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2006年08月27日

S?dtiroler Gew?rztraminer DOC “Kleinstein” 2005 Kellerei St.Magdalena

vins8-25.jpg前にも一度ご紹介しましたがこれはその2005年新しいヴィンテージです。2004年と比較すると香りは穏やかなようで、しばらく寝かせた方が花開くかも知れません。色は青みを帯びたイエローゴールドで輝きを持っています。味わいはと云うとべたつくような甘みはありませんがかと云って辛口とは申せません。「コクのある辛口」と表現したらよいのでしょうか、やはりデザートワインとしては不向きであります。で、いつものように塩胡椒だけの炙り焼き鳥からはじめ、その心臓や肝焼とすすんでいくとこのワインは本領を発揮しました。半ばフォアグラと云った肝焼との相性はすこぶる良好なのであります。出来ることなら本物ガチョウのフォアグラのソテーに無花果といったフランス料理の一皿に合わせたいと思います。このワイン時間が経って温度が上昇しても味がぼやけませんし、香りも変化することありません。アルザスだと2杯も飲むと厭になるゲヴュルツトラミネールが多いのですがこのイタリアワインは飽きずに最後の一滴まで味わうことが出来ます。やはりただ者ではないサンタ・マッダレーナのワイン、これは見逃せませんよ。

さて、久し振りにテレビでラザール・ベルマンの姿を見ました。リストの難曲をものの見事に弾いておられましたが顔の表情は殆ど変えられませんでした。名ピアニストと呼ばれたホロヴィッツもミケランジェリもそしてこのベルマンも故人となってしまいましたが彼等の共通点は「顔で弾かないこと」でしょうか。日本人女流ピアニストの中には顔の表情だけはいろいろと変えられるものの、肝心のピアノの音色は一つも変わらない人が多いように思います。ベルマンの第2弾が10月に発売されるそうです。今度のはリストの超絶技巧練習曲全曲が収録されているとのこと、早速HMVに注文しました。

posted by:Georges :

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