー山脈の丘陵地帯(クナワラより平均気温が12度低い)に位置するブルー・ピレニーズ・エステイト。
南方へ吹き抜ける風の影響で大陸性気候にありがちな高い気温から免れることができ、山脈や起伏の激しい地形は冷たい風を傾斜地へ運ぶ働きをする」という立地条件の下次のように造られます。
■ 産地 : オーストラリア ヴィクトリア州
■ ブドウ品種 : ピノ・ノワール 87%、シャルドネ 11%、ピノ・ムニエ 2%
■ 残糖分 : 8.6g/l
■ ガス圧 : 5.43気圧
■ 生産量 : 24,000本
■ 土壌 : 粘土質、砂利質、砂質ローム層
■ 平均樹齢 : 25年
■ 収量 : 35hl/ha
■ 醸造 : 収穫後直ぐにソフトプレス、ステンレスタンクにて発酵後
       6ヶ月間シュールリーを行いボトリング。瓶熟4年以上。
       (デゴルジュマン:2006年10月23日)
税別定価は2700円なのでクレマン・ド・ブルゴーニュよりはやや高いですが品質的には極めて満足であります。収穫については記載がありませんが恐らく機械的に摘まれるはずだと思います。しかし雑味は全く感じられず林檎のフレーバーを感じるスッキリした辛口で飲み飽きすることはありません。私は「超の付く辛口好み」なので同じ好みの人にはお勧めしたいと思います。

posted by:Georges :

コメント

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)