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2005年09月04日

まず和牛の生体からの歩留まり、部位別正肉構成比について

ある食肉関係の内部資料を入手したので私が知りたい情報から開示していきたいと思います。
生体が730キログラムの和牛について申し上げますと枝肉はその57.5%を占める420キロがとれる訳ですが正肉はその7割強の306.6キロ、骨が63キロ、脂が42キロその他が8.4キロという構成ですので肝心なことは枝肉からとれる正肉の割合は73%だと覚えて頂きたいと思います。
生体から枝肉を除くと内臓(183キロ25%)皮(51キロ7%)頭・尾・足先(36キロ5%)のほか血液が40キロ(5.5%)ということになりますが、そのうち内臓は可食部分は67キロで不可食部分(116キロ)から比べると実に少ないことが判ります。
生体から正肉の割合を示すと半分以下の42%ということになります。

次に和牛の部位別重量比について申し上げると
一番大きな部位はモモで25.23%、次に大きいのがバラで22.23%、次に鞍下が13.58%それからロース(10.51%)ウデ(9.90%)マエバラ(8.94%)と続きます。ヘレは2.74%と全体の3%未満と少なく焼き肉業界で流行っている三角バラは僅か1.29%しかとれません。その他はチマキと呼ばれる部分(4.18%)にトウガラシ(大阪ではトンビ)が1.40%となります。

posted by:Georges :

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