« 二月の直心 | メイン | David Senia La Cuisine Moderne Française Méditerranéenne »
2007年03月02日
西区のとあるフレンチ
定刻より少し前に着きましたが出迎えられることもなくコートを預けるにも時間が掛かります。お客を受け入れる体制がまず整っていません。ダイニングルームはかなり狭く16席すべて着席されると息苦しいのでしょう、料理人は一度に調理出来るのは12人までだと仰ります。私から云わせてもらうとフロアの人員がまず不足しているので満足なサーヴィスが出来ないのは当たり前であります。で、そのサーヴィスする方もどういう訳か笑顔がありませんし、福島のお店同様説明だけがやたら長いのは感心しません。今日の場合、予め料理が決まっているのでメニューくらいは書いて頂きたいと願います。前置きは長くなりましたが結論を申し上げますとサーヴィス料を別に支払う値打ちはありません。現在内税表示がほぼ定着しているにも拘わらず外税方式を未だに採用しているのは甚だ疑問であります。このレストランの名前の意味をシェフ自体自覚していないと考えます。
で、お料理ですがやはり考え方が古いのでしょうか、昔の教科書通りのスタイルが垣間見えます。味は全体的にかなり濃いめでパンで中和出来たらよいのですがそのパンもまた濃い味のものを選ばれているようです。
アミューズはほんの一口、これで4人分です。
続いてフォアグラのテリーヌですがこれまたほんの一口で添えられるものも濃い味付け。テリーヌはいつ焼き上げたか訊きませんでしたが周りの色が中心部と違うのでかなり時間が経過したものであると思います。
トマトのエッセンスにのれそれとちび蛍烏賊に生雲丹、馬刀貝は貝殻付きですがかなり新鮮さに疑問です。トマトのエッセンスだけ光っていました。
馬鈴薯のニョッキにトリュフ。高級素材をふんだんに使っているようですがこのトリュフだけはそれなりの香りを放っておりました。
今日のベストはこの鱸でしょう。話題の「連山」も添えられています。
ホロホロ鳥のヴェッシー包みですがこれに使っているトリュフは黴臭いもの。みんなの手前食べましたが・・・・。
フロマージュのアソートはご立派。コースに含まれていて別料金を請求されることはありません。
名物のトリュフのブリューレですが、ブリューレされていないのが不思議です。黒いモノは一杯入っているのですが香りは白いそれを想像するもの。
ワインは安い値付けです。ボーモン・デ・クレイエールのスタンダードとカンシー04、オークセイ・デュレス04の白に、ムーラン・デュ・ブールというムーリスのクリュ・ブルジョワ01で締めました。
投稿者 : : 2007年03月02日 17:02
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://dks.moo.jp/mt332/mt-tb.cgi/766
コメント
おもてなしの精神ですか。
料理を見る限り料理学校のレシピにあるメニューという感じですね。
投稿者 dekushi : 2008年12月27日 15:54