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2006年09月19日

Gigondas 2001 Domaine des Tourelles Roger Cuillerat

vins9-17.jpg壊れたセラーの中に入っていたワインです。かなりの温度変化があったはずなのですがコルクの状態からは問題ないような感じであります。引き抜いてみると液面に触れる部分だけが着色していてコルクが動いた形跡は殆どありません。コルクさえしっかりしていれば温度変化には耐えられるという証拠かも知れませんね。ボトルは Gigondas のレリーフ入りですから正真正銘のジゴンダスに間違いないでしょう。グラスに注ぐと泡立ちは全く起こりません。結構とろみのあるような液体でレッグも長く見た目には良さそうです。香りは鼻を近付けなくてもハッキリ分かるグルナッシュ・ノワールの果実香です。赤本を開いてみたらジゴンダスがアペラシオンを得たのは1971年1月6日のこと、赤とロゼがあり赤の品種構成はグルナッシュ・ノワールが最大で65%、ムールヴェードル・シラー・サンソーの割合が25%以上そしてカリニャンを除く赤のコート・デュ・ローヌで許可されている品種が10%と云うことであります。

もっとも法律はコロコロ変わるのが最近の傾向です。イタリアは毎年のように法律が変わりますしフランスも細かいところはいろいろ変わっているようですので最近はどうなっているのか分かりません。
で、色は綺麗なルビー色を呈し味わいは程良いタンニンと濃厚な果実味がありながらアルコール度数は14.5%と高く結構辛口に仕上がっています。かなりの澱が発生していますのでデカンタした方が良いでしょう。今が飲み頃、リリースされてからかなり日が経ちますが見つけたらお試し下さい。お薦めワインであります。
お昼はいつも八戸ノ里のビストロ・プルミエのランチを楽しんでいます。先ずグリーンサラダはレタスにトマト、スナップ豌豆にオクラ、人参のジュリエンヌも入りマスタードのドレッシングで頂きます。スープは茄子のポタージュ、この味は家庭ではなかなか出せません、本当に旨いスープであります。メインはポークピカタ、下には茄子のムニエルが敷かれトマトソースがかけられますがこのソースが絶品であります。新鮮な茄子はムニエルにすると実に甘さが引き立つものです。デザートは幸水とカスタード・プリン。そして紅茶。これだけ出てきて税込1000円とは驚きの安さであります。しかしこの辺では創作和食屋が列を成す程のにぎわい、さらに予約で一杯の寿司屋が繁盛を極めております。美味しいかそうでないかは人それぞれ価値判断の基準が違うので敢えて申し上げることはありませんが、流行っている店が美味しいとは限らないことの良い例であると私は思っております。

posted by:Georges :

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