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1989年11月20日

朝食もとらずにホテル前のエアフラのカウンターへ急ぐ。

 22日のボルドー・パリを早めの飛行機に変更するためだ。12:30発の便に変更完了して買い物に出かける。ロエヴェは2軒あるがやはりマドリで買っておくべきだった。店が小さいしおまけに愛想も悪い、お目当ての品を見つけるどころか追い打ちをかけるように雨粒がパラパラ。まさに風雲急を告げるが如くであった。ホテルに帰り荷物をまとめ、予定を繰り上げて空港に。戻し税の手続きのためだが案の定解り辛いし、さらにジプシーにつけ狙われる始末。危ないところだったかも知れない。
 イミグレを済ませ出発ロビーで待つ。バーでペセタを使い切ってしまおうということでワインを買い大急ぎで飲むことに。もう飛び立つ時間が迫っているのだが何らアナウンスは無い。飛行機に乗るための小さなバスがやってきたが我々のメンバーが一人来ない、T氏である。鞄の中を、上着のポケットなど懸命に探すがボーディングパスが見付からない。搭乗券がなければ当然乗せてくれないのが飛行機である。結果から申し上げると彼は乗せて貰うことが出来ず、その日1便しかないバルセロナ・ボルドーを諦め、バルセロナ・パリで一旦パリに戻り改めてパリ・ボルドー便に搭乗することになった。先に搭乗している我々の飛行機は何と小さなプロペラ機! 30席足らずだがスペイン・フランスを結ぶ国際線なので食事も付いている。

posted by:Georges :

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