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2007年07月04日

Auxey-Duresses 1990 Domaine Bernard Delagrange

7v0704.jpg昔、ムルソー村には何度も足を運んだのですが残念ながら縁がなかったドメーヌです。ドラグランジュと云えばモンラッシェを所有していたエドモン・ドラグランジュ翁が昔は有名だったのですがドラグランジュ・バシュレとか様々なこの名前の付くドメーヌがあり、生産者とその顔が結びつきにくいのが現状でしょう。さて本邦初公開と云われるこの生産者、先ずは偉大な年1990年のオークセイ・デュレスの赤を開けてみることにします。
実は昨日届けてもらったのですが丸一日立てていただけで噴いてしまいました。コルクとの隙間が全くない程詰まっていたので危ないと思いつつ、エアコンが効いた部屋だったのでそのまま立てて置いたのが失敗の元。私の経験上外気温が25度を超えたら要注意であります。ラベルのシミはそのとき出来たもので修正せずそのまま掲載致します。お見苦しいのは何卒ご容赦ください。

さてキャップシールを取るとコルクはかなり新しいものでした。長さ45ミリのしっかりしたものでリコルクされたボトルであることが解ります。コルクには家紋と生産者元詰めの表記しかありません。外観からほとんど澱がないのでそのままグラスに注ぐことにします。

さてこのワイン、輸入元の説明によりますと「1792年ヴォルネイに設立されたドメーヌで、1972年にムルソーに移転します。ボルドー・シャトーと見紛う程立派なドメーヌで、岩盤をくりぬいた地下二層にもわたる広大なカーヴには65万本ものストックを保管する事が可能。別途ヴォルネイにも10万本のカーヴを持ちます。『ブルゴーニュの真髄は長期熟成した味わいにある』との信念の下、自社カーヴで長期熟成させてから販売するという方針を貫き、現在の名声を築きました。古酒は地下2階の温度12度のカーヴで保管。基本的にリコルクは行わず、必要と判断したボトルのみリコルクしています。 栽培においては、厳格なリュット・レゾネを実践する生産者です」とのことであります。

説明通りではないボトルもあるというのがこのワインですが、色はエッジがオレンジながらまだまだ艶のある赤色を呈し香りは極めてエレガント。最初に結構強い酸を感じたものの、後半からは熟成したブル赤の良さを遺憾なく発揮し甘さ爆発! 元々軽いワインの生産地なので濃い濃いワインではありませんが十分楽しめる一本であります。

posted by:Georges :

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