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2006年11月13日

Chiati Classico 2004 Fattoria Viticcio

v11-12.jpg先日から同じようなワインが続きますがこれも比較のためなのでお付き合い願いたいと思います。2003年はフランスなどヨーロッパ各国は異常な高温に見舞われた年であります。もともと気温がそんなに高くなることはなくエアコンの設置も疎らだったので被害が拡大したのは云うまでもありません。そんな年のワインは酸が弱いのが通例であります。事実ブルゴーニュの多くの生産者はこの年補酸を施しました。ボージョレ・プリムールは高濃度の残糖がありワインに慣れていない人々には大いに受け入られた年でもあります。まだまだ日本に於いては「甘いワイン」が持て囃される環境にあります。これはアメリカについても同じことが云える訳でパーカー・Jr.もスペクテイターも甘いワインに点数が甘いのは昔からの定説であります。アルザスのVTやSGNに対して高得点が付いている、またロワールに於いても甘口のワインに異様に高いポイントを付与しているのがその証拠でしょう。

さてこの2004年、2003年と比べるとあっさりした味わいで残糖分も少ないようです。しかし辛口の私にとってはこちらの方が心地良く飲むことが出来ます。ワインを一口含み比内地鶏の鍋と合わせるとあっさり気味が途端に濃厚な味と変化します。鴨にはブル赤、比内地鶏にはこのキアンティが合いそうです。もちろんこれは私の個人的な好みなのですが・・・。

posted by:Georges :

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