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2005年07月27日

Chateau Citran 2002 AC Haut-Medoc

たまにはポピュラーなボルドーをと思い開けてみました。2002年なので当然の如く未だ飲み頃という訳には参りません。色は既に紫は消え濃い赤色を呈していて香りは実に華やかです。南仏やイタリアものが多かったので懐かしい香りが安らぎを誘います。
味わいはまだタンニンが粗く刺激が強すぎる酸が目立ちます。ロメインレタスとトマトのサラダはフルール・ド・セルと引き立て白胡椒に今日はニンニク風味のビネガーと2004年のエクストラヴァージンを振ります。黒毛和牛の3Aの枝からマル芯だけを切り分けて貰いステーキに。脂が極端に少ないですが中性脂肪過多の我が身にはヘルシーです。ワインと合わせるとタンニンは丸くなりますがやはりコクに欠けます。クリュブルジョワの格付けはやはりかなり疑問ですね。クリュブルジョワの表示がないオーメドックのワインでこれよりさらに味わい深いワインが幾らでも存在します。

東京ではやれ鮨がどうたら天麩羅がどうたらブログで賑わっているようですが、人間の味覚は年と共に変わると云うことに余り触れられていないみたいですね。店の主人の味覚も当然変わってきます。30代の時旨いと感じた「沼島の鱧」が40代には普通になり50代になれば「韓国産の方が旨い」と云う人は稀ではありません。
20代で物の味云々するには稚拙すぎますが50代になったからと言って「旨い店はここだ」と決めつけるのも如何なものでしょうか? 人によって旨さを測る尺度は違うもので年齢や経験によって旨いと感じるか感じないかはかなり差があります。白身を殆ど食べない人にいきなりあこうを食べさせても旨いと云わないようにどんなものでも食べ比べして初めて違いに気が付くと云うことをご理解頂きたいと思います。
また、人によって旨い店は違うのだと云うことを念頭に置く必要があると思います。無作為に選んだ100人が100人とも「あの店が一番」などあり得ない話です。若い頃は若い主人の店、年をとってそれなりの経験を積めば熟年の主人の店に通うのが良策ではないでしょうか?

posted by:Georges :

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