トップページ > 食べ歩き > 確かに大人の定食屋かも知れない。

« Château Les Tours Peyrat Cuvée Vieilles Vignes 2003 AC Premières Côte de Blaye | トップページ | ワイン大学第279回定例会遊山南船場店 »

2008年05月28日

確かに大人の定食屋かも知れない。

新参者の私が申し上げるべきことではありませんが、最近ネット(口コミかも知れませんが)から聞きつけた新しい客が増えたようです。一度訪れただけで必ず翌月の予約を頼むというパターンで、一人が頼めば居合わせた客の殆どが同じ行動に出るのであります。こうなってしまうと昔から通っている客が入り辛くなってしまうのは明らか。新しい客というのは常識のある人もいれば平気でキャンセルするタイプもいるはず。雰囲気が壊れてしまうのは時間の問題かも知れません。
mm0528-1.jpg
蒸し鮑と白芋茎の加減酢。薄くスライスされた肝からはあまり旨味を感じません。素材の取り合わせは納得ですが鮑の鮮度に疑問が残ります。
mm0528-2.jpg
お椀は鯛にゅうめん、添えられるのは莢隠元で吸い口は木の芽。昆布の効いた出汁はさすがですが鯛の切り身は少し生臭い。出所の問題か鮮度でしょうか?
mm0528-3.jpg
お椀の蓋をご覧下さい、非常に凝った細工が施されています。高価なお椀なのでしょうね。
mm0528-6.jpg
向こう付けは虎魚。薄造りにその皮の湯引き、胃袋と卵巣に肝まで添えられています。しかし日頃英ちゃんで食べているものと比べると身がブヨブヨしており水気が多すぎるように思います。皮の湯引きから水槽の匂いが・・・、大人数の客が押し寄せるとどうしても魚の質が落ちてしまいます。

mm0528-7.jpg
身欠き鰊の旨煮と揚げ茄子の冷製。鰊はとても柔らかく味は極めて薄口に仕上げられて美味! 茄子は所謂揚げ浸し。このコンビに茗荷の千切りがとてもよく合います。
mm0528-8.jpg
目の前で串打ちされ唐揚げともフライとも云えない微妙な衣を纏って揚げられた琵琶湖の子鮎。串打ちの時、よく見ているとピチピチと動くのもあれば静かなままのもあります。串打つ必要があるかと聞かれたら私は不要に思います。焼くのなら必要ですが・・・・。
mm0528-9.jpg
最後は炊きたて御飯の焼き魚定食で今月は太刀魚。ですが太刀魚の味よりタレの味が強く太刀魚そのものの旨さは感じられません。英ちゃんのあの太刀魚を知ってしまうとやはり不幸になってしまいます。

デザートはペリカンマンゴー。そんなに評価出来るものではありませんが他の席からは絶賛の褒め言葉が飛び交います。

posted by:Georges :

コメント

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)