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2006年09月21日

Chateau du Mourre du Tendre Cuvee Tradition 2000 AC Chateauneuf-du-Pape

vins9-18.jpg壊れたセラーの中にあった一連のワインであり、保管状況が悪いことだけは予めご了承頂きたいと思います。購入したのは2004年の10月、輸入元の当時の触れ込みはこんな感じ「栽培されているぶどう品種はグルナッシュが80%、ムールヴェードル15%、シラーは5%。総面積は20ha, うちパプは2ha、残りはローヌおよびヴィラージュに使用されます。ローヌに使用されるぶどうの平均樹齢は40~50年、ヴィラージュは60年以上、パプに至っては85年から105年ほどの古木も使用されます。収穫は全て手作業、除梗は行いません。そのため、タンニンたっぷりのがっしりしたワインができますが、それを樽に頼らずステンレスとコンクリートタンクを見事に使いこなし、時間をかけてじっくり仕上げていきます。

これこそジャック・ポメル氏の秘密技と言えましょう。色とアロマを最大限に抽出させるため長期間キュヴェゾンを行い、さらにノン・フィルタリングで本来の果実味をしっかりキープします。蔵出しは、ローヌもヴィラージュもパプも収穫から4年後になります」とのことで、さらに著名な評論家が高得点をつけていることも指摘されておりました。
温度変化があったせいでしょうか漏れてはいないもののコルクの先5ミリ近くまで染み出そうとした形跡が見られます。色は健全で輝きあるルビー色と申し上げたいところですが少し透明感に欠けるように思います。香りはやはりグルナッシュ・ノワールそのもののアロマ。味はかなり品のある上質のローヌで重たくないのが有り難いと思います。ノン・フィルターと云うことですが全く澱は発生していません。
輸入元の資料によると「ブドウ品種は平均樹齢71年のグルナッシュ90 %、同じく33年のムールヴェードル10 %、栽培面積は2.0 ha、単位収穫量は28 hl/ha、平均年間生産量はたったの2500 本」税別小売価格¥8300と云う高級品でした。
訃報です。フランスからの情報によりますとヴォーヌ・ロマネのアンリ・ジャイエール氏がお亡くなりになったとのことです。私がこの蔵によく行ったのは1980年代のこと、毎年毎年通っていたので彼がその1986年ヴィンテージのワインを分けて頂くことになったのが1987年のこと、引き取りに伺ったのが2年後の1989年のことでありました。当時は普通のドメーヌでパリのヴリナ氏とフィレンツェのピンキオーリ氏が好んで買っていた程度でしたが・・・・。
ご冥福をお祈り申し上げます。

posted by:Georges :

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