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2007年03月16日

David Senia La Cuisine Moderne Française Méditerranéenne

結論から申し上げるとトリュフの味香りを満喫出来るレストランであります。敢えて何処かとは申し上げませんが酷いトリュフを平気で(知らずしてか?)供する店に辟易としておりましたが、季節の最後にしてやっとまともなトリュフを堪能することが出来ました。やはり良心あるフランス人シェフ、トリュフたる物如何にして食すべきか心得ておられます。先ずはアミューズからトリュフがあしらわれていますが写真は省略致します。京茄子にフォアグラ、オリーヴにアプリコットそしてトリュフを一口で食べるアミューズ・ブーシュ。
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次に前菜は白アスパラをメインに団扇海老にキャヴィア、うるいにトリュフと云う豪華な取り合わせ。盛り付けは芸術的ですが一皿ずつ微妙に違っているのはご愛敬でしょうか?
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本日のスープはカリフラワー(?)のポタージュにアヴォカドのカプチーノ仕立て、トリュフのスライス。トリュフの文様が見て取れますでしょうか? 良いトリュフは上質の和牛ロースのように霜降りが目立ちます。

魚料理はコロ鯛のポワレに焼きリゾット、空豆やフルーツトマトのコンフィなどいろんなガルニチュールにトリュフという黄金の皿に盛られた豪華な一品。
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メインは牛肉か鴨の選択ですが私は後者を。やはりトリュフのスライスが大盤振る舞い!
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フロマージュは盛り合わせでご覧の通り。フランス人ならではの取り合わせであります。面白いのはバナナとブルーチーズの組み合わせでしょうか。
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アヴァンデセールの苺とパッションフルーツに続き温かいチョコレートのフォンダンにクリームのソース、赤い点々は乾燥フランボワーズの粉です。
カウンターは目の前で調理されるため最上の席と思われますが奥の喫煙コーナーから煙が入ってくるので困ります。このレストランの大きな欠点はワインの不備でありますがそれをオールアバウトのガイド二人が指摘しないと云うことはワインが分かっていない証左であります。シャンパーニュは2種類、白ワイン赤ワインも数種類ずつしかオンリストされずリスト外ワインはボルドーだけというお粗末なもの。しかも大半はナパとか諸外国の物でフランスワインの充実をお願いしたいものであります。ガスコーニュの白ワインはマディランのアラン・ブリュモンが監修するというグロ・マンサンとソーヴィニョンのブレンドですが辛口とはほど遠い代物。マランジュは殆ど知られていないブルゴーニュの赤、2000年というヴィンテージですが粗いタンニンは料理の邪魔になります。チーズのとき頼んだメルローはヴァン・ド・ペイ。せっかくのトリュフでしたが合わせるワインが見当たらないというアンバランスな一面が気がかりであります。しかしワインと食事、大盤振る舞いのトリュフ追加料金を含めて一人あたり21700円は決して高くはありません。

デヴィッド・セニア 北区西天満4丁目11-5 梅新イーストホテルB1 電話06-6367-5088 要予約

投稿者 : : 2007年03月16日 10:34

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コメント

料理はまずまずですが接客に難があるかと。

他のテーブルに間違えて出した皿がこちらに来た際には閉口しました。

ワインリストもおっしゃるとおりお粗末ですね。

投稿者 dekushi : 2008年12月27日 15:50

dekushiさま

コメント有難うございます。

この記事は1年半以上前のものですので現在どうなっているかは分かりかねますが、最近行った方のお話しでは料理もワインも全てお高くなってしまったとのことであります。

あちらこちらの雑誌で騒がれたのが原因かも知れませんね。

投稿者 Georges : 2008年12月27日 16:03

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