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2004年11月23日

最近見つけたHPですが

かなりの食の達人らしく、鋭い視点で京都のお店を紹介しておられます。アドレスはこちらです。http://hw001.gate01.com/impromptumew/index.html
最も新しいのは「修伯」について「7000円で豪華な刺身盛り合わせとデザート食べ放題の・・・」というふれ込みでグルメ雑誌を賑わせていたようですが、実際の内容はかなりお粗末のようです。我がワイン大学メンバーのお一人K女史も一度食べに行かれたようですが「二度と行かない、最悪の店だ」とかんかんに怒っておられました。
今日はワインのお話しを少し。ワインを選ぼうとすると「マコン・コンクール銀賞受賞」とか「パリの金賞」などコンクールでの受賞ワインであることを誇らしげにうたった文句をよく目にします。こういったワインには結構派手なシールが貼られていますが、このシールを貼るか貼らないかでいくらか価格が変わることをご存じでしょうか?

日本人はコンクール受賞ワインに弱いと聞きます。
そもそも美味しいワインはコンクールに出展する必要があるのでしょうか? 無料で出品することは不可能です。それなりの費用を支払い無償でワインを提供し、コンクールにてそれなりの評価を得るとまたお金を支払ってシールを購入するわけで、第3者の評価を受けるために原価が高くなってしまいます。
ある輸入元は「ユーザーに解りやすいから」という理由でこのシール付きのワインを多く仕入れていますが、美味しいと思った物はごく僅かです。昔のお話しですがブルゴーニュのタストヴィナージュによく騙されたものです。
世界中から注文の殺到するワインにこういったシールを見つけることは出来ません。美味しいワインはコンクールに出す必要がないからです。
もう一つワインの価格について、一部のブルゴーニュワインが異常な価格で取引されている事に注目しております。ごく一部のドメーヌのワインについてですが、これらの取引に介在する日本人のブローカーが一人で儲けているように感じるのは私だけではありません。次々にインポーターの経営が行き詰まる中、この親子だけは不況のふの字も知らないようです。著名なドメーヌを欲しがる日本人が大勢居るからこうなるわけで、味の解る人ならば何も馬鹿高いドメーヌワインに手を出さないはずなのですが・・・。

posted by:Georges :

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