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2006年04月07日

Sancerre Cuv?e Silex 2004 Domaine Michel Thomas

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どこかにも同じ名前のワインがありますが別に固有名詞ではありませんので誰が使っても問題ないとか。いつも申し上げますがどんなワインでも世界的に有名になれば「甘くなる」という共通点があることに気付いて頂きたいと思います。限られたお客さんを相手に良心的に作っていた小さな生産者が、いきなりスポットライトを浴びる舞台に引っ張り出される訳で世界中から注文が殺到することになってしまいます。で、どんな人が注文するかというと先日申し上げた「ラフィットをコーラで割って飲む」ような輩も大勢いるという事を忘れてはなりません。
ワイン文化の無いあるいは低い国の人々は「飲み物」に甘さを要求します。最近では一部のアルザスワインにその傾向が見られますし、ロワールのビオディナミの連中にもそういう傾向が顕著です。さらに甘くなるだけではなく価格も上昇します。辛口ワインの好きな私にとっては全く好ましからざる方向へ向かっていく訳です。ですからワイン評論家諸氏の騒ぐワインを私は飲もうとは思いません。
さてこのワインですが火打ち石の土壌で造られた葡萄のみワインにしたそうで無濾過、大変ミネラル豊富に感じますが至って辛口。香りは典型的なグレープフルーツと云うよりはレモン系、熟成させると面白みは深まるかも知れません。

posted by:Georges :

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